[index] CentreCOM GS900SSシリーズ コマンドリファレンス 1.6.19
カテゴリー:スイッチング
SET SWITCH PORT={port-list|ALL} [ACCEPTABLE={ALL|VLAN}] [DESCRIPTION=string] [MIRROR={BOTH|NONE|RX|TX}] [PRIORITY=priority] [SPEED={AUTONEGOTIATE|10MHALF|10MFULL|100MHALF|100MFULL|10MHAUTO|10MFAUTO|100MHAUTO|100MFAUTO|10-100MAUTO}] [SECURITYMODE={AUTOMATIC|SECURED}] [COMBO={FIBERAUTO|FIBER|COPPER}] [POLARITY={MDI|MDIX}] [BCLIMIT={ON|OFF}] [DLFLIMIT={ON|OFF}] [MCLIMIT={ON|OFF}]
port-list: スイッチポート番号(1〜。ハイフン[-]、カンマ[ , ]を使った複数指定も可能)
string: ポート名称。SHOW SWITCH PORTコマンドなどで表示されるもので、メモ的に使用する。20文字までの半角英数字、およびシャープ[#]、パーセント[%]、クエスチョン[?]、円マーク[\]を除く半角記号で入力する。空白を含む場合はダブルクォート[”]で囲み指定する。消去する場合は2つのダブルクォートを指定するか何も指定しない
priority: ユーザープライオリティー値(0〜7)
スイッチポートの各種設定を行う
ミラーソースポート、通信モード、受信フレームタイプ(VLANタグあり・なし)、セキュリティーモード、コンボ(共有)ポートの冗長優先などの設定を行う
パラメーター |
PORT: 対象となるスイッチポート番号またはALL。ALLを指定した場合はすべてのスイッチポートが対象となる
ACCEPTABLE: 受信可能なフレームタイプ。VLAN(VLANタグ付きフレームのみ。VID=0のプライオリティータグフレームは破棄)または、ALL(すべて)を選択する。タグなしVLAN所属ポートのデフォルトはALL。タグVLANにしか所属していないポートでは、自動的に本パラメーターがVLANに設定され変更できない
DESCRIPTION: ポート名称。SHOW SWITCH PORTコマンドなどで表示されるもので、メモ的に使用する
MIRROR: ミラーリングするトラフィックの向き。該当ポートをポートミラーリングのソースポートにしたいときに指定する。BOTH(送受信パケット)、RX(受信パケット)、TX(送信パケット)、NONE(ミラーリングしない)から選択する。デフォルトはNONE。1ポートにのみ指定可能
SPEED: ポートの通信速度とデュプレックスモードを設定する。トランクグループ所属ポートに対して本コマンドでSPEEDオプションを変更した場合、ポートレベルの設定値は変更されるが、実際の値はトランクグループ全体の設定値のまま変化しない。同ポートをトランクグループから除外した時点で設定値が有効になる。デフォルトはAUTONEGOTIATE。AUTONEGOTIATEを指定した場合、自動的にMDI/MDI-X自動認識が有効になる。固定SPEED設定時はMDI/MDI-X自動認識が無効となる。コンボポートではAUTONEGOTIATEのみ設定可能。
PRIORITY: ユーザプライオリティー値 (0〜7) を指定する。デフォルトは0
SECURITYMODE: 指定ポートのセキュリティーモードを設定。SECURED(セキュリティーモード設定)、AUTOMATIC(セキュリティーモード解除)から選択する。デフォルトはAUTOMATIC。FDB上に学習している指定ポートのダイナミックMACアドレスをスタティックMACアドレスに変換し、そのアドレスが送信元MACアドレスのパケットのみ受信する。それ以外のパケットは、不正パケットとして破棄する。スタティック登録されたMAC アドレスは、エージング機能や設定保存後のシステムのリセットによって削除されない。
COMBO: コンボポートの冗長設定。GS908SSは無効。GS916SSは15、16番ポート、GS924SSは23、24番ポートのみ有効。1000BASE-TポートとSFPポートのどちらも使用可能とする場合はFIBERAUTOを指定する(両方リンク可能な状態にある場合は、SFPポートを優先する)。SFPポートのみ使用可能とする場合は、FIBERを指定する。1000BASE-Tポートのみ使用可能とする場合は、COPPERを指定する。デフォルトはFIBERAUTO。
