[index] CentreCOM GS900M V2シリーズ コマンドリファレンス 2.3.2

SET TRIGGER

カテゴリー:省エネ機能


SET TRIGGER=trigger-id PSMODE={SLEEP|LEDOFF|PORTOFF|POEOFF} STARTTIME=time [ENDTIME=time] [STARTDATE=date] [ENDDATE=date] [DAYS=day-list] [PORT={port-list|ALL}] [NAME=string] [POETARGET={ALLIEDTELESIS-AP|OTHER}] [STATE={ENABLED|DISABLED}] [TEST={YES|NO|ON|OFF}]

trigger-id: トリガー番号(1〜10)
time: 時刻。hh:mmの形式。hhは時(0〜23)、mmは分(0〜59)
date: 日付。yyyy-mm-ddの形式。yyyyは西暦年、mmは月(1〜12)、ddは日(1〜31)
day-list: 曜日リスト(MON、TUE、WED、THU、FRI、SAT、SUN、WEEKDAY、WEEKEND、ALLの組み合わせ。複数指定時はカンマで区切る)
port-list: スイッチポート番号(1〜。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能)
string: トリガー名。1〜40文字。空白を含む場合はダブルクォートで囲む。


エコトリガーの設定パラメーターを変更する。



パラメーター

TRIGGER: トリガー番号(1〜10)

PSMODE: パワーセーブのモード。1 つのエントリーに対して複数のモードを指定することはできない。SLEEP(本体電源をオフにしてスタンバイ状態にする)、PORTOFF(ポートの機能を停止する)、LEDOFF(ポートLED を消灯する)、POEOFF(PoEポートの給電を停止する)のいずれかを指定する。POEOFFは対応機種(GS908M V2-4PS)のみ有効。

STARTTIME: トリガーの開始時刻を指定する。

ENDTIME: トリガーの終了時刻を指定する。ENDTIMEにSTARTTIMEより前の時間を指定した場合、翌日扱いとなる。PSMODEがPORTOFF、LEDOFFもしくはPOEOFFで、ENDTIMEを指定しない場合、トリガー起動後は翌日になるまでパワーセーブモードから復帰しない。DAYS にALL 以外が指定されている場合、またはENDDATEが指定されている場合は、ENDTIMEの指定が必須。SLEEPモード中は電源再投入もしくはリセットボタンを押さないかぎり起動しないため、注意が必要。

STARTDATE: トリガーが有効な期間の開始日を指定する。DAYSと同時には指定できない。ENDDATEより後の日付は指定できない。ENDDATEの指定を省略した場合は、STARTDATEで指定した日のみトリガーが有効になる。ただし、PSMODEがSLEEPで、ENDDATE とENDTIME両方の指定を省略すると、トリガー起動後はパワーセーブモードから復帰しない。また、PSMODEがPORTOFF、LEDOFFもしくはPOEOFFで、ENDDATE とENDTIME両方の指定を省略すると、トリガーは起動したまま翌日になるまでパワーセーブモードから復帰しない。指定できる範囲は1970/1/1(01-Jan-1970)から2037/12/31(31-Dec-2037)まで。

ENDDATE: トリガーが終了する日を指定する。DAYSと同時には指定できない。STARTDATEを指定していない場合は指定できない。STARTDATEより前の日付は指定できない。指定できる範囲は1970/1/1(01-Jan-1970)から2037/12/31(31-Dec-2037)まで

DAYS: 一週間のうちトリガーを有効にする曜日を指定する。カンマ区切りで複数曜日を指定可能。WEEKDAYはMON,TUE,WED,THU,FRIと同義。また、WEEKENDはSAT,SUNと同義。ALLはすべての曜日。デフォルトはALL。STARTDATE、ENDDATEと同時には指定できない。

PORT: PSMODEがPORTOFF、LEDOFF、POEOFFのいずれかの場合対象となるポートを指定する。ポート番号、ALL(すべてのポート)のいずれかを指定する。PSMODEにPORTOFF、LEDOFFもしくはPOEOFFを指定した場合、本パラメーターを指定しなければならない。モードがPORTOFFの場合に不用意にALLが指定されると、期間内はリモートからTelnet接続しようとしたとき、どのポートからも接続できなくなるので注意。モードがPOEOFFの場合、PoEポート以外のポートを指定するとエラーとなり、ALLを指定すると全てのPoEポートが指定される。

NAME: トリガー名。SHOW TRIGGERコマンドで表示されるもので、メモとして使う。

POETARGET: PoE受電機器設定。アライドテレシス製の無線LANアクセスポイントを使用する場合はALLIEDTELESIS-APを指定し、無線LANアクセスポイントのリンクリレー機能を有効にする。この設定を行った場合、トリガー実行時に指定ポートをリンクダウンし、3分後にPoE給電を停止する。これにより無線LANアクセスポイントがシャットダウンする前に無線クライアントの接続を切断するため、無線クライアントに接続先の変更を促すことが可能となる。OTHERを指定した場合は、リンクダウンせず、即座にPoE給電を停止する。デフォルトはOTHER。本パラメータはPSMODEがPOEOFFの場合のみ有効。

STATE: トリガーの有効・無効。省略時のデフォルト値はENABLED。

TEST: トリガーをテストモードにするかどうか。テストモードのトリガーは起動されても実行せず、ログにトリガーの起動を記録するだけ。デフォルトはNO。



入力・出力・画面例

Manager > set trigger=1 psmode=sleep starttime=23:00 endtime=6:00

Operation successful.



23時から6時まで電源をダウンさせ、SLEEPモードに移行するエコトリガーを設定する
SET TRIGGER=1 PSMODE=SLEEP STARTTIME=23:00 ENDTIME=6:00



備考・注意事項

SLEEPモード中は電源再投入もしくはリセットボタンを押さないかぎり起動しないため、注意が必要。

SLEEPモードの場合は、STARTTIMEで指定した時刻にSLEEPされるが、その直後にリセットボタン、電源再投入を行った場合でもSTARTTIMEと同時刻内であれば起動後すぐにSLEEPが実行されるため注意が必要。STARTTIMEでのSLEEPを回復させる場合は、1分ほど待ってから起動する必要がある。

ENDTIMEによるSLEEPモードからの回復の確認はログでのみ確認が可能。トリガー機能が有効、かつ、SLEEPモードが設定されたコンフィグで起動すると"Power Save mode (SLEEP) ended"のログが記載される。

SLEEPモードで指定できる期間は最大28日間。28日を超える設定をした場合、終了時刻になってもスタンバイ状態が解除されない。電源ケーブル抜き差しによる電源再投入、またはリセットボタンの押下を行わないかぎり本製品は起動しない。

SLEEPモードを設定する際に、ENDTIMEの指定をせずにSTARTTIMEのみを指定すると、電源ケーブル抜き差しによる電源再投入、またはリセットボタンの押下を行わないかぎり本製品は起動しない。

PORTOFFモードを設定する際に、不用意にPORT=ALL が指定されると、期間中はいずれのポートからもTelnet やSNMP によるリモート接続ができなくなる。

設定スクリプトファイル編集中に、SLEEPモードの開始日時になると、保存前の設定内容が消去される。

POEOFFモードを設定する際に、POETARGETにALLIEDTELESIS-APを指定した場合でも、トリガーの有効期間が3分より短い場合はトリガーの終了時間が優先され、PoE給電は停止しない。(GS908M V2-4PSのみ)



関連コマンド

CREATE TRIGGER
DESTROY TRIGGER
DISABLE TRIGGER
ENABLE TRIGGER
PURGE TRIGGER
SHOW TRIGGER




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