CentreCOM GS950 V2シリーズ リファレンスマニュアル

このたびは、CentreCOM GS950 V2シリーズをお買い上げいただき、誠にありがとうございます。
本マニュアルでは、本製品の設定画面について詳細に解説しています。本製品を活用するための参考資料としてご利用ください。
なお、設定を始める前に済ませておかなければならないこと、例えばスイッチやLANの配線などについては説明しておりません。これらに関しては、弊社ホームページに掲載の別冊子「取扱説明書」をご覧ください。

はじめに

対象ファームウェアバージョンについて

本マニュアルは、以下のファームウェアバージョンをもとに記述されています。
対象機種 対象バージョン
AT-GS950/10PS V2 V.2.00.005
AT-GS950/18PS V2
AT-GS950/28PS V2
AT-GS950/52PS V2
AT-GS950/10 V2
製品のご使用に当たっては、必ず弊社ホームページに掲載のリリースノートや添付書類をお読みになり、最新の情報をご確認ください。リリースノートや添付書類には、各バージョンの注意事項や最新情報が記載されています。

対象機種について

本マニュアルは、AT-GS950/10 V2、AT-GS950/10PS V2、AT-GS950/18PS V2、AT-GS950/28PS V2、AT-GS950/52PS V2を対象に記述されています。製品のご使用に当たっては、必ず弊社ホームページに掲載のリリースノートや添付書類をお読みになり、最新の情報をご確認ください。リリースノートや添付書類には、機種ごとの注意事項や最新情報が記載されています。
本製品はソフトウェアリファレンスであるため、機種ごとのハードウェア構成の違いには依存しないよう作成してありますが、特定のモデルを想定して記述している場合があります。このような箇所については、適宜ポート番号などを読み替えてくださいますようお願いいたします。

サポート機能と制限事項

原則として、本マニュアルに記載されていない機能はサポート対象外です。また、本マニュアルに記載されている機能でも、サポート対象外となることがあります。各バージョンにおける新規機能や機能の変更点、制限事項については、弊社ホームページに掲載のリリースノートや添付書類でご確認ください。

マニュアルの提供形態

本マニュアルは HTML(Hyper Text Markup Language)形式のオンラインマニュアルです。製品には同梱されておりません。弊社Webサイトにて最新バージョンを見ることができます。印刷物としては提供しておりませんので、印刷物が必要な場合はHTMLファイルをプリンターで出力してご使用ください。
本マニュアルをご覧になるには、Microsoft Edge/Mozilla FirefoxなどのWebブラウザーが必要です。HTMLフレームを使用しているためフレーム対応のブラウザーが必要ですが、JavaScript、ActiveScriptなどのスクリプト言語、Javaアプレットなどは使用しておりませんので、これらの機能はオフでもかまいません(製品本体の設定画面は、JavaScriptを使用します)。
本マニュアルは、ハイパーリンク機能を利用して、ある機能から関連する別の機能へジャンプしたり、設定例のページから設定画面のリファレンスへジャンプしたりできるように作成してあります。

マニュアルの構成

本マニュアルの構成について説明します。

章構成

本マニュアルの章は、「設定画面へのアクセス」、設定画面のメインメニュー(「System(システム設定)」など)に分けられています。
画面上部のフレームに表示されている項目が各章へのリンクです。章名をクリックすると、画面左側のフレームに節(サブメニュー)が表示されます。節のリンクをクリックすると、画面右側のフレームに設定画面などの解説が表示されます。
章構成は次のとおりです。

設定画面へのアクセス

設定の準備 本製品の設定を行うためのコンピューターの準備について
設定の開始(ログイン) 設定画面へのログインについて
メニュー/スイッチ情報/フロントパネル 設定メニューの概要とスイッチ情報/フロントパネルページについて
設定の保存(Save Settings to Flash) 各設定画面における設定の保存の仕方について
ログアウト ログアウトの仕方について
使用できる文字 使用できる文字と関連する項目について

System(システム設定)

Management(システム管理) システム名、設置場所、連絡先の設定
IPv4 Setup(IPv4設定) MACアドレス、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイの設定
IPv6 Settings サポート対象外
IP Access List サポート対象外
Administration(ログインユーザーの設定) 認証方法、ユーザー名、パスワードの設定
User Interface(ユーザーインターフェース) SNMPの有効/無効、アイドルタイムアウトの設定
System Time(システム時間) システム時間、SNTP、サマータイムの設定
SSL Settings(SSL設定) SSLの有効/無効の設定
SSH Settings(SSH設定) SSHの有効/無効の設定
DHCP Auto Configuration DHCP Auto Configuration機能の有効/無効の設定
System Log Settings(システムログ設定) タイムスタンプの有効/無効、メッセージサイズの設定、Syslogの有効/無効、SyslogサーバーIPアドレス/ファシリティー値/ログレベルの設定
OSS Information(使用しているソフトウェア) 使用しているソフトウェアについて

Physical Interface(ポート設定)

Physical Interface(ポート設定) スイッチポートの各種情報表示や設定について

Bridge(詳細設定)

Spanning Tree サポート対象外
Trunk Config(ポートトランキング設定) トランクポートの選択、トランキングの状態の設定
Mirroring(ポートミラーリング) ポートミラーリングの有効/無効、ミラーポート/受信ソースポート/送信ソースポートの設定
Loopback Detection(LDF検出) LDF検出の有効/無効、LDFの送信間隔/復帰時間の設定
Static Unicast
(MACアドレステーブル/スタティックエントリー)
MACアドレステーブルへの手動登録(スタティックエントリー)の設定
Static Multicast サポート対象外
IGMP Snooping IGMP Snoopingの有効/無効、タイムアウト時間の設定
Bandwidth Control(帯域制御) パケットストームプロテクションの有効/無効、しきい値の設定
VLAN VLANモード/802.1QタグVLAN/ポートベースVLAN/タグVLANのメンバーのポート/プライベートVLANの設定、VLANデータベースについて
GVRP サポート対象外
QoS CoS/ポートプライオリティー/DSCP/送信キューのスケジューリング方式の設定

SNMP

SNMP(概要) SNMPv1/v2cで設定できる項目、SNMPv3で設定できる項目
Engine ID(エンジンID) SNMPエンジンIDの設定
View Table(ビューのアクセス制限) MIBノードOIDとマスク、指定したOIDをビューに含めるか含めないかの設定
Group Access Table(ビューの定義) グループの指定、ビュー名、バージョン、セキュリティーレベルの設定
SNMP User Group(ユーザー/グループの作成) ユーザー名、グループ名、バージョンユーザーの認証プロトコルおよびパスワード、暗号化パスワードの設定
Community Table(コミュニティーの作成) コミュニティー名の設定、ユーザー名の指定
Trap Management サポート対象外

Access Control Config

サポート対象外

RMON

サポート対象外

Voice VLAN

サポート対象外

Security(セキュリティー設定)

Port Access Control(ポート認証) IEEE 802.1X認証(ポート認証)の設定
Dial-in User サポート対象外
RADIUS RADIUSサーバーの設定
TACACS+ サポート対象外
RADIUS Accounting Settings(RADIUSアカウンティング機能) RADIUSサーバーのアカウンティング機能の設定
Destination MAC Filter(MACアドレスフィルタリング) MACアドレスフィルタリング設定
Denial Of Service(攻撃防御) 攻撃防御機能の設定

Power over Ethernet(PoE設定)

Power over Ethernet PoEの設定

DHCP Snooping

サポート対象外

LLDP

サポート対象外

Statistic Chart(統計グラフ)

Traffic Comparison(トラフィック比較グラフ) 通信に関するポートごとの比較グラフ
Error Group(エラー別グラフ) 各ポートの通信エラー別のグラフ
Historical Status(履歴グラフ) 任意のポートの統計情報履歴のグラフ

Tools(マネージメント)

Firmware Upgrade(ファームウェアアップグレード) HTTP/TFTP経由でのファームウェアアップグレード
Config File Backup/Restore(設定ファイルの操作) HTTP/TFTP経由での設定ファイルのアップロード/ダウンロード
LED ECO Mode(エコ LED) LEDの省電力モード(エコ LED)の設定
IEEE 802.3az EEE IEEE 802.3az 省電力イーサネット(Energy Efficient Ethernet)機能の設定
Reboot(再起動) 再起動
Ping(Pingテスト設定) Pingテスト実行と結果の確認

表記について

本マニュアルにおける各種表記について説明します。

本製品

本マニュアルでは、前記対象バージョンのファームウェアを搭載した前記対象製品を「本製品」と総称します。
各製品ごとに説明が異なる場合は、製品名を明記します。

設定例では、IPアドレス、ドメイン名、ログイン名、パスワードなどに具体的な文字列や値を使用していますが、これらは例として挙げただけの架空の存在です。実際に運用を行う場合は、お客様の環境におけるものをご使用ください。
また、本書の設定例はあくまでも説明のためのサンプルです。お客様の環境に適した設定を行う際の参考としてください。

最新情報

製品の出荷後は、弊社Webサイトでマニュアルなどの正誤情報や改版されたマニュアル、アップデートされたファームウェアなどの最新の情報を公開しています。
http://www.allied-telesis.co.jp/

ユーザーサポート

機能に関するご質問や、障害回避などのユーザーサポートは、ユーザーマニュアル記載の「サポートに必要な情報」をご確認のうえ、弊社サポートセンターへご連絡ください。
アライドテレシス株式会社 サポートセンター
http://www.allied-telesis.co.jp/support/info/
フリーダイヤル: 0120-860772
携帯電話/PHS からは: 045-476-6203
月~金(祝・祭日を除く) 9:00 ~ 12:00
            13:00 ~ 17:00

ご注意

(C) 2021-2025 アライドテレシスホールディングス株式会社

商標について

マニュアルバージョン

設定画面へのアクセス / 設定の準備

設定環境
コンピューターのIPアドレスの変更


設定環境

本製品の設定はWebブラウザーから行います。下記のWebブラウザーがインストールされたコンピューターを用意してください。
Note
リリース済みの最新のバージョンをご利用ください。
Note
設定用コンピューターでJavaScriptを有効にする場合は、本製品のGUIへのアクセスに対してJavaScriptを有効にしてください。
Note
Microsoft EdgeはChromiumベースが対象です。また、Internet Explorerモードは未サポートです。
Note
Webブラウザーのキャッシュの影響によって設定画面が正常に表示されないことがあります。その場合は、キャッシュをクリアしてください。
また、本製品ご購入時のIPアドレス、管理者の初期のUser NameとPasswordは下記のとおりです。

コンピューターのIPアドレスの変更

設定用コンピューターのIPアドレスを、本製品のIPアドレスの設定に合わせて変更します。ここでは、Windows 7を使用する場合を例として説明します。
  1. 「スタート」→「コントロールパネル」をクリックします。
    「コントロールパネル」の「ネットワークの状態とタスクの表示」リンクをクリックします。

  2. 「ローカルエリア接続」リンクをクリックします。

  3. 「プロパティ」ボタンをクリックします。

  4. 「インターネット プロトコル バージョン4(TCP/IPv4)」を選択して、「プロパティ」ボタンをクリックしてください。

  5. 「IPアドレス」と「サブネットマスク」に値を入力し、「OK」ボタンをクリックしてください。
    「IPアドレス」には「192.168.1.xxx」(xxxは、1から254までの値)を、「サブネットマスク」には「255.255.255.0」を設定します。
    変更前のIPアドレスは、メモをとるなどして記録しておくことをお勧めします。
    Note
    本製品のデフォルトのIPアドレス「192.168.1.1」と重複しないように設定してください。

  6. 「ローカルエリア接続のプロパティ」ウィンドウに戻ります。「OK」をクリックし、ウィンドウを閉じてください。

設定画面へのアクセス / 設定の開始(ログイン)

本製品にログインする方法について説明します。ログインの手順は、次のとおりです。

  1. Webブラウザーを起動し、アドレス欄に「http://192.168.1.1/」を入力してEnterキーを押してください。

  2. ログイン画面が表示されます。「User Name」「Password」を入力し、「Sign in」ボタンをクリックしてください。
    ご購入時の「User Name」「Password」は、それぞれ「manager」「friend」です。
    入力したパスワードは、「●」で表示されます。

  3. ログインすると「ナビゲーションメニュー」と「Switch Information」画面が表示されます。
    Note
    デフォルトでは、セッションタイムアウトは10分です。何も操作しない状態で10分が経過した後に、設定画面に操作を加えようとするとログイン画面が表示されます。セッションタイムアウトの時間を変更するには、「System(システム設定) / User Interface(ユーザーインターフェース)」の「Web Idle Timeout」から設定します。
    Note
    ログインユーザーを追加するには、「System(システム設定) / Administration(ログインユーザーの設定)」を参照してください。本製品は最大12セッションの同時接続が可能です。
    Note
    デフォルトのパスワードを使い続けることはセキュリティー上好ましくありませんので、初回ログイン時に変更することをおすすめします。パスワードを変更するには、「System(システム設定) / Administration(ログインユーザーの設定)」を参照してください。

設定画面へのアクセス / メニュー/スイッチ情報/フロントパネル

ナビゲーションメニュー
Switch Info(スイッチ情報)
Front Panel(フロントパネル)


ナビゲーションメニュー

Web設定画面の左側には、ナビゲーションメニューがあります。
Note
ナビゲーションメニューの項目は、対象機種やファームウェアのバージョンによって異なる可能性があります。

