[index] CentreCOM GS900M V2シリーズ コマンドリファレンス 2.3.2
カテゴリー:MLD Snooping
ADD MLDSNOOPING MCGROUP=ip6add [ROUTERPORT={port-list|ALL}]
ip6add: IPv6マルチキャストグループアドレス
port-list: スイッチポート番号(1〜。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能)
MLD Snoopingで使用するマルチキャストグループに関するエントリーを追加する。
SET MLDSNOOPINGコマンドのROUTERPORTパラメーターが指定されていない場合、コマンドエラーとなる。
パラメーター |
MCGROUP: MLD Snoopingの対象となるIPv6マルチキャストグループアドレスを指定する。ルーターポートを固定設定した場合で、メンバーポートからReportパケットを受信しないとき、特定のIPv6マルチキャストグループアドレス宛てのデータをルーターポートにフォワードしたいとき、IPv6マルチキャストグループアドレスを指定する。SET MLDSNOOPINGコマンドのNUMBERMULTICASTGROUPSパラメーターで設定した数のエントリーを登録できる。ただし、1つのグループが複数のVLANに所属する場合、VLANの数だけエントリーを消費する。すでに登録しているアドレスを指定した場合コマンドエラーとなる。IPv6マルチキャストデータの宛先MACアドレスはIPアドレスの下位32ビットをMACアドレスにコピーして生成する。IPv6マルチキャストアドレスはマルチキャストグループを識別するグループIDフィールドが112ビット長のフォーマットと32ビット長のフォーマットの2種類が規定されており、グループIDフィールドが112ビット長のアドレスフォーマットを使用する場合は、IPv4マルチキャストアドレスと同様にMACアドレスの重複が発生する。この場合すでにそのアドレスが登録されているものとしてコマンドエラーとなる。(ff05:0:1::1と ff05:0:8300::1は重複していると見なす)以下のような形式でマルチキャストグループアドレスを指定する。ff05:0:1::101のような省略型での指定も可能。ffXY:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:AABB:CCDD
ROUTERPORT: IPv6マルチキャストグループを追加するルーターポート。SET MLDSNOOPINGコマンドのROUTERPORTパラメーターで指定したルーターポートの範囲のポート番号、ポートリスト、ALL。デフォルト(省略時)はSET MLDSNOOPINGコマンドの ROUTERPORTパラメーターで指定したポート。
入力・出力・画面例 |
|
例 |
■ MLD Snoopingで使用するマルチキャストグループにエントリーを追加する
ADD MLDSNOOPING MCGROUP=FF02:2310:1020:3131:4312:5515:FE11:FFFF
備考・注意事項 |
マルチキャストグループに予約マルチキャストアドレスを指定した場合、意図しない動作をすることがある。
装置全体で255グループ登録できるが、SET MLDSNOOPINGコマンドのNUMBERMULTICASTGROUPSパラメーターで設定した数を超えた部分はエラーとなる。
関連コマンド |
DELETE MLDSNOOPING MCGROUP
DISABLE MLDSNOOPING
ENABLE MLDSNOOPING
SET MLDSNOOPING
SET MLDSNOOPING MCGROUP
SHOW MLDSNOOPING
参考 |
RFC2460, Internet Protocol, Version 6 (IPv6) Specification
RFC2463, Internet Control Message Protocol (ICMPv6) for the Internet Protocol Version 6 (IPv6) Specification
RFC2710, Multicast Listener Discovery (MLD) for IPv6
RFC2711, IPv6 Router Alert Option
RFC3810, Multicast Listener Discovery Version 2 (MLDv2) for IPv6
(C) 2009-2011 アライドテレシスホールディングス株式会社
PN: 613-001180 Rev.E