POLARITY: MDI/MDI-X自動認識を無効にしたときのMDI/MDI-Xを指定する。デフォルトはMDI-X。
BCLIMIT: ブロードキャストMACアドレスに対するパケットストームプロテクションの有効/無効を設定する。デフォルトは無効。DLFLIMITまたはMCLIMITをONに設定した場合、強制的にBCLIMITはONに設定される。また、DLFLIMITまたは、MCLIMITがONの場合は、BCLIMITはOFFに設定できない
DLFLIMIT: 未学習のユニキャストMACアドレスに対するパケットストームプロテクションの有効/無効を設定する。デフォルトは無効。DLFLIMITをONに設定した場合は、強制的にBCLIMITはONに設定される
MCLIMIT: マルチキャストMACアドレスに対するパケットストームプロテクションの有効/無効を設定する。デフォルトは無効。MCLIMITをONに設定した場合は、強制的にBCLIMITはONに設定される
入力・出力・画面例 |
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例 |
■ ポート1の通信モードを100MHALFに固定する
SET SWITCH PORT=1 SPEED=100MHALF
備考・注意事項 |
ポートセキュリティーが有効なポートはミラーポート、ポート認証のAuthenticatorポートに設定することはできない。また、トランクグループに所属させることもできない
トランクグループ所属ポートに対して本コマンドでSPEEDパラメーターを変更した場合、ポートレベルの設定値は変更されるが、実際の値はトランクグループ全体の設定値のまま変化しない。同ポートをトランクグループから除外した時点で設定値が有効になる
コンボポートでポートトランキングを使用する場合、COMBOパラメーターには、FIBERまたはCOPPERを指定する(GS916SSの場合、1000BASE-Tポートの15R、16RとSFPポートの15、16がコンボポート。GS924SSの場合、1000BASE-Tポートの23R、24RとSFPポートの23、24がコンボポート)
コンボポートでポートトランキング設定時、コンボポートの設定を変更した場合は、設定を保存し、システムを再起動する。設定はシステムの再起動後に有効になる
コンボポートでは、MDI/MDI-Xの設定を変更できない。また、通信モードをAUTONEGOTIATE以外に設定できない
本コマンドのSPEEDパラメーターで、固定スピード(10MHALF、10MFULL、100MHALF、100MFULL)を設定した場合、MDI/MDI-X自動認識は無効になる(有効には変更できない)。また、オートネゴシエーション(AUTONEGOTIATE、10MHAUTO、10MFAUTO、100MHAUTO、100MFAUTO)を設定した場合は、MDI/MDI-X自動認識は有効になる(無効にも変更できる)
ポートのMDI/MDI-Xの設定は、MDI/MDI-X自動認識が無効の時に有効になる
パケットストームプロテクション(BCLIMIT、DLFLIMIT、MCLIMIT)を設定する場合、BCLIMIT、DLFLIMIT、MCLIMITのON/OFF設定を全ポートで揃える必要がある
LDF検出機能、または受信レート検出機能を有効にし、ポートのアクションがBCDISCARDに設定されたポートがある場合、BCLIMIT、DLFLIMIT、MCLIMITをONに設定することはできない
default以外のタグなしVLANに所属したポートに対してACCEPTABLEパラメーターをVLANに指定し、設定を起動時設定ファイルに保存して再起動すると、エラーメッセージが表示される
関連コマンド |
ACTIVATE SWITCH PORT AUTONEGOTIATE
DISABLE SWITCH PORT
ENABLE SWITCH PORT
RESET SWITCH PORT
SHOW SWITCH PORT
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PN: 613-000924 Rev.D