先頭にフォルダーアイコンを持つメニュー項目はサブメニューを持ちます。
フォルダーアイコンの左の「+」をクリックすると、フォルダーが開いてその下にサブメニューが表示され「+」は「-」に変わります。
「-」をクリックすると、フォルダーは閉じサブメニューは表示されなくなり「-」は「+」に変わります。

各々のナビゲーションメニュー項目をクリックすると、右側に設定内容が表示されます。
Note
設定画面が完全に表示される前に、ナビゲーションメニューの別のリンクへの移動を繰り返し行うと、設定画面が応答しなくなることがあります。この状況になった場合は、Webブラウザーを閉じ設定画面に再ログインしてください。

Switch Info(スイッチ情報)

本製品に関する情報を表示します。

表 1
System Up For システムが起動してからの稼働時間を表示します。
最大値は497日2時間27分53秒です。最大値を超えた場合は0秒に戻ります。
Runtime Image 動作中のファームウェアバージョンを表示します。
Boot Loader 動作中のブートローダーのバージョンを表示します。
Version 機器のバージョンを表示します。
DRAM Size DRAM容量を表示します。
Flash Size フラッシュメモリー容量を表示します。
System Name システム名を表示します。
System Location 設置場所を表示します。
System Contact 連絡先を表示します。
MAC Address MACアドレスを表示します。
IP Address IPアドレスを表示します。
Subnet Mask サブネットマスクを表示します。
Default Gateway デフォルトゲートウェイを表示します。
IPv6 Information IPv6に関する情報を表示します。サポート対象外のため、情報は表示されません。
Automatic Network Features サポート対象外のため、常に「Disabled」が表示されます。

Front Panel(フロントパネル)

本製品のポートの状態を、フロントパネルのイメージで表示します。

ポートの表示には、以下の種類があります。

設定画面へのアクセス / 設定の保存(Save Settings to Flash)

設定内容は「Apply」ボタンのクリックによってただちに本製品に反映されますが、ランタイムメモリー上にあるため、本製品を再起動すると消去されます。
再起動後にも同じ設定で運用したい場合は、設定内容をフラッシュメモリーに保存します。

Note
設定の保存中は、一時的に応答を停止します。
  1. ナビゲーションメニューの「Save Settings to Flash」をクリックしてください。
  2. Save Settings to Flash ページが表示されます。「Save Settings to Flash」ボタンをクリックしてください。

  3. 保存が成功したことを伝えるメッセージが表示されます。「OK」ボタンをクリックしてください。

設定画面へのアクセス / ログアウト

Web設定ウィンドウよりログアウトするには、Webブラウザーを終了してください。

設定画面へのアクセス / 使用できる文字

使用できる文字
関連する項目


使用できる文字

Web GUIで指定する文字列パラメーター(ユーザー名、パスワード、ビュー名など)に使用できる文字は、以下です。
以下の記号の使用はサポート対象外となりますのでご注意ください。
    |:;"'<,>?/\

関連する項目

関連する項目は、以下です。
System(システム設定)/Management(システム管理)
Bridge(詳細設定)/VLAN
SNMP
Security(セキュリティー設定)
    RADIUS Shared Secret
下記の項目の使用可能文字については、各パラメーターの説明をご覧ください。
System(システム設定)/Administration(ログインユーザーの設定)
Security(セキュリティー設定)
    NAS ID:半角英数字(大文字小文字の区別有り)と半角スペース

System(システム設定) / Management(システム管理)

本製品の基本情報を設定します。

表 1
System Description 製品名を表示します。
System Object ID システムオブジェクトIDを表示します。
System Name システム名を設定します。0~15文字まで指定可能です。
System Location 設置場所を設定します。0~30文字まで指定可能です。
System Contact 連絡先を設定します。0~30文字まで指定可能です。
Apply 設定を適用します。

System(システム設定) / IPv4 Setup(IPv4設定)

本製品のIPアドレス情報に関する設定を行います。

Note
IPアドレスを変更すると、本製品との通信が切断されます。設定を継続する場合は、変更後のIPアドレスでWeb設定画面に再ログオンしてください。
Note
本製品を複数台使用する場合や、すでにIPアドレス「192.168.1.1」を使用しているネットワークの場合は、本製品を使用する前にIPアドレスの設定変更が必要です。

表 1
System MAC Address MACアドレスを表示します。
System IP Address IPアドレスを設定します。デフォルトは「192.168.1.1」です。
System Subnet Mask サブネットマスクを設定します。デフォルトは「255.255.255.0」です。
System Default Gateway デフォルトゲートウェイを設定します。デフォルトは「0.0.0.0」です。
System IP Mode IPアドレスの取得方法を設定します。Static/DHCP/BootPが選択できますが、「DHCP」「BootP」はサポート対象外です。
デフォルトは「Static」ですので、デフォルト設定のまま、お使いください。
Apply 設定を適用します。

System(システム設定) / IPv6 Settings ※サポート対象外

Note
下記の画面はサポート対象外です。

IPv6 System Settings※サポート対象外


IPv6 Neighbor Settings※サポート対象外


System(システム設定) / IP Access List ※サポート対象外

Note
下記の画面はサポート対象外です。

System(システム設定) / Administration(ログインユーザーの設定)

ログインユーザーの追加
ログインユーザー編集
ログインユーザーの削除


本製品へのログインユーザーを管理します。

表 1
User Authentication Method ユーザー認証方式を設定します。
Local/Local&RADIUS/Local&TACACS+が選択できますが、「Local&TACACS+」はサポート対象外です。
デフォルトは「Local」です。
Apply 設定を適用します。
User Name ユーザー名を設定します。1~12文字まで指定可能です。
デフォルトでは「manager」が設定されています。
Password パスワードを設定します。1~12文字まで指定可能です。
Confirm Password 確認のため、同じパスワードを再入力します。
デフォルトでは「friend」が設定されています。
Action ログインユーザーに対する操作を選択します。
「Modify」をクリックすると、クリックしたログインユーザーの内容を変更します。
「Delete」をクリックすると、クリックしたログインユーザーを削除します。
デフォルト設定の「manager」「friend」は削除できません。

ログインユーザーの追加

  1. ログインユーザーを追加するには、「User Name」と「Password」と「Confirm Password」を入力し、「Add」をクリックします。

  2. 「Add」をクリックすると、画面下部の表に追加したユーザーが表示されます。

    Note
    本製品は最大12セッションの同時接続が可能です。

ログインユーザー編集

  1. ログインユーザーの編集は、「Modify」ボタンから行います。

  2. 「Modify」をクリックすると、ログインユーザーの編集画面(Modify Administration)が表示されます。

ログインユーザーの削除

  1. ログインユーザーを削除するには、「Delete」ボタンから行います。

  2. 「Delete」をクリックすると、削除されます。
    Note
    デフォルトで設定されている、ログインユーザー「manager」は削除することはできません。パスワード「friend」の変更は可能です。

System(システム設定) / User Interface(ユーザーインターフェース)

ネットワーク管理プロトコルSNMP(Simple Network Management Protocol)の有効/無効の設定、タイムアウト時間などの設定を行います。
SNMPの詳細設定については、「SNMP / SNMP(概要)」を参照してください。

表 1
SNMP Agent SNMPのEnabled/Disabled(有効/無効)を設定します。
デフォルトは「Enabled」です。
Web Server Status Webサーバーの状態を表示します。
本製品では、常時有効(Enabled)です。
CLI(Telenet) Status サポート対象外です。
Web Idle Timeout タイムアウトを設定します。
3~60分を指定可能です。デフォルトは「10(min)」です。
Group Interval サポート対象外です。
CLI Idle Timeout サポート対象外です。
Apply 設定を適用します。

System(システム設定) / System Time(システム時間)

System Time
Date/Time Settings
Clock Mode
Local time Settings
Simple Network Time Protocol(SNTP) Settings
Additional Time Parameters


システム時間、SNTP(Simple Network Time Protocol)、Daylight Saving Time(サマータイム)の設定を行います。
本製品では、システム時間の手動設定、および、SNTPを利用した時刻設定が可能です。
SNTPを利用すると、ネットワーク上のSNTPサーバーから時刻情報を取得し、システムの時計を常に正確にあわせておくことができます。
本製品はリアルタイムクロックを内蔵していないため、システムを再起動するたびに時刻をあわせる必要があります。
これは、手動で行うこともできますが、SNTPサーバーにアクセスできる環境では、SNTPの利用をおすすめします。

System Time

システム時間の設定を表示します。

表 1
Clock Mode 現在設定されている、Clock Modeが表示されます。
Current Time 現在設定されている、システム時間が表示されます。
Time Zone 現在設定されている、協定世界時(UTC)からのオフセットが表示されます。

Date/Time Settings

内蔵時計とSNTPに関する設定を行います。

Clock Mode

Clock Modeの設定を行います。
表 2
Local Time 本製品に内蔵された時計機能により日時を管理します。「Local time Settings」から、手動で時間を設定します。
時間が経つにつれて、正しい日時とのずれや、複数の本製品間の日時のずれが大きくなっていきます。
また、本製品はリアルタイムクロック機能(電池によってバックアップされる時計)を持たないため、電源のオフや設定画面の「再起動」ボタンによってシステム時刻は設定前の状態に戻ります。
デフォルトは「Local Time」です。
SNTP 本製品の日時をSNTPサーバーに同期します。
正しい日時とのずれを最小に、また複数の本製品の日時をほぼ同一に保つことができます。

Local time Settings

内蔵時計の日付と時刻の設定を行います。
表 3
Date Settings(YYYY:MM:DD) 日付を入力します。(年/月/日)デフォルトは「2009/1/1」です。
Time Settings(HH:MM:SS) 時刻を入力します。(時:分:秒)デフォルトは「00:15:59」です。
Apply 設定を適用します。

Simple Network Time Protocol(SNTP) Settings

SNTPに関する設定を行います。
表 4
SNTP Primary Server 時刻同期をとるSNTPプライマリーサーバーのIPアドレスを設定します。
IPv6はサポート対象外です。デフォルトは「0.0.0.0」です。
SNTP Secondary Server 時刻同期をとるSNTPセカンダリーサーバーのIPアドレスを設定します。
IPv6はサポート対象外です。デフォルトは「0.0.0.0」です。
SNTP Poll Interval ポーリング間隔を設定します。1~60分を指定可能です。デフォルトは「1(min)」です。
Time Zone 協定世界時からのオフセットを指定します。定義済みのタイムゾーン名をリストから選択します。
デフォルトは「(GMT+09:00) Osaka,Sapporo,Tokyo」です。
Apply 設定を適用します。

Additional Time Parameters

Note
下記の画面はサポート対象外です。

System(システム設定) / SSL Settings(SSL設定)

SSL機能の有効/無効の設定を行います。
SSLを有効にすると、HTTPSプロトコルを使用し、設定画面との通信を暗号化し盗聴を防ぎます。

表 1
SSL Status SSLのEnabled/Disabled(有効/無効)を設定します。デフォルトは「Disabled」です。
Apply 設定を適用します。

System(システム設定) / SSH Settings ※サポート対象外

Note
下記の画面はサポート対象外です。

System(システム設定) / DHCP Auto Configuration

DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)のAuto Configuration機能の有効/無効の設定を行います。
DHCP Auto Configuration機能を有効にすると、製品起動時に、DHCPサーバーを介して自動的に設定ファイルを更新します。

表 1
Auto Configuration State Auto Configuration機能のEnabled/Disabled(有効/無効)を設定します。デフォルトは「Disabled」です。
Apply 設定を適用します。

System(システム設定) / System Log Settings(システムログ設定)

ログ機能(Syslog)の設定を行います。

表 1
Time Stamp タイムスタンプ機能のEnabled/Disabled(有効/無効)を設定します。デフォルトは「Enabled」です。
Messages Buffered Size(1~200) メッセージバッファーサイズを1~200文字で指定します。デフォルトは「50」です。
Syslog Status SyslogのEnabled/Disabled(有効/無効)を設定します。デフォルトは「Disabled」です。
Syslog Server IP Syslogのメッセージの転送先IPアドレスを指定します。
IPv6はサポート対象外です。デフォルトは「0.0.0.0」です。
Facility Syslogサーバーへ送信するログファシリティー値(local0~local7)をリストから選択します。
指定したファシリティーのメッセージだけが出力されます。デフォルトは「local0」です。
Logging Level メッセージのログレベルを指定します。
指定したレベル以上のメッセージだけが出力されます。デフォルトは「Info」です。
Alert:ただちに対処を要する状況であることを示します。
Critical:重大な問題が発生したことを示します。
Warning:警告メッセージ
Info:通常運用における詳細情報
Apply 設定を適用し、ログメッセージを表示します。
Clear 設定をリセットします。
Refresh 最新の情報に更新します。

System(システム設定) / OSS Information(使用しているソフトウェア)

本製品で使用しているソフトウェアの著作権表示、使用許諾条件を表示するページです。

Physical Interface(ポート設定) / Physical Interface(ポート設定)

