[index] CentreCOM GS950シリーズ リファレンスマニュアル

Bridge(詳細設定)/Mirroring(ポートミラーリング)


   - 設定例:ポート1をミラーポートに設定する場合


ポートミラーリングの設定を行います。

ポートミラーリングは、特定のポートを通過するトラフィックをあらかじめ指定したミラーポートにコピーする機能です。
パケットを必要なポートにだけ出力するスイッチではパケットキャプチャーなどが困難ですが、ポートミラーリングを利用すれば、任意のポートのトラフィックをミラーポートでキャプチャーできます。

Note - ミラーポートに設定されたポートは通常のスイッチポートとしても機能します。したがって、ミラーしたパケットと自身のパケットが混在してキャプチャーされることになります。これを避けるためには、ミラーポートだけが所属するミラーポート用のVLANを作成していただきご利用ください。ミラーポート用VLANの作成方法は「設定例:ポート1をミラーポートに設定する場合」をご覧ください。
Note - ミラーリング対象ポートを増やすことはパフォーマンス低下につながりますのでご注意ください。ミラーリング対象ポートを増やす場合、ミラーポートの帯域を超えてしまう可能性があるため注意が必要です。

表 1
Status ミラーリングの有効/無効(Enabled/Disabled)を設定します。デフォルトは「Disabled」です。
Mirror Target Port ミラーポートに指定するポートを選択します。デフォルトは「1」です。
Ingress Port 受信ソースポートを設定します。ミラーポート以外の任意のポートを指定します。(複数選択可)
選択すると当該ポートで受信するパケットをミラーリングします。
Egress Port 送信ソースポートを設定します。ミラーポート以外の任意のポートを指定します。(複数選択可)
選択すると当該ポートから送信するパケットをミラーリングします。
Apply 設定を適用します。

 

設定例:ポート1をミラーポートに設定する場合

ポート1をミラーポートに設定する場合の、ミラーポート用VLANの作成方法は以下のとおりです。
Note - 下記の手順では、例としてミラーポート用VLANのVLAN IDを「1000」に設定しています。実際に作成する際は、使っていないVLAN IDを使用してください。
  1. Tagged VLAN画面で、新しくVLAN(VLAN ID=1000)を作成します。
    その際に、ミラーポートに設定するポート(ポート1)のみをメンバーとして所属させてください。

  2. Port Settings画面でポート1のPVIDを「1000」に設定します。

  3. Tagged VLAN画面で「Default VLAN」のポート1を「Not Member」に設定してください。
    ポート1がデフォルトVLANから削除されます。

  4. 以上で設定は終わりです。
    上記の設定を行った後、ミラーポートにポート1を設定すると、ポート1は通常のスイッチポートとしては機能しなくなります。


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