スイッチポートの各種情報表示や設定を行います。

Note
「All」の行で「Mode」を設定しても、SFPポートに対しては反映されません。

表 1
Port ポート番号を示します。
「All」の行では、すべてのポートに対して一括で設定を行うことができます。
ただし、「Mode」の設定はSFPポートに対しては適用されません。
「Ignore」を選択しているときには、Allの行の設定が適用されません。
Trunk トランキングの状態を表示します。ポートがトランクグループに所属しない場合は「-」を、所属する場合はトランクIDを表示します。
Type ポートの種類(1000TX、1000X)を表示します。
1000TXは10/100/1000BASE-T ポート、1000XはSFPポートを意味します。
Link Status リンクの状態を表示します。
リンクが確立している場合は「Up」を、リンクが確立していない場合は「Down」を表示します。
Admin Status スイッチポートの有効/無効(Enabled/Disabled)を表示/設定します。
「Disabled」にすると、ポートがリンクダウンします。
デフォルトは「Enabled」です。
Mode 通信モードを表示/設定します。Auto、1000/Full、100/Full、100/Half、10/Full、10/Half。
SFPポートでは、「Auto」「1000/Full」以外の通信モードへの設定変更はできません。
デフォルトは「Auto」です。
10/100/1000BASE-Tポートは、Auto設定でリンクアップすると、実際の速度とデュプレックスが括弧内に表示されます。例えば Auto(1000F)。
Jumbo Jumboフレームの有効/無効(Enabled/Disabled)を表示/設定します。デフォルトは「Enabled」です。
Flow Ctrl フローコントロールの有効/無効(Enabled/Disabled)を表示/設定します。デフォルトは「Disabled」です。
EAP EAP透過の有効/無効(Enabled/Disabled)を表示/設定します。デフォルトは「Disabled」です。
BPDU BPDU透過の有効/無効(Enabled/Disabled)を表示/設定します。デフォルトは「Enabled」です。
なお、スパニングツリー機能はサポート対象外です。BPDU透過の有効・無効にかかわらず、スパニングツリーは無効のままお使いください。
Action 「Apply」をクリックすると、対象ポートの設定を適用します。

Bridge(詳細設定) / SpanningTree※サポート対象外

Note
下記の画面はサポート対象外です。

Protocol Settings※サポート対象外


Port Settings※サポート対象外


MST Settings※サポート対象外


Instance Information※サポート対象外


MST Port Settings※サポート対象外


Bridge(詳細設定) / Trunk Config(ポートトランキング設定)

Trunking
LACP Group Status※サポート対象外
Port Priority※サポート対象外


ポートトランキングは複数の物理ポートを束ねてスイッチ間の帯域幅を拡大する機能です。
束ねたポートはトランクグループと呼ばれ、論理的に1本のポートとして扱われます。
トランクグループは、VLAN内でも単一ポートとして認識されます。
また、トランクグループ内のポートに障害が発生しても残りのポートで通信が継続できるため、信頼性を向上します。

Trunking

ポートトランキング(IEEE 802.3ad Manual Configuration)の設定を行います。
Note
トランクグループは、すべて同一メディアタイプのポートで構成してください。たとえば、トランクグループ内に1000BASE-SXポートと1000BASE-LXポートを混在させるような構成はサポート対象外です。また、同一メディアタイプであっても、トランクグループ内にSFPポートと本体ポートを混在させる構成はサポート対象外です。
Note
ポートトランキング機能を無効にすると、すべての項目がデフォルト値に戻ります。

表 1
Trunk ID 設定対象のトランクIDを示します。
ポート トランクグループに含めるポートを選択します。
AT-GS950/10 V2、AT-GS950/10PS V2では1~10、AT-GS950/18PS V2では1~18、AT-GS950/28PS V2では1~28、AT-GS950/52PS V2では1~52が選択できます。
それぞれのトランクグループには、8ポートまで所属させることが可能です(ポートは隣接していなくてもかまいません)。
ただし、1つのポートを複数のトランクグループに所属させることはできません。
状態 トランキングの状態(Active/Passive/Manual/Disable)を設定します。デフォルトは「Disable」です。
Active:サポート対象外です。
Passive:サポート対象外です。
Manual:選択したポートでトランクグループを作成します。
Disable:トランキングを無効に設定します。
Apply 設定を適用します。

LACP Group Status※サポート対象外

Note
下記の画面はサポート対象外です。

Port Priority※サポート対象外

Note
下記の画面はサポート対象外です。

Bridge(詳細設定) / Mirroring(ポートミラーリング)

設定例:ポート1をミラーポートに設定する場合


ポートミラーリングの設定を行います。
ポートミラーリングは、特定のポートを通過するトラフィックをあらかじめ指定したミラーポートにコピーする機能です。
パケットを必要なポートにだけ出力するスイッチではパケットキャプチャーなどが困難ですが、ポートミラーリングを利用すれば、任意のポートのトラフィックをミラーポートでキャプチャーできます。
Note
ミラーポートに設定されたポートは通常のスイッチポートとしても機能します。したがって、ミラーしたパケットと自身のパケットが混在してキャプチャーされることになります。これを避けるためには、ミラーポートだけが所属するミラーポート用のVLANを作成していただきご利用ください。ミラーポート用VLANの作成方法は「設定例:ポート1をミラーポートに設定する場合」をご覧ください。
Note
ミラーリング対象ポートを増やすことはパフォーマンス低下につながりますのでご注意ください。ミラーリング対象ポートを増やす場合、ミラーポートの帯域を超えてしまう可能性があるため注意が必要です。

表 1
Status ミラーリングの有効/無効(Enabled/Disabled)を設定します。デフォルトは「Disabled」です。
Mirror Target Port ミラーポートに指定するポートを選択します。デフォルトは「1」です。
Ingress Port 受信ソースポートを設定します。ミラーポート以外の任意のポートを指定します。(複数選択可)
選択すると当該ポートで受信するパケットをミラーリングします。
Egress Port 送信ソースポートを設定します。ミラーポート以外の任意のポートを指定します。(複数選択可)
選択すると当該ポートから送信するパケットをミラーリングします。
Apply 設定を適用します。

設定例:ポート1をミラーポートに設定する場合

ポート1をミラーポートに設定する場合の、ミラーポート用VLANの作成方法は以下のとおりです。
Note
下記の手順では、例としてミラーポート用VLANのVLAN IDを「1000」に設定しています。実際に作成する際は、使っていないVLAN IDを使用してください。
  1. Tagged VLAN画面で、新しくVLAN(VLAN ID=1000)を作成します。
    その際に、ミラーポートに設定するポート(ポート1)のみをメンバーとして所属させてください。
  2. Port Settings画面でポート1のPVIDを「1000」に設定します。
  3. Tagged VLAN画面で「Default VLAN」のポート1を「Not Member」に設定してください。
    ポート1がデフォルトVLANから削除されます。
  4. 以上で設定は終わりです。
    上記の設定を行った後、ミラーポートにポート1を設定すると、ポート1は通常のスイッチポートとしては機能しなくなります。

Bridge(詳細設定) / Loopback Detection(LDF検出)

Loopback Detection


Loopback Detection(LDF検出)の設定を行います。
LDFは、宛先MACアドレス(CF-00-00-00-00-00)、イーサタイプ(9000)を持ったマルチキャストフレームです。
LDF検出機能を有効にしたポートでは、一定時間ごとにLDF検出フレームを送出します。
機器にLDF検出フレームが戻ってくる場合、LDF検出フレームの送信元MACアドレスと機器自身のMACアドレスが一致すると、ループ状態と判断します。
ループが検出されると、ポートを無効化し、リンクダウンします。
指定した時間(Recover Time)が経過すると、自動的にポート無効実行前の状態に戻ります。
Note
LDF検出機能を無効にすると、すべての項目がデフォルト値に戻ります。
Note
接続される機器によってはLDF検出フレームが破棄される可能性があるため、LDF検出フレームが他製品を経由する場合、または、同一ネットワーク内にLDF検出機能が動作している他製品が設置されている場合は、事前に検証を行ったうえで導入してください。
Note
配下のHUBやスイッチにて輻輳などによりLDFが消失した場合、ループを検出できない場合があります。

表 1
State LDF検出の有効/無効(Enabled/Disabled)を設定します。デフォルトは「Disabled」です。
Interval LDFの送信間隔を設定します。1~32767秒を指定可能です。デフォルトは「2(sec)」です。
Recover Time ポートが無効になった後に、自動的にポート無効実行前の状態に戻るまでの時間。60~1000000秒を指定可能です。
「0(sec)」に指定すると、手動でリセットされるまで、ポート無効実行前の状態には戻りません。
手動でリセットするには、LDF検出をDisabled(無効)にするか、「Recover Time」を60~1000000秒の範囲で指定します。
Apply 設定を適用します。

Loopback Detection

LDF検出機能を有効にすると、画面下部でポートごとに有効/無効の設定が行えます。
また、LDF検出機能を有効にしたポートでは、ループ検出状態を確認することができます。

表 2
Port 詳細設定するポートを指定します。
Loopback Detection State LDF検出の状態を選択します。デフォルトは「Disabled」です。
Ignore:Allの行の設定が適用されないことを示しています。
Enabled:選択したポートのLDF検出を有効にします。ここを有効にする前に、画面上部の「State」をEnabled(有効)にする必要があります。
Disabled:選択したポートのLDF検出を無効にします。
Allの行で「Enabled」もしくは「Disabled」を選択すると、すべてのポートに適用されます。
Loop Status ループ検出状態を表示します。
通常は「Normal」が表示されており、ループ状態の場合は「Loop」が表示されます。
Action 「Apply」をクリックすると、設定を適用します。

Bridge(詳細設定) / Static Unicast(MACアドレステーブル/スタティックエントリー)

Static Unicast Table


MACアドレスを手動でフォワーディングデータベース(MACアドレステーブル)に登録する設定を行います。
フォワーディングデータベースは、スイッチが受信フレームの転送先ポートを決定するために使用するデータベースです。
本製品は最大16Kのアドレスを登録できます。
フォワーディングデータベースには、ポートとそのポート番号に接続された機器のMACアドレスを登録します。
手動で登録するスタティックエントリーと、学習機能により自動で登録するダイナミックエントリーの2種類があります。
Note
ダイナミックエントリーについては、「Bridge(詳細設定) / VLAN」の「Dynamic Forwarding Table」を参照してください。
スイッチは、フレームの宛先MACアドレスをキーにFDBを検索して出力ポートを決定します。宛先アドレスがFDBに登録されていない場合は、同一のVLANに所属するすべてのポート(受信ポートを除く)からフレームを出力します(フラッディング)。
手動で登録したスタティックエントリーは、ナビゲーションメニューの「Save Settings to Flash」から設定をファイルに保存すれば、フォワーディングデータベースから削除されることはありません。
Note
設定の保存については、「設定画面へのアクセス / 設定の保存(Save Settings to Flash)」を参照してください。

表 1
802.1Q VLAN MACアドレスをタグVLANに登録したい場合は、こちらにチェックを付け、VLAN IDを指定します。
タグVLANの設定は「Bridge(詳細設定) / VLAN」の「Tagged VLAN」を参照してください。
Port-Based VLAN MACアドレスをポートベースVLANに登録したい場合は、こちらにチェックを付け、VLAN Indexを指定します。
ポートベースVLANの設定は「Bridge(詳細設定) / VLAN」の「Port-Based VLAN」を参照してください。
MAC Address 登録したいMACアドレスを入力します。
Port Member 登録したいMACアドレスが所属するポートを選択します。
Apply 設定を適用します。

Static Unicast Table

手動で登録したエントリーが画面下部に表示されます。
Note
下記は表示例です。

表 2
VLAN ID 登録したVLAN IDが表示されます。
MAC Address 登録したMACアドレスが表示されます。
Port Member 選択したポートが表示されます。
Action 「Modify」をクリックすると、クリックしたエントリーの内容を変更します。
「Delete」をクリックすると、クリックしたエントリーを削除します。
Delete All 登録したエントリーをすべて削除します。

Bridge(詳細設定) / Static Multicast ※サポート対象外

Note
下記の画面はサポート対象外です。

Bridge(詳細設定) / IGMP Snooping

IGMP Snooping Settings
Show result per 802.1Q VLAN ID
Show result per port-based VLAN Index
IGMP Snooping Router Port


IGMP Snoopingの設定を行います。
IGMP Snoopingは、VLAN環境において不要なマルチキャストトラフィックをフィルタリングする機能です。
本製品はIGMPv1/v2スヌーピング機能をサポートしています。
IGMP Snoopingを使わない場合、マルチキャストパケットはサブネット(VLAN)単位で配送されるため、VLANにグループメンバーが1台でもいると、所属するすべてのポートにパケットが転送されてしまいます。
IGMP Snoopingを有効にすると、本製品は各ポートで交換されるIGMPメッセージを監視して、メンバーの存在するポートにだけ該当グループのトラフィックを配送するようになります。

IGMP Snooping Settings


表 1
Status IGMP Snoopingの有効/無効(Enabled/Disabled)を設定します。デフォルトは「Disabled」です。
Age-Out Timer IGMP Snooping有効時、グループ作成後Membership Reportを受信しなくなってから、グループを解除するまでの時間を設定します。
デフォルトは「260(sec)」です。
Querier Status サポート対象外です。
Query Interval サポート対象外です。
Max Response Time サポート対象外です。
Robustness Variable サポート対象外です。
Last Member Query Interval サポート対象外です。
Router Timeout サポート対象外です。
Apply 設定を適用します。

Show result per 802.1Q VLAN ID

タグVLANに所属しているマルチキャスト受信者の情報を表示します。

Show result per port-based VLAN Index

ポートベースVLANに所属しているマルチキャスト受信者の情報を表示します。

IGMP Snooping Router Port

Note
下記の画面はサポート対象外です。

Bridge(詳細設定) / Bandwidth Control(帯域制御)

Storm Control
Ingress Rate Limiting※サポート対象外
Egress Rate Limiting※サポート対象外


ポートの帯域制御について設定します。

Storm Control

パケットストームプロテクションの設定を行います。
パケットストームプロテクションは、ブロードキャスト/マルチキャスト/未学習のユニキャストフレーム(DLF)の受信レートに上限を設定し、パケットストームを防止するための機能です。
設定値を上回るレートでこれらのフレームを受信した場合、フレームは破棄されます。
制限できるのは以下のフレームです。

表 1
Port 設定対象のポートを示します。「All」の行では、すべてのポートに対して一括で設定を行うことができます。
「Ignore」を選択しているときには、Allの行の設定が適用されません。
DLF DLF(未学習ユニキャスト)の有効/無効(Enabled/Disabled)を設定します。デフォルトは「Disabled」です。
Broadcast ブロードキャストの有効/無効(Enabled/Disabled)を設定します。デフォルトは「Disabled」です。
Multicast マルチキャストの有効/無効(Enabled/Disabled)を設定します。デフォルトは「Disabled」です。
Threshold しきい値を設定します。1~22194を指定可能です。デフォルトは「22194」(64pps×22194=1,420,416pps)です。
SFPインターフェースでは1~232を指定可能です。
Action 「Apply」をクリックすると、設定を適用します。
Note
GUI上では「64pps × (設定値)」の表示ですが、SFPインターフェースにおいては「6400pps × (設定値)」になります。そのため、デフォルトの「22194」では使用できませんので、必ず1~232の範囲に設定してください。

Ingress Rate Limiting※サポート対象外

Note
下記の画面はサポート対象外です。

Egress Rate Limiting※サポート対象外

Note
下記の画面はサポート対象外です。

Bridge(詳細設定) / VLAN

VLAN Mode
Tagged VLAN
Tagged VLAN Table
タグVLANの設定手順:VLANタグ対応サーバーの共用
Port-Based VLAN
Port-Based VLAN Table
ポートベースVLAN設定手順
Port Settings
Forwarding Table Mode
Dynamic Forwarding Table
Private VLAN
マルチプルVLAN設定手順
VLAN Current Database
802.1Q Tagged VLAN
Port-Based VLAN


バーチャルLAN(VLAN)は、スイッチの設定によって論理的にブロードキャストドメインを分割する機能です。
レイヤー2スイッチは、宛先MACアドレスとフォワーディングデータベースを用いて不要なトラフィックをフィルタリングする機能を持ちますが、未学習の宛先MACアドレスを持つユニキャストフレームと、マルチキャスト/ブロードキャストフレームは全ポートに出力します。
VLANを作成して、頻繁に通信を行うホスト同士をグループ化することにより、不要なトラフィックの影響を受ける範囲を限定し、帯域をより有効に活用できるようになります。
ご購入時の状態ではすべてのポートがデフォルトVLAN(VID=1)に所属しており、相互に通信可能な状態になっています。

VLAN Mode

ポートごとにVLANモード(802.1Q Tagged VLAN/Port-Based VLANのどちらを使用するか)を設定します。
802.1Q Tagged VLAN(タグVLAN)は、複数のVLANを複数の筐体にまたがって作成したい場合や、802.1Q対応サーバーを複数VLANから共用したい場合などに利用します。
Note
タグVLANを選択する場合は、指定するポートをあらかじめ「Tagged VLAN」メニューで、タグVLANとして登録する必要があります。
Port-Based VLAN(ポートベースVLAN)は、ポート単位でVLANの範囲を設定する基本的なVLANです。
Note
ポートベースVLANを選択する場合は、指定するポートをあらかじめ「Port-Based VLAN」メニューで、ポートベースVLANとして登録する必要があります。
デフォルトでは、すべてのポートがタグVLANに設定されています。

表 1
802.1Q Tagged VLAN タグVLANを設定するポートを選択します。
ここで指定するポートは、あらかじめ「Tagged VLAN」メニューで、タグVLANとして登録する必要があります。
Port-Based VLAN ポートベースVLANを設定するポートを選択します。
ここで指定するポートは、あらかじめ「Port-Based VLAN」メニューで、ポートベースVLANとして登録する必要があります。
All 「All」をクリックすると、すべてのポートが選択されます。
Apply 設定を適用します。
Restore 直前に適用された状態まで戻します。
Clear すべてのポートをタグVLANとして選択します。

Tagged VLAN

802.1Q Tagged VLAN(タグVLAN)について表示/設定します。
タグVLANを使用すると、1つのポートを複数のVLANに所属させることができます。
これは、イーサネットフレームにVLAN IDの情報を挿入し、各フレームが所属するVLANを識別できるようにすることによって実現されます(802.1Q VLANタギング)。
タグVLANは、複数のVLANを複数の筐体にまたがって作成したい場合や、802.1Q対応サーバーを複数VLANから共用したい場合などに利用します。
Note
802.1Q Tagged VLANモードのポートでは、1つのポートをタグなしポートとして複数のVLANに所属させる設定はサポート対象外です。
Note
VLANを何も設定していない状態ではデフォルトVLAN(PVID=1)としてTagged VLAN Tableに表示されます。

表 2
VLAN ID 登録するVLANのVLAN IDを2~4093の範囲で設定します。
すでに登録されているVLAN IDは重複して指定できません。
タグVLANは、デフォルトVLANを含めて最大255個まで登録できます。
VLAN Name VLAN名を設定します。0~32文字まで指定可能です。
Management VLAN マネージメントVLANの有効/無効(Enabled/Disabled)を設定します。
デフォルトでは、デフォルトVLANは「Enabled」、新規に作成するVLANは「Disabled」に設定されています。
Enabled:VLAN配下の端末から本体宛通信が可能になります。
Disabled:VLAN配下の端末から本体宛通信はできません。
マネージメントVLANが有効なVLANに所属するポートがないと、Web GUIにアクセスできません。
管理用PCを接続するポートが所属するVLANでは必ず「Enabled」にしてください。
Static Tagged タグ付きに設定するポートを選択します。
Static Untagged タグなしに設定するポートを選択します。
Not Member 指定のVLANに所属させないポートを選択します。
Apply 設定を適用し、指定した内容でタグVLANを登録します。
Clear すべてのポートを無所属として選択します。
Reset to Default デフォルトVLAN以外のすべてのVLANを消去し、タグVLANの設定内容をデフォルトにリセットします。

Tagged VLAN Table

設定したタグVLANの情報を表示します。

表 3
VLAN ID VLAN IDを表示します。
Name VLAN名を表示します。
VLAN Type デフォルトVLAN(Permanent)または手動で設定したVLAN(Static)かどうかを表示します。
Management マネージメントVLANの有効/無効(Enabled/Disabled)を表示します。
VLAN Action 対象VLANの操作を選択します。
「Modify」をクリックすると、クリックしたエントリーの内容を変更します。
「Delete」をクリックすると、クリックしたエントリーを削除します。
デフォルトVLAN(VLAN ID=1)は削除できません。

タグVLANの設定手順:VLANタグ対応サーバーの共用

ここでは、次のように、ポート4を2つのVLANに所属させ、どちらのVLANからも802.1Q対応サーバーにアクセスできるように設定します。
Note
VLANタグを使用する場合、接続先機器もVLANタグ(802.1Q)に対応している必要があります。
Note
下記の手順では、例として、VLAN A,VLAN BのマネージメントVLANを有効にしています。マネージメントVLANが有効なVLANに所属するポートがないと、Web GUIにアクセスできません。管理用PCを接続するポートが所属するVLANでは必ず有効にしてください。

  1. VLAN Aを作成します。

    「Apply」をクリックすると、「Tagged VLAN Table」にVLAN Aが追加されます。

  2. VLAN Bを作成します。

    「Apply」をクリックすると、「Tagged VLAN Table」にVLAN Bが追加されます。

  3. PVIDを設定します。
    Port Settings画面で、ポート1~4のPVIDを「10」、ポート6~10のPVIDを「20」に変更します。

  4. この状態ではポート1~10がデフォルトVLANにタグなしポートとして所属したままになっているため、デフォルトVLANからこれらのポートを削除します。
    Note
    802.1Q Tagged VLANモードのポートでは、1つのポートをタグなしポートとして複数のVLANに所属させる設定はサポート対象外です。

  5. 以上で設定は完了です。
    これにより、ポート1~10から送受信されるフレームは次のようになります。
    表 4
    ポート1~4 送信:ポート1~4から送信するフレームはVLAN A宛てのタグなしフレーム
    受信:ポート1~4で受信したタグなしフレームはVLAN A(VID=10)所属とみなされる
    ポート5 送信:ポート4から送信するフレームは、VLAN A宛てならVID=10のタグ付きで、VLAN B宛てならVID=20のタグ付きで送信される
    受信:ポート5ではVLAN A、B両方のトラフィックを受信する。受信するフレームはタグ付き。タグのVIDにより、所属VLANを判断する
    ポート6~10 送信:ポート6~10から送信するフレームはVLAN B宛てのタグなしフレーム
    受信:ポート6~10で受信したタグなしフレームはVLAN B(VID=20)所属とみなされる
    VLAN Current Databaseを見ると、以下のように表示されます。

Port-Based VLAN

Port-Based VLAN(ポートベースVLAN)について表示/設定します。
ポートベースVLANは、ポート単位でVLANの範囲を設定する基本的なVLANです。
ここでポートベースVLANを登録したあと、「VLAN Mode」でポートベースVLANに所属させたポートのモードをポートベースVLANに変更します。
Note
タグなしポートだけを使用する一般的なポートVLANの構成は、デフォルトのタグVLANモードでも実現可能です。その場合、各VLANのメンバーポートをタグなしポートだけで構成してください。
Note
Port-Based VLANモードのポートでは、1つのポートを複数のVLANに所属させる設定はサポート対象外です。
Note
Port-Based VLANモードのポートでは、MACアドレスがVLANごとに登録されません。

表 5
VLAN Index 登録するポートベースVLANの番号を設定します。
VLAN Name VLAN名を設定します。0~32文字まで指定可能です。
VLAN Member 指定のVLANに所属させるポートを選択します。
Not Member 指定のVLANに所属させないポートを選択します。
Apply 設定を適用し、指定した内容でポートベースVLANを登録します。
Clear すべてのポートを所属外ポートとして選択します。

Port-Based VLAN Table

設定したポートベースVLANの情報を表示します。

表 6
VLAN Index ポートベースVLANの番号を表示します。
VLAN Name VLAN名を表示します。
VLAN Member VLANに所属しているポートを表示します。
VLAN Action 対象VLANの操作を選択します。
「Modify」をクリックすると、クリックしたエントリーの内容を変更します。
「Delete」をクリックすると、クリックしたエントリーを削除します。
デフォルトVLAN(VLAN ID=1)は削除できません。
Delete All 登録したVLANをすべて削除します。

ポートベースVLAN設定手順

ここでは次のようなネットワーク構成を例に説明します。

  1. VLAN Aの作成
    VLAN Index「10」、VLAN Name「A」を入力し、ポート1,2を「VLAN Member」として選択して、「Apply」をクリックします。

    「Apply」をクリックすると、「Port-Based VLAN Table」にVLAN Aが追加されます。

  2. VLAN Bの作成
    VLAN Index「20」、VLAN Name「B」を入力し、ポート3~5を「VLAN Member」として選択して、「Apply」をクリックします。

    「Apply」をクリックすると、「Port-Based VLAN Table」にVLAN Bが追加されます。

  3. VLAN Cの作成
    VLAN Index「30」、VLAN Name「C」を入力し、ポート6~10を「VLAN Member」として選択して、「Apply」をクリックします。

    「Apply」をクリックすると、「Port-Based VLAN Table」にVLAN Cが追加されます。

  4. VLANモードの変更
    デフォルトでは、すべてのポートがタグVLANモードに設定されているので、これを変更します。
    「Bridge(詳細設定) / VLAN」の「VLAN Mode」画面で、全ポートをポートベースVLANモードに選択し、「Apply」をクリックします。

  5. 「Apply」をクリックすると、次のようなメッセージが出るので、「OK」をクリックします。

  6. 以上で設定は完了です。
    このようにしてポートをdefault以外のVLANに割り当てると、そのポートは自動的にVLAN defaultから削除されます。
    すなわち、10ポートの製品であるGS950/10PS V2で上記の設定を終えるとVLAN defaultには所属ポートが1つもない状態になります。
    VLAN Current Databaseを見ると、以下のように表示されます。

これで、物理的には1台のスイッチでありながら、ネットワーク的には3台のスイッチに分割されたような状態となります。
VLAN A、B、Cは完全に独立しており、互いに通信することはできません。

Port Settings

タグVLANのメンバーのポート設定を行います。
Note
ポートベースLANモードのポートでは、タグなしパケットとVLAN ID=0のタグ付きパケット(プライオリティータグパケット)だけを転送し、その他のタグ付きパケットは破棄します。

表 7
Port ポート番号を表します。
PVID PVIDを1~4093の範囲で設定します。
PVIDはタグなしポートでタグなしパケットを受信した際にどのVLANとして通信させるかを決めるためのIDです。
デフォルトは「1」です。
Acceptable Frame Types 許容するフレームの種類を選択します。デフォルトは「All」です。
All:すべてのフレームの受信を許可します。
Tagged:タグ付きフレームのみ、受信を許可します。
Untagged and Priority Tagged:タグなしフレームとプライオリティータグ付きのフレームの受信を許可します。
Ingress Filtering イングレスフィルタリングの有効/無効(Enabled/Disabled)を指定します。
有効にすると、受信フレームのVLAN IDが受信ポートの所属VLANと一致した場合のみフレームを受け入れ、それ以外は破棄します。
無効の場合はすべてのフレームを受け入れる。デフォルトは「Enabled」です。
Action 「Apply」をクリックすると、設定を適用します。

Forwarding Table Mode

MACアドレスの学習方式を設定します。
IVL(Independent VLAN Learning):VLANごとにMACアドレステーブルを保持します。
SVL(Shared VLAN Learning):機器全体でMACアドレステーブルを保持します。
Note
デフォルトは「IVL」です。プルダウンで「SVL」が選択できるようになっていますが、「SVL」はサポート対象外です。デフォルト設定のまま、お使いください。

Dynamic Forwarding Table

学習機能により自動的に登録されたエントリーが表示されます。
スイッチは、その動作の過程において、受信フレームの送信元MACアドレスと受信ポートおよび所属VLANの情報に基づきMACアドレスエントリーを動的に作成していきます。
これを自動学習機能と呼びます。また、自動学習により登録されたエントリーをダイナミックエントリーと呼びます。
個々のダイナミックエントリーにはタイマーが用意されており、一定時間(エージングタイム)受信のなかったアドレスはフォワーディングデータベースから削除されるようになっています。
これは、電源が切られたり、移動したりして無効になったエントリーが、いつまでも残らないようにするためです。
一方、時間内に再度受信があったときはタイマーがリセットされます。このようにして、つねに最新の情報が保たれます。
Note
スタティックエントリーについては、「Bridge(詳細設定) / Static Unicast(MACアドレステーブル/スタティックエントリー)」を参照してください。

表 8
ID データベースに記録されたエントリーのID番号を表示します。
VID VLAN IDを表示します。
Port VLANに所属するポート、もしくはトランクポートを表示します。
MAC Address MACアドレスを表示します。
Type MACアドレスエントリーの種類が表示されます。
常に「Dynamic」(学習機能により自動的に登録されたMACアドレスエントリー)が表示されます。
VLAN Mode VLANの種類(802.1Q/Port-Based)が表示されます。
Refresh 最新の状態に更新します。

Private VLAN

マルチプルVLANの設定を行います。
マルチプルVLANは、パケットフィルター等を使用せず、容易に各スペース間のセキュリティーを確保し、インターネットや共用サーバーへの接続を可能にする機能です。
本製品のマルチプルVLAN設定自体にはアップリンクポート、クライアントポートの区別はありません。
本製品では、受信ポート(ソースポート)と転送先ポート(フォワーディングポート)の組み合わせ(マッピング)を複数設定することにより、マルチプルVLANの動作を実現します。
たとえば、次のようなマッピングを設定することで、ポート1がアップリンクポート、ポート6~10がクライアントポートの動作になります。
マルチプルVLANに所属するポート(ソースポート、フォワーディングポート)はタグVLAN、ポートベースVLANのどちらのモードでもかまいません。
ただし、パケットの転送は同じVLANに所属するソースポートからフォワーディングポートに向かってのみ行われます。
たとえば、
に設定している状態で、マルチプルVLAN機能を有効にし、
として設定した場合、ポート1で受信したパケットは、ポート2とポート4へのみ転送されます。ポート5、7はソースポート1と所属VLANが異なるため転送されません。

表 9
State マルチプルVLAN機能のEnabled/Disabled(有効/無効)を設定します。デフォルトは「Disabled」です。
Source Port プルダウンメニューからソースポートを選択します。デフォルトは「01」です。
Forwarding Ports 選択したソースポート以外のポートから、フォワーディングポートを選択します。(複数選択可)
デフォルトでは、ソースポートを選択すると、選択したソースポート以外のポートすべてにチェックがつきます。
Clear あらかじめ選択されているフォワーディングポートのチェックボックスからチェックが外れます。
All 選択したソースポート以外のポートをフォワーディングポートとして選択します。
Apply 設定を適用します。
Port List 作成されたマルチプルVLANを表示します。
Port Map フォワーディングポートを表示します。

マルチプルVLAN設定手順

ここでは次のようなネットワーク構成を例に、ソースポートとフォワーディングポートの組み合わせを複数設定することで、
のマルチプルVLANの動作を実現します。

  1. Private VLANのページで、「State」の「Enabled」を選択し、「Apply」をクリックします。

  2. 「Source Port」に「01」を選択し、「Forwarding Ports」のポート6~10にチェックを付けて、「Apply」をクリックします。
    Note
    Source Portを選択すると、すべてのポートが自動的にForwarding Portsとして選択され、Source Portがグレー表示されます。

  3. 「Source Port」に「06」を選択し、「Forwarding Ports」のポート1にチェックを付けて、「Apply」をクリックします。
    「Source Port」を「07」~「10」にもそれぞれ同じように設定します。

    以上で設定は終わりです。
    Port Listには、以下のように表示されます。

VLAN Current Database

現在設定されているタグVLANとポートベースVLANを表示します。

802.1Q Tagged VLAN

現在設定されているタグVLANを表示します。
表 10
VLAN ID VLAN IDを表示します。
VLAN Name VLAN名を表示します。
VLAN FDB ID フォワーディングデータベースIDを表示します。
Member Ports タグ付けされたメンバーポートを表示します。
Untagged Port タグなしメンバーポートを表示します。
Status 手動で登録されたVLAN(permanent/static)もしくは自動で登録されたVLAN(dynamic)かを表示します。

Port-Based VLAN

現在設定されているポートベースVLANを表示します。
表 11
VLAN Index ポートベースVLANの番号を表示します。
VLAN Name VLAN名を表示します。
VLAN Member ポートベースVLANに所属しているポートを表示します。

Bridge(詳細設定) / GVRP ※サポート対象外

Note
下記の画面はサポート対象外です。

GVRP Global Settings※サポート対象外


Port Settings※サポート対象外


Time Settings※サポート対象外


Bridge(詳細設定) / QoS

CoS
Port Priority
DSCP
DiffServ(Differentiated Service)
DSCP
Scheduling Algorithm
IPv6 Traffic Class Priority Settings※サポート対象外


QoS(Quality of Service)機能の設定を行います。
QoSは、アプリケーションデータを分類・グループ化し、IPヘッダー内の「DSCP(DiffServ Code Point)」やIEEE 802.1Qタグ内の「CoS(Class of Service)」を参照してグループごとの優先度に従い、データを転送します。
Note
QoSの設定をする前に、各ポートでJumboフレームを無効にする必要があります。Jumboフレームの設定については、「Physical Interface(ポート設定) / Physical Interface(ポート設定)」を参照してください。
Note
「CoS Status」と「DSCP Mapping」どちらも有効にした場合は、DSCP値による送信キューの割り当てが優先されます。

CoS

CoS(Class of Service)値に対する送信キューの割り当ての設定を行います。
Note
CoSを無効にすると、すべての項目がデフォルト値に戻ります。
Note
タグなしフレームを受信した場合に、どの送信キューに割り当てるかを決めるには、ユーザープライオリティー値を設定する必要があります。ユーザープライオリティー値の設定は、「Bridge(詳細設定) / QoS」の「Port Priority」を参照してください。

表 1
CoS Status CoS(Class of Service)のEnabled/Disabled(有効/無効)を設定します。デフォルトは「Disabled」です。
Priority CoS値(0~7)です。
タグなしフレームの場合は、「Bridge(詳細設定) / QoS」の「Port Priority」でポートごとに設定したユーザープライオリティー値がCoS値と見なされます。
Queue CoS値がセットされたパケットを受信した際に割り当てる送信キュー(Low/Medium/High/Highest)を選択します。
デフォルトは「Low」です。
Apply 設定を適用します。

Port Priority

各ポートのユーザープライオリティー値を設定します。
タグなしフレームを受信した場合に、ポートごとに、どのCoS値がセットされたフレームとして対応するかを設定します。
受信したタグなしフレームは、各ポートに割り当てられたユーザープライオリティー値をCoS値として、それぞれのCoS値に対応する送信キューに入ります。
また、該当フレームの転送先がタグ付きポートだった場合は、ユーザープライオリティー値をVLANタグ内のCoSフィールドにセットして送信します。
デフォルトでは、すべてのポートに、ユーザープライオリティー0が割り当てられています。
Note
ユーザープライオリティー値(CoS値)に対する送信キューの割り当ての設定は、「Bridge(詳細設定) / QoS」の「CoS」を参照してください。

表 2
Port ポート番号を示します。「All」の行では、すべてのポートに対して一括で設定を行うことができます。
「Ignore」を選択しているときには、Allの行の設定が適用されません。
User Priority スイッチポートのユーザープライオリティー値(0~7)を指定します。デフォルトは「0」です。
Action 「Apply」をクリックすると、設定を適用します。

DSCP

DSCP(DiffServ Code Point)を設定します。

DiffServ(Differentiated Service)

DiffServ(Differentiated Service)は、ネットワーク境界(エッジ)で流入トラフィックをクラス分け・マーキングし、ネットワーク内部ではマーカーだけを見てQoSを適用できるようにする技術です。
DiffServでは、マーキング用にIPヘッダーのTOSオクテットを再定義しています。従来、TOSオクテットは3ビットの優先度フィールドと、3または4ビットのTOSフラグフィールド、および予約済みフィールドで構成されていましたが、DiffServでは先頭6ビットをDSCP(DiffServ Code Point)として定義しなおしています。DSCPフィールドは0~63の値をとるマーカーフィールドであり、各値の意味は個々のネットワーク主体(DiffServドメイン)が独自に定義します。たとえば、DSCP=20は低遅延・狭帯域、DSCP=21は中遅延・広帯域などといった定義が可能です。

DSCP

DSCPとは、IPヘッダーのDiffServフィールド(TOSフィールドとも呼ばれる)内にある6ビットのフィールドです。0~63の値をとります。パケットを受信する機器に対して、該当パケットのトラフィッククラスを示すために使われます。DSCP値の意味は各機器が独自に管理し、それに基づいてパケットを処理します。
パケットのDSCP値にしたがってQoSを制御するネットワーク上の領域をDiffServドメインと呼びます。DiffServドメインの入り口にあたる機器では、IPアドレスやプロトコル、ポート番号など、DSCP以外の条件をもとにパケットを分類し、DiffServドメイン内で規定されたDSCP値を付加します。これにより、DiffServドメイン内ではDSCP値による統一的なQoSの実施が可能になります。

表 3
DSCP Mapping DSCPマッピング機能のEnabled/Disabled(有効/無効)を設定します。デフォルトは「Disabled」です。
DSCP In DSCP値(0~63)です。
Queue DSCP値がセットされたパケットを受信した際に割り当てる送信キュー(Low/Medium/High/Highest)を選択します。
デフォルトは「Low」です。
Apply 設定を適用します。
Reset to Default 工場出荷時の状態にリセットします。

Scheduling Algorithm

送信キューのスケジューリング方式を設定します。
本製品では、重み付けラウンドロビン(Weighted round robin priority)と、絶対優先(Strict priority)のどちらで行うかを選択できます。
デフォルトでは、絶対優先(Strict priority)が設定されています。

表 4
Scheduling Algorithm スケジューリング方式を選択します。
Strict Priority 絶対優先方式。
キューの優先度の高いものから優先的に送信します。
優先度の高いキューにパケットが残っている場合には、それより優先度の低いキューからのパケットは全く送信することができなくなります。
Weighted Round Robin 重み付きラウンドロビン方式。
それぞれのキューに指定されている最大送信パケット数に従って、各キューから順々に送信します。
優先度の低いキューからも一定数のパケットを送信できます。
最大送信パケット数は、Low=1、Medium=2、High=4、Highest=8です。
Apply 設定を適用します。

IPv6 Traffic Class Priority Settings※サポート対象外

Note
下記の画面はサポート対象外です。

SNMP / SNMP(概要)

SNMPv1/v2cで設定できる項目
SNMPv3で設定できる項目


ネットワーク管理プロトコルSNMP(Simple Network Management Protocol)を利用するための設定を行います。
Note
SNMPの設定をする前に、SNMPエージェント機能を有効にしてください。SNMPエージェント機能については、「System(システム設定) / User Interface(ユーザーインターフェース)」を参照してください。
本製品は、ネットワーク管理プロトコルSNMP(Simple Network Management Protocol)のバージョン1(SNMPv1)とバージョン2c(SNMPv2c)とバージョン3(SNMPv3)に対応しています。
ただし、トラップ送信機能はサポートしていません。
SNMPv3では、認証・暗号化機能やMIBオブジェクトへのアクセス制御など大幅な拡張がなされています。
そのため、バージョン1、2cとバージョン3では設定方法が大きく異なります。

SNMPv1/v2cで設定できる項目

本製品では、下記の設定ができます。

SNMPv3で設定できる項目

本製品では、下記の設定ができます。

SNMP / Engine ID(エンジンID:SNMPv3)

SNMPのエンジンIDを設定します。(SNMPv3)
エンジンIDとは、SNMPエージェントを識別するためのIDです。

表 1
Engine ID エンジンIDを入力します。
デフォルトでは、エンタープライズIDとスイッチのMACアドレスで構成されたエンジンIDが表示されています。
Apply 設定を適用します。
Reset エンジンIDをリセットします。
Reset to Default 設定をデフォルトの状態に戻します。

SNMP / View Table(ビューのアクセス制限)

ビューのアクセス制限を設定します。
ここでの設定は、テーブルとして管理されます。

Note
ビューのアクセス制限を設定する前に、ビューを定義する必要があります。ビューの定義は、「SNMP / Group Access Table(ビューの定義)」を参照してください。

表 1
View Name ビュー名を、「Group Access Table」で設定したビュー名の中から指定します。
Subtree OID MIBノードをOID(Object Identifier)または名前(internetなど)で指定します。
OID Mask MIBノードOIDのマスクを設定します。
View Type 指定したOIDをビューに含めるかどうか、included/excluded(含める/含めない)を選択します。
デフォルトは「included」です。
Add SNMPビューに指定したエントリーを追加します。
Reset 入力した項目をリセットします。
Note
SNMPのバージョンにv1/v2cを選択した場合、View Nameはデフォルトで登録されている「ReadWrite」ビューのみ指定可能です。

SNMP / Group Access Table(ビューの定義)

ビューを定義します。
ここでの設定は、テーブルとして管理されます。

Note
ビューを定義する前に、グループを作成する必要があります。グループの作成は、「SNMP / SNMP User/Group(ユーザー/グループの作成)」を参照してください。
Note
User Name または Group Nameに、システム初期状態で追加されている ReadOnly または ReadWrite を利用した場合、作成したSNMPビューとユーザー/グループは削除できません。

表 1
Group Name SNMPグループ名を、「SNMP User/Group」で作成したグループの中から指定します。
Read View Name 本グループ所属のユーザーが読み出し可能なビュー名を指定します。
空白の場合は、読み出し不可になります。
Security Modelにv1/v2cを指定したグループでは、デフォルトで登録されている「ReadWrite」ビューもしくは空白のみ指定可能です。
Write View Name 本グループ所属のユーザーが書き込み可能なビュー名を指定します。
空白の場合は、書き込み不可になります。
Security Modelにv1/v2cを指定したグループでは、デフォルトで登録されている「ReadWrite」ビューもしくは空白のみ指定可能です。
Notify View Name 本グループ所属のユーザーが通知可能なビュー名を指定します。
空白の場合は、通知不可になります。
Security Modelにv1/v2cを指定したグループでは、デフォルトで登録されている「ReadWrite」ビューもしくは空白のみ指定可能です。
Security Model SNMPのバージョンをv1/v2c/v3から選択します。デフォルトは「v1」です。
Security Level SNMPグループ所属のユーザーに求められる最低限のセキュリティーレベルを選択します。
デフォルトは「NoAuthNoPriv」です。
NoAuthNoPriv:認証なし・暗号化なし
AuthNoPriv:認証あり・暗号化なし
AuthPriv:認証あり・暗号化あり
「Security Model」でSNMPv3を選択した場合のみ、「Security Level」が選択できるようになります。
Add 設定を適用します。
Reset 設定をリセットします。
Action 「Delete」をクリックすると、追加したSNMPグループを削除します。

SNMP / SNMP User/Group(ユーザー/グループの作成)

SNMPユーザー/グループの作成を行います。(SNMPv1/v2c/v3)

Note
User Name または Group Nameに、システム初期状態で追加されている ReadOnly または ReadWrite を利用した場合、作成したSNMPビューとユーザー/グループは削除できません。

表 1
User Name ユーザー名を設定します。1~32文字まで指定可能です。
Group Name SNMPグループ名を設定します。1~32文字まで指定可能です。
SNMP Version SNMPのバージョンをv1/v2c/v3から選択します。デフォルトは「v1」です。
encrypted 暗号化をする場合はチェックを付けます。(SNMPv3)
デフォルトでは、グレーアウトしており、SNMP Versionで「v3」を選択した場合に、チェックが付けられるようになります。
Auth-Protocol 認証プロトコルをMD5/SHAから指定します。(SNMPv3)
デフォルトは「MD5」です。
Password 認証パスワードを設定します。(SNMPv3)
Priv-Protocol 暗号プロトコルをDES/noneから指定します。(SNMPv3)
デフォルトは「DES」です。
Password 暗号パスワードを設定します。(SNMPv3)
Add SNMPユーザー/グループを追加します。
Reset 設定をリセットします。
Action 「Delete」をクリックすると、追加したSNMPユーザー/グループを削除します。

SNMP / Community Table(コミュニティーの作成)

SNMPコミュニティーを作成します。(SNMPv1/v2c/v3)
SNMPコミュニティーを作成すると、SNMPマネージャーから本製品のMIB情報を取得できるようになります。

Note
コミュニティー名はSNMPにおいてパスワードのような役割を果たします。よく考えた上で命名してください。特に、書き込み権限のあるコミュニティー名の設定には注意が必要です。不用意に書き込み権限のあるコミュニティーを作成すると、スイッチの設定を外部から変更されてしまう可能性がありますのでご注意ください。

表 1
Community Name コミュニティー名を入力します。
User Name(View Policy) ユーザー名を「SNMP User/Group」で作成したユーザー名の中から指定します。
Add SNMPコミュニティーを追加します。
Reset 設定をリセットします。
Action 「Delete」をクリックすると、追加したSNMPコミュニティーを削除します。

SNMP / Trap Management ※サポート対象外

Note
下記の画面はサポート対象外です。

Access Control Config(アクセスコントロール設定) / Access Control Config ※サポート対象外

Note
下記の画面はサポート対象外です。

Policy Settings※サポート対象外


Rate Control Settings※サポート対象外


Policy Database※サポート対象外


RMON / RMON ※サポート対象外

Note
下記の画面はサポート対象外です。

Global Settings※サポート対象外


Statistics※サポート対象外


History※サポート対象外


Alarms※サポート対象外


Event※サポート対象外


Voice VLAN / Voice VLAN ※サポート対象外

Note
下記の画面はサポート対象外です。

Voice VLAN Settings※サポート対象外


Voice VLAN OUI Settings※サポート対象外


Security(セキュリティー設定) / Port Access Control(ポート認証)

Port Access Control
Port Access Control詳細設定
Current Settings Status


Port Access Control

ポート単位でLAN上の機器を認証するIEEE 802.1X認証(以下、ポート認証)に関する設定を行います。
本製品は、スイッチポート単位でLAN上のユーザーや機器を認証するポート認証機能を実装しています。
ポートに接続された機器(および機器を使用するユーザー。以下同様)の認証方法としては、IEEE 802.1X認証(以下、802.1X認証)方式をサポートしています。
802.1X認証は、EAP(Extensible Authentication Protocol)というプロトコルを使って、ユーザー単位で認証を行うしくみです。
802.1X認証を利用するには、認証する側と認証される側の両方が802.1Xに対応している必要があります。
ポート認証機能を使用すれば、スイッチポートに接続された機器を認証し、認証に成功したときだけ同機器からの通信、および、同機器への通信を許可するよう設定できます。また、認証に成功した機器を特定のVLANにアサインすることも可能です(ダイナミックVLAN)。
Note
別途RADIUSサーバーを用意する必要があります。

表 1
NAS ID NAS(Network Access Server)IDを設定します。1~16文字まで指定可能です。デフォルトは「fsNas1」です。
Port Access Control ポート認証をEnabled/Disabled(有効/無効)に設定します。デフォルトは「Disabled」です。
Authentication Method 認証方式を選択します。RADIUS/TACACS+/Localが選択できますが、「TACACS+」「Local」はサポート対象外です。
デフォルトは「Local」です。
Apply 設定を適用します。
Settings さらに詳細な設定をします。
「Settings」をクリックすると、ポート認証の詳細設定ページが開きます。
詳細設定ページのパラメーターについての説明は表2を参照してください。
Configuration Status 現在の設定状況を表示します。

Port Access Control詳細設定

Port Access Controlページで、「Settings」をクリックすると、下記のようなポート認証の詳細設定項目が表示されます。

表 2
Port 詳細設定するポートを指定します。デフォルトは「1」です。
Authentication Mode ポート認証モードを選択します。802.1X/MAC Basedが選択できますが、「MAC Based」はサポート対象外です。
デフォルトは「802.1X」です。
Port Control ポート認証の役割を指定します。
Force Unauthorized:該当ポートを未認証(Unauthorized)として固定設定します。
Auto:802.1X認証のAuthenticatorとして動作します。ポートの状態を認証結果に応じて変動させます。
Force Authorized:該当ポートを認証済み(Authorized)として固定設定します。
デフォルトは「Force Authorized」です。
Re-authentication Status Supplicantポートの再認証機能のEnabled/Disabled(有効/無効)を設定します。デフォルトは「Disabled」です。
Control Direction 未認証状態で、送受信したブロードキャストまたはマルチキャストパケットをどう扱うかを表します。
「Both」で固定設定されており、受信パケットも送信パケットも廃棄します。
Supplicant Mode Authenticatorポートのモードを選択します。
Single:該当ポート配下に最初に接続されたSupplicantだけが認証対象となります。
Multiple:該当ポート配下に接続された個々のSupplicantを識別し、個別に認証を行います。
デフォルトは「Single」です。
Piggyback Mode Piggy backモードのEnabled/Disabled(有効/無効)を設定します。
Supplicant Modeで「Single」を選択した場合のみ、Piggybackモードを有効にできます。
有効にすると、最初に接続されたSupplicantの認証に成功した後、他のデバイスからのパケットも許可します。
デフォルトは「Disabled」です。
VLAN Assignment ダイナミックVLANのEnabled/Disabled(有効/無効)を設定します。デフォルトは「Disabled」です。
Secure VLAN Secure VLANのON/OFF(有効/無効)を設定します。
Supplicant Modeが「Multiple」でダイナミックVLANが有効時、2番目以降のSupplicantの認証方法を指定する。
ON:2番目以降のSupplicantは、最初に認証を通ったSupplicantと同じVLANでないと認証されない。
OFF:2番目以降のSupplicantは、実際には最初に認証をパスしたSupplicantと同じVLANの所属となる。
デフォルトは「OFF」です。
Guest VLAN ID ゲストVLANのIDを設定します。VLANのVLAN IDを1~4093の範囲で設定します。
ゲストVLANは、未認証時にのみ割り当てられる、同一VLAN内での通信が可能なVLANです。
ゲストVLANを設定していない場合、未認証の状態ではたとえ同一VLAN所属のポート間であっても通信できませんが、これらのポートに対して同じゲストVLANを設定しておけば、未認証状態でもゲストVLAN内にかぎって通信が可能になります。なお、認証にパスした後は、ゲストVLANではなくポート本来のVLAN、あるいは、ダイナミックVLANによって割り当てられたVLANの所属となります。
Transmission Period SupplicantにEAPパケットを再送信する間隔を1~65535秒の範囲で指定します。
デフォルトは「30(sec)」です。
Maximum Request Supplicantに対するEAPOL-Requestパケットの最大再送回数を2~10回の範囲で指定します。
デフォルトは「2」です。
Quiet Period Supplicantの認証に失敗した後、Supplicantとの通信を拒否する期間を1~65535秒の範囲で指定します。
デフォルトは「60(sec)」です。
Re-authentication Period Supplicantの再認証間隔を1~65535秒の範囲で指定します。
デフォルトは「3600(sec)」です。
Supplicant Timeout SupplicantにEAP-Requestを送信した後、Supplicantからの応答を待つ時間を1~65535秒の範囲で指定します。
デフォルトは「30(sec)」です。
Server Timeout RADIUSサーバーにAccess-Requestを送信した後、RADIUSサーバーからの応答を待つ時間を1~65535秒の範囲で指定します。
デフォルトは「30(sec)」です。
Apply 設定を適用します。
Cancel 設定前の状態に戻します。

Current Settings Status

Port Access Controlページで、「Configuration Status」をクリックすると、下記のような一覧が表示されます。

表 3
NAS ID NAS IDを表示します。
802.1x Port Access ポート認証のEnabled/Disabled(有効/無効)を表示します。
Authentication Method 認証方式を表示します。
Port ポート番号を表します。
Auth Mode ポート認証モードを表示します。
「MAC Based」はサポート対象外のため、常に「802.1X」が表示されます。
Port Control ポート認証の役割(Force Unauthorized/Auto/Force Authorized)を表示します。
Auth Status ポート認証の状態(Authorized/Unauthorized)を表示します。
Supplicant Mode Authenticatorポートのモード(Single/Multiple)を表示します。
Piggyback Piggy backモードのEnabled/Disabled(有効/無効)を表示します。
Authorized MAC Address サポート対象外のため、常に「N/A」が表示されます。
VLAN List VLAN IDを表示します。

Security(セキュリティー設定) / Dial-In User ※サポート対象外

Note
下記の画面はサポート対象外です。

Security(セキュリティー設定) / RADIUS

RADIUSサーバーについて設定します。

表 1
Server Priority RADIUSサーバーの優先順位(1~5)を指定します。
Server IP Address RADIUSサーバーのIPアドレスを指定します。IPv6はサポート対象外です。デフォルトは「0.0.0.0」です。
Server Port RADIUSサーバーの認証用UDPポート番号を指定する。デフォルトは「1812」です。
Accounting Port RADIUSサーバーのアカウンティング用UDPポート番号を指定します。デフォルトは「1813」です。
Shared Secret RADIUSサーバーとの通信に使う共有パスワードを指定します。
Add RADIUSサーバーを追加します。
Action 対象RADIUSサーバーの操作を選択します。
「Modify」をクリックすると、クリックしたRADIUSサーバーの内容を変更します。
「Delete」をクリックすると、クリックしたRADIUSサーバーを削除します。

Security(セキュリティー設定) / TACACS+ ※サポート対象外

Note
下記の画面はサポート対象外です。

Security(セキュリティー設定) / RADIUS Accounting Settings(RADIUSアカウンティング機能)

RADIUSサーバーのアカウンティング機能のEnabled/Disabled(有効/無効)を設定します。

表 1
RADIUS Accounting Status RADIUSサーバーのアカウンティング機能をEnabled/Disabled(有効/無効)に設定します。
デフォルトは「Enabled」です。
Apply 設定を適用します。

Security(セキュリティー設定) / Destination MAC Filter(MACアドレスフィルタリング)

MACアドレスフィルタリングの設定を行います。
本製品では、MACアドレスフィルタリングに対応しています。
登録したMACアドレスと、送信先アドレスが一致するパケットは破棄されます。

表 1
MAC Address フィルタリング対象のMACアドレスを指定します。
Add 指定したMACアドレスをエントリーに追加します。最大で40件まで追加できます。
Free Policies 残りのエントリー数を表示します。
Total Entries 合計エントリー数を表示します。
Delete All 追加したエントリーをすべて削除します。

Security(セキュリティー設定) / Denial Of Service(攻撃防御)

Denial Of Service(DOS)とは、特定のパケットに対して転送を制御する機能(攻撃防御機能)です。
本画面では、対象のパケットごとにAllow/Deny(転送/破棄)の設定を行います。
初期値は「Allow」です。

表 1
TCP SYN packets with data TCP SYNパケットにデータが入っているパケットを対象にAllow/Deny(転送/破棄)を設定します。
TCP Null Scan:TCP flag bits are zero TCPパケットのコントロールFlagがゼロのパケット(Sequence number, Acknowledge numberも含む)を対象にAllow/Deny(転送/破棄)を設定します。
TCP over MAC Multicast / Broadcast マルチキャスト、もしくはブロードキャストパケットのプロトコルがTCPの場合を対象に、Allow/Deny(転送/破棄)を設定します。
TCP Flags with FIN-URG-PSH TCPパケットのFIN, URG, PSH 全てのFlagが立っているパケットを対象にAllow/Deny(転送/破棄)を設定します。
TCP Flags with SYN-RST TCPパケットのSYNとRST双方のFlagが立っているパケットを対象にAllow/Deny(転送/破棄)を設定します。
TCP/UDP port is zero TCP/UDPソースポート番号、またはデスティネーションポート番号がゼロのパケットを対象にAllow/Deny(転送/破棄)を設定します。
Fragmented ICMP v4 フラグメントされたICMPv4パケットを対象にAllow/Deny(転送/破棄)を設定します。
ARP MAC SA Mismatch
(Src-MAC and Sender MAC of ARP Payload)
ARPパケットにおいて、ARPフィールドの送信元MACドレスと、Ethernetフィールド内の送信元MACアドレスが異なっているパケットを対象にAllow/Deny(転送/破棄)を設定します。
Apply 設定を適用します。
Reset to Default 設定をデフォルトの状態に戻します。

Power over Ethernet(PoE設定) / Power over Ethernet

PoEの設定を行います。
本製品の最大供給電力は以下の通りです。

表 1
機種 1ポートあたり システム全体
AT-GS950/10PS V2 30W 75W
AT-GS950/18PS V2 30W 185W
AT-GS950/28PS V2 30W 185W
AT-GS950/52PS V2 30W 370W

表 2
Power Budget 最大供給電力を表示します。
AT-GS950/10PS V2では「75W」、AT-GS950/18PS,28PSでは「185W」、AT-GS950/52PSでは「370W」が常に表示されます。
Power Consumption PoE電源の電力使用量を表示します。
Power Remaining PoE電源の余剰電力を表示します。
Port ポート番号を示します。
「All」の行では、すべてのポートに対して一括で設定を行うことができます。
「Ignore」を選択しているときには、Allの行の設定が適用されません。
Admin PoE給電機能の有効/無効(Enabled/Disabled)を表示/設定します。
デフォルトは「Enabled」です。
Status PoEポートの状態を表示します。
Power ON:電力を供給しています。
Power OFF:電力を供給していません。または、受電機器が接続されていません。
Class 接続された受電機器のクラス(0~4)を表示します。
接続されていない場合は「N/A」を表示します。
Priority 給電の優先順位を設定します。
「Low(低)」「High(高)」「Critical(最高)」の3段階で設定できます。
デフォルトは「Low」です。
Power(mW) 受電機器に供給している電力量を表示します。
Action 「Apply」をクリックすると、対象ポートの設定を適用します。

DHCP Snooping / DHCP Snooping ※サポート対象外

Note
下記の画面はサポート対象外です。

General Settings※サポート対象外


VLAN Settings※サポート対象外


Trusted Interface※サポート対象外


Binding Database※サポート対象外


LLDP / LLDP ※サポート対象外

Note
下記の画面はサポート対象外です。

LLDP Global Settings※サポート対象外


LLDP Neighbors Information※サポート対象外


Statistic Chart(統計グラフ) / Traffic Comparison(トラフィック比較グラフ)

通信に関するポートごとの比較グラフを表示します。

表 1
Statistics 表示する統計項目を設定します。統計項目の詳細は表2を参照してください。
デフォルトは「Inbound Octer Rate(Bytes/s)」です。
Auto Refresh 自動更新の間隔を5sec/10sec/15sec/30sec(5秒/10秒/15秒/30秒)の中から指定します。
デフォルトは「5(sec)」です。
Color グラフに表示される色を、以下の中から指定します。
Green/Blue/Red/Purple/Yellow/Orange/Gray/Light Red/Light Blue/Light Green/Light Yellow/Light Gray
(緑/青/赤/紫/黄/橙/灰/ライトレッド/ライトブルー/ライトグリーン/ライトイエロー/ライトグレー)
デフォルトは「Green」です。
Draw 設定した項目でグラフを表示します。横軸はポート番号を示し、縦軸は統計項目で指定したパケット数を示します。
Statisticsの項目は下表を参照ください。
表 2
Inbound Octet Rate(Bytes/s) 秒あたりの受信オクテット数
Inbound Unicast Packet Rate(Pkts/s) 秒あたりの上位のレイヤーに配送されたユニキャストパケット数
Inbound Non-unicast Packet Rate(Pkts/s) 秒あたりの上位のレイヤーに配送されたノンユニキャストパケット数
Inbound Discard Rate(Pkts/s) 秒あたりのバッファーのオーバーフローなどで破棄された受信パケット数
Inbound Error Rate(Pkts/s) 秒あたりのエラーを含んでいるために破棄された受信パケット数
Outbound Octet Rate(Bytes/s) 秒あたりの送信オクテット数
Outbound Unicast Packet Rate(Pkts/s) 秒あたりの上位のレイヤーからの送信を要求されたユニキャストパケット数
Outbound Non-unicast Packet Rate(Pkts/s) 秒あたりの上位のレイヤーからの送信を要求されたノンユニキャストパケット数
Outbound Discard Rate(Pkts/s) 秒あたりのバッファーのオーバーフローなどで送信処理で破棄された送信パケット数
Outbound Error Rate(Pkts/s) 秒あたりのエラーを含んでいるために破棄された送信パケット数
Ethernet Undersize Packet Rate(Pkts/s) 秒あたりのアンダーサイズフレーム数
Ethernet Oversize Packet Rate(Pkts/s) 秒あたりのオーバーサイズフレーム数
Inbound Octets(Bytes) 受信オクテット数
Inbound Unicast Packets(Pkts) 上位のレイヤーに配送されたユニキャストパケット数
Inbound Non-unicast Packets(Pkts) 上位のレイヤーに配送されたノンユニキャストパケット数
Inbound Discards(Pkts) バッファーのオーバーフローなどで破棄された受信パケット数
Inbound Errors(Pkts) エラーを含んでいるために破棄された受信パケット数
Outbound Octets(Bytes) 送信オクテット数
Outbound Unicast Packets(Pkts) 上位のレイヤーからの送信を要求されたユニキャストパケット数
Outbound Non-unicast Packets(Pkts) 上位のレイヤーからの送信を要求されたノンユニキャストパケット数
Outbound Discards(Pkts) バッファーのオーバーフローなどで送信処理で破棄された送信パケット数
Outbound Errors(Pkts) エラーを含んでいるために破棄された送信パケット数
Ethernet Undersize Packets(Pkts) アンダーサイズフレーム数
Ethernet Oversize Packets(Pkts) オーバーサイズフレーム数

Statistic Chart(統計グラフ) / Error Group(エラー別グラフ)

各ポートの、通信エラー別のグラフを表示します。

Note
表示できるパケット数の最大値は4294967295です。

表 1
Port 表示するポートを設定します。デフォルトは「1」です。
Auto Refresh 自動更新の間隔を5sec/10sec/15sec/30sec(5秒/10秒/15秒/30秒)の中から指定します。
デフォルトは「5(sec)」です。
Color グラフに表示される色を、以下の中から指定します。
Green/Blue/Red/Purple/Yellow/Orange/Gray/Light Red/Light Blue/Light Green/Light Yellow/Light Gray
(緑/青/赤/紫/黄/橙/灰/ライトレッド/ライトブルー/ライトグリーン/ライトイエロー/ライトグレー)
デフォルトは「Green」です。
Draw 設定した項目でグラフを表示します。横軸は表2を参照ください。縦軸はエラーの累積パケット数を示します。
Clear グラフがクリアされます。
エラー別グラフの横軸は下表を参照ください。
表 2
InDiscards 受信IPパケットのうち、IPレベルでのリソース不足により破棄されたものの数
InErrors 受信後に破棄したパケット数
OutDiscards 送信対象IPパケットのうち、IPレベルでのリソース不足により破棄されたものの数
OutErrors 送信エラーのパケットの数
EthDrops 受信ポートでとりこぼされたパケットの数
EthCRCAlign CRC/Alignmentエラーのパケット総数
EthUsizePkts アンダーサイズパケット数。正しい形式であるが、長さが64オクテットより短いパケットの総数
EthOsizePkts オーバーサイズパケット数。正しい形式であるが、長さが1518オクテットより長いパケットの総数
EthFrags フラグメントパケットの総数
EthColls コリジョンパケットの総数

Statistic Chart(統計グラフ) / Historical Status(履歴グラフ)

任意のポートの統計情報の履歴をグラフで表示します。

表 1
Statistics 表示する統計項目を設定します。統計項目の詳細は表5を参照ください。
デフォルトは「Inbound Octer Rate(Bytes/s)」です。
Auto Refresh 自動更新の間隔を5sec/10sec/15sec/30sec(5秒/10秒/15秒/30秒)の中から指定します。
デフォルトは「5(sec)」です。
Port 表示するポートを設定します。デフォルトは「1」です。
Color グラフに表示される色を、以下の中から指定します。
Green/Blue/Red/Purple/Yellow/Orange/Gray/Light Red/Light Blue/Light Green/Light Yellow/Light Gray
(緑/青/赤/紫/黄/橙/灰/ライトレッド/ライトブルー/ライトグリーン/ライトイエロー/ライトグレー)
デフォルトは「Green」です。
Add トラフィック履歴を表示させたいポート/色をリストに追加します。
Remove トラフィック履歴の表示を止めるポートをリストから削除します。リストから削除したいポート/色を選択し、「Remove」ボタンをクリックします。
Draw 設定した項目でグラフを表示します。
Statisticsの項目は下表を参照ください。
表 2
Inbound Octets(Bytes) 受信オクテット数
Inbound Unicast Packets(Pkts) 上位のレイヤーに配送されたユニキャストパケット数
Inbound Non-unicast Packets(Pkts) 上位のレイヤーに配送されたノンユニキャストパケット数
Inbound Discards(Pkts) バッファーのオーバーフローなどで破棄された受信パケット数
Inbound Errors(Pkts) エラーを含んでいるために破棄された受信パケット数
Outbound Octets(Bytes) 送信オクテット数
Outbound Unicast Packets(Pkts) 上位のレイヤーからの送信を要求されたユニキャストパケット数
Outbound Non-unicast Packets(Pkts) 上位のレイヤーからの送信を要求されたノンユニキャストパケット数
Outbound Discards(Pkts) バッファーのオーバーフローなどで送信処理で破棄された送信パケット数
Outbound Errors(Pkts) エラーを含んでいるために破棄された送信パケット数
Ethernet Undersize Packets(Pkts) アンダーサイズフレーム数
Ethernet Oversize Packets(Pkts) オーバーサイズフレーム数

Tools(マネージメント) / Firmware Upgrade(ファームウェアアップグレード)

Firmware Upgrade via HTTP
Firmware Upgrade via TFTP


本製品のファームウェアのアップグレードを行います。
ファームウェアのアップグレードはHTTP経由またはTFTP経由で行えます。
Note
HTTP経由でファームウェアファイルのアップロード中に、Webブラウザーを閉じた場合ファイルの転送が中断されファームウェアの更新は行われません。
Note
下記画面例は、ファームウェアバージョンや使用するブラウザにより表示が異なる場合があります。

Firmware Upgrade via HTTP

本製品のファームウェアをHTTPを利用して更新します。

表 1
Next Boot Image ID Image1/Image2のどちらを使用するかを選択します。
Running Image ID Image1/Image2のどちらが稼働中かを表示します。
Apply 設定を適用します。
Image1 Version Image1のファームウェアのバージョンが表示されています。
Image2 Version Image2のファームウェアのバージョンが表示されています。
Firmware File 更新するファームウェアファイルを指定します。
「ファイルの選択」をクリックしファイルを選択して入力できます。
ファームウェアファイル名の文字数については、使用されるWebブラウザーにより異なります。
Upgrade ファームウェアアップグレードを実行します。
Note
フラッシュメモリーへの書き込み後、システムは自動的に再起動しません。手動で再起動を行ってください。
Note
GS950シリーズのファームウェアをGS950 V2シリーズに適用することは未サポートです。
Note
更新中は、本製品の電源を切らないでください。
Note
Upgradeを実行すると、現在稼働中でないファームウェアイメージ(Running image IDで表示されていないファームウェアイメージ)が更新されます。Upgradeしたイメージを次回起動時のファームウェアとして利用したい場合、Upgrade完了後にNext Boot Image IDの設定も変更してください。

Firmware Upgrade via TFTP

本製品のファームウェアをTFTPを利用して更新します。本機能を使用するにはTFTPサーバーが必要となります。

表 2
Image1 Version Image1のファームウェアのバージョンが表示されています。
Image2 Version Image2のファームウェアのバージョンが表示されています。
TFTP Server IP 更新するファームウェアが保存されている、TFTPサーバーのIPアドレスを設定します。IPv6はサポート対象外です。
Image File Name 更新するファームウェアファイルの名前を設定します。1~64文字まで指定可能です。使用可能な文字はOSに依存します。
Retry Count ファームウェアファイルの転送に失敗した場合のリトライ数を1~20回の間で設定します。
Upgrade クリックすると、ファームウェアアップグレードを実行します。
Note
フラッシュメモリーへの書き込み後、システムは自動的に再起動しません。手動で再起動を行ってください。
Note
GS950シリーズのファームウェアをGS950 V2シリーズに適用することは未サポートです。
Note
更新中は、本製品の電源を切らないでください。
Note
Upgradeを実行すると、現在稼働中でないファームウェアイメージ(Running image IDで表示されていないファームウェアイメージ)が更新されます。Upgradeしたイメージを次回起動時のファームウェアとして利用したい場合、Upgrade完了後にNext Boot Image IDの設定も変更してください。

Tools(マネージメント) / Config File Backup/Restore(設定ファイルの操作)

Config File Backup/Restore via HTTP
Config File Backup/Restore via TFTP
設定ファイルのアップロード手順
設定ファイルのダウンロード手順


本製品の設定ファイルのBackup(アップロード)、Restore(ダウンロード)を行います。
設定ファイルのアップロード、ダウンロードはHTTP経由またはTFTP経由で行えます。
Note
本書では、本製品からサーバーなどへのファイルの転送をアップロード、サーバーなどから本製品へのファイル転送をダウンロードと表現します。
Note
設定ファイルのアップロードを行う前に、「Save Settings to Flash」で設定内容をフラッシュメモリーに保存してください。本製品ではフラッシュメモリー上の設定ファイルをアップロードしますので、「Save Settings to Flash」を実行しなかった場合は、デフォルト設定のファイルがアップロードされてしまいます。
Note
アップロードした設定ファイルは編集しないでください。
Note
ダウンロードした設定ファイルに含まれるIPアドレスと、Web GUIにログインしているIPアドレスが異なる場合は、接続が中断されます。新しいIPアドレスで再度ログインし直してください。
Note
下記画面例は、ファームウェアバージョンや使用するブラウザにより表示が異なる場合があります。

Config File Backup/Restore via HTTP

本製品の設定ファイルをHTTPを利用してアップロード、ダウンロードを行います。

表 1
Next Bootup Configure File 次回起動時にConfig1/Config2のどちらを使用するか選択します。
Current Configure File 起動時にConfig1/Config2のどちらが使用されたかを表示します。
Apply 設定を適用します。
Select File ダウンロードする設定ファイルを指定します。
「ファイルの選択」をクリックするとファイルを選択して入力できます。
ファイル名の文字数は、使用されるWebブラウザーにより異なります。
Config File Config1/Config2のどちらをアップロード/ダウンロードするか選択します。
「Startup-Config」にチェックを付けた場合、起動時に使用されたコンフィグ (Current Configure File) が選択されます。
Backup 設定ファイルをアップロードします。初期設定のファイル名は「config.bin」です。
Restore 指定したファイルを本製品に読み込みます。

Config File Backup/Restore via TFTP

本製品の設定ファイルをTFTPを利用してアップロード、ダウンロードを行います。本機能を使用するにはTFTPサーバーが必要となります。

表 2
TFTP Server IP TFTPサーバーIPアドレスを設定します。IPv6はサポート対象外です。
Config File Config1/Config2のどちらをアップロード/ダウンロードするか選択します。
「Startup-Config」にチェックを付けた場合、起動時に使用されたコンフィグ (Current Configure File) が選択されます。
Config File Name アップロード、ダウンロードする設定ファイルの名前を指定します。
1~64文字まで指定可能です。使用可能な文字はOSに依存します。
設定ファイルをダウンロードする場合は、設定ファイルの拡張子(.bin)まで含める必要があります。
Backup 現在の設定ファイルを、指定したファイル名でTFTPサーバーにアップロードします。
Restore 指定したファイルをTFTPサーバーから本製品にダウンロードします。

設定ファイルのアップロード手順

設定ファイルのアップロード方法は以下のとおりです。
Note
設定ファイルのアップロードを行う前に、「Save Settings to Flash」で設定内容をフラッシュメモリーに保存してください。本製品ではフラッシュメモリー上の設定ファイルをアップロードしますので、「Save Settings to Flash」を実行しなかった場合は、デフォルト設定のファイルがアップロードされてしまいます。
  1. HTTP経由の場合:「Backup」ボタンをクリックします。
    TFTP経由の場合:「TFTP Server IP」と「Config File Name」を入力し、「Backup」ボタンをクリックします。
  2. 以下のメッセージが出るので、「保存」もしくは「名前を付けて保存」をクリックします。

    Note
    「保存」を選択した場合、ファイル名はデフォルトの「config.bin」になります。
  3. 保存が完了すると、以下のメッセージが表示されます。
    保存したファイルの場所を確認したい場合は、「ダウンロードの表示」をクリックしてください。

設定ファイルのダウンロード手順

設定ファイルのダウンロード方法は以下のとおりです。
  1. HTTP経由の場合:「ファイルの選択」から、ダウンロードするファイルを選択し、「Restore」をクリックします。
    TFTP経由の場合:「TFTP Server IP」と「Config File Name」にダウンロードしたいファイルが保存してあるTFTPサーバーと設定ファイル名を入力し、「Restore」ボタンをクリックします。
  2. ダウンロードが完了すると、以下のメッセージが出るので、「OK」をクリックします。

    Note
    設定をダウンロードするとシステムは自動的に再起動します。
  3. ダウンロード後に、設定画面に接続できなくなった場合は、Webブラウザーの「更新」ボタンをクリックし、再度ログインし直してください。

Tools(マネージメント) / LED ECO Mode(エコ LED)

LEDの省電力モード(エコ LED)の設定を行います。
エコ LEDを有効にすると、本製品のステータスLED(POWER(SYSTEM/SYS)、POE MAX)以外のLEDランプが消灯します。

表 1
LED Status エコ LEDの設定状態を表示します。「ON」の場合はエコ LEDは無効で、「OFF」の場合はエコ LEDは有効です。
LED ECO Mode LEDの省電力モード(エコ LED)のEnabled/Disabled(有効/無効)を設定します。デフォルトは「Disabled」です。
Apply 設定を適用します。
有効設定時は、Applyをクリック後、15分経過するとLEDが消灯します。
無効設定時は、Applyをクリック後、即座にLEDが点灯します。

Tools(マネージメント) / IEEE 802.3az EEE

IEEE 802.3az 省電力イーサネット(Energy Efficient Ethernet)機能の設定を行います。
Energy Efficient Ethernet機能を有効にすると、ネットワークの性能に影響を与えることなく電力を削減することができます。

表 1
IEEE 802.3az Energy Efficient Ethernet Status Energy Efficient Ethernet機能のEnabled/Disabled(有効/無効)を設定します。
デフォルトは「Disabled」です。
Apply 設定を適用します。
Note
本機能の設定を変更する際に、ポートのリンクダウン、リンクアップが発生します。

Tools(マネージメント) / Reboot(再起動)

再起動手順
工場出荷時設定へのリセット手順
工場出荷時設定へのリセット機能の無効化の手順


本製品の再起動、および工場出荷時設定への初期化を行います。

表 1
Factory Default Reset 工場出荷時設定へのリセット機能のEnabled/Disabled(有効/無効)を設定します。
デフォルトは「Enabled」です。
Reboot Type 再起動時のモード(通常、工場出荷設定)を指定します。デフォルトは「Normal」です。
Normal:システムの再起動をします。
Factory Default:すべての設定項目や情報を工場出荷時設定に戻します。
Factory Default Except IP:IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイを除くすべての項目や情報を出荷時設定に戻します。
Apply 再起動モードに従って再起動またはシステムを工場出荷時設定に戻します。

再起動手順

通常の再起動手順は、以下のとおりです。
  1. 「Reboot Type」のプルダウンメニューから「Normal」を指定します。
  2. 「Apply」ボタンをクリックすると、数秒後にシステムの再起動が行われます。
    システムの再起動中は、通信ができなくなります。
  3. 再起動が完了するまでに約2分かかります。再起動が完了したら、Webブラウザーの「更新」ボタンをクリックするか、再度、Webブラウザーを起動しログインし直してください。
Note
本製品の再起動は、フロントパネル前面のLED ON/OFFボタンでも行えます。
Note
更新中は、本製品の電源を切らないでください。
Note
再起動後も現在の設定を使いたい場合は、再起動を実行する前に、ナビゲーションメニューの「Save Settings to Flash」から、現在の設定をフラッシュメモリーに保存してください。設定の保存については、「設定画面へのアクセス / 設定の保存(Save Settings to Flash)」を参照してください。

工場出荷時設定へのリセット手順

工場出荷時設定へのリセットの手順は、以下のとおりです。
  1. 「Reboot Type」のプルダウンメニューから「Factory Default」を指定します。
  2. 「Apply」ボタンをクリックすると、数秒後にIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスも含めたすべての設定項目や情報が工場出荷時設定に戻ります。
    システムの再起動中は、通信ができなくなります。
Note
IPアドレスは「192.168.1.1」にリセットされますので、工場出荷時設定を実行後は、このIPアドレスで再度ログインしてください。

工場出荷時設定へのリセット機能の無効化の手順

工場出荷時設定へのリセット機能を無効化の手順は、以下のとおりです。
  1. 「Factory Default Reset」フィールドの、プルダウンメニューから「Disabled」を選択します。
  2. 「New Password」フィールドに、1~12文字までのパスワードを入力します。
    Note
    このパスワードは保存されないため、忘れてしまった場合は工場出荷時設定の有効/無効を変更することができなくなります。パスワードは安全に管理してください。
  3. 確認のため、同じパスワードを「Confirm Password」フィールドに再入力します。
  4. 「Apply」ボタンをクリックすると、次のメッセージが表示されます。

  5. 「OK」をクリックすると、工場出荷時設定へのリセット機能が無効になります。

Tools(マネージメント) / Ping(Pingテスト設定)

Pingテスト手順


本製品では指定したアドレスに対してPingテストを行い通信の疎通を確認できます。
「Ping」では、Pingテスト実行と結果の確認を行います。

表 1
Destination IP Address Pingを実行する宛先のIPアドレスを設定します。IPv6はサポート対象外です。
デフォルトは「0.0.0.0」です。
Timeout Value Pingがタイムアウトするまでの時間を設定します。デフォルトは「3(sec)」です。
Number of Ping Requests 1回の操作でPingを行う回数を設定します。デフォルトは「10(times)」です。
Start 指定した内容でPingを実行します。
Show Ping Result Pingの実行結果を表示します。

Pingテスト手順

  1. Pingを実行する宛先のIPアドレスを「Destination IP Address」欄に指定します。
  2. 応答待ち時間を1~5秒の間で「Timeout Value」欄に指定します。
  3. Pingリクエスト回数を1~10回の間で「Number of Ping Requests」欄に指定します。
  4. 「Start」をクリックすると指定した宛先IPアドレスに対してPingが行われます。

  5. 「Show Ping Result」をクリックし、Pingの結果を確認します。

  6. Pingの結果が表示されます。