リファレンス編 / Management


LLDP
LLDP System Settings
LLDP Port Settings
LLDP Local Device Info
LLDP Remote Device Info
LLDP Overloading
SNMP
SNMP Settings
SNMP Community
SNMPv3 Settings
SNMP Trap
Power Over Ethernet
PoE System Settings
PoE Port Settings
PoE Port Status
Modbus TCP Settings ※サポート対象外
DHCP Server
Status Settings
Global Settings
Port Settings
VLAN Settings
Option 82 Settings
SMTP Client
Global Settings
Profile Settings
Sending Message
RMON
RMON Statistics
RMON History
RMON Alarm
RMON Event



LLDP

本製品は、LAN上の隣接機器との間で管理情報(機器・ポートの識別子、管理アドレス、所属VLANなど)を通知しあうプロトコルLLDP(Link Layer Discovery Protocol。IEEE 802.1AB)に対応しています。

LLDPは情報の要求や確認応答の仕組みを持たず、対応機器が情報を一方的に通知して、もう一方の対応機器がこれを受信するだけの単純なプロトコルですが、受信した情報をMIBオブジェクトとして保持する方法が標準化されているため、LLDP対応機器が収集した情報にSNMP経由でアクセスすることができ、ネットワーク構成の把握などに役立ちます。

LLDP System Settings

LLDPに関する一般設定を行います。

表 1:LLDP System Settings
項目名
説明
Enabled LLDPの「Enabled」(有効)または「Disabled」(無効)を選択します。
LLDP PDU Disable Action LLDPが「Disabled」(無効)の場合のLLDP PDU処理方法を、「Filtered」、「Bridged」、または「Flooded」から選択します。
Transmission Interval LLDPパケットの送信間隔(msgTxInterval)を、5~32767の数値(単位:秒)で設定します。
Holdtime Multiplier LDPで送信する自身の情報の有効期間(TTL:Time To Live)を決定する係数(msgTxHold)を、2~10の数値で設定します。
Reinitialization Delay スイッチポートでLLDPが無効化されてから再初期化を開始するまでの最小間隔(reinitDelay)を、1~10の数値(単位:秒)で設定します。
Transmit Delay 自身の情報が変更されてからLLDPパケットを送信するまでの最小間隔(txDelay)を、1~8191の数値(単位:秒)で設定します。

表 2:コマンドボタン
項目名
説明
Apply 設定の変更をランニングコンフィグに保存し、動作に反映します。



LLDP Port Settings

LLDPを使用するポートを設定します。

表 3:LLDP Port Settings
項目名
説明
Port Select スイッチポートを選択します。
State LLDPポートの状態を選択します。
Optional TLV Select LLDPオプションのTLVを選択します。

表 4:コマンドボタン
項目名
説明
Apply 設定の変更をランニングコンフィグに保存し、動作に反映します。



LLDP Local Device Info

本製品自身が近隣のネットワーク機器に通知する情報を表示します。

表 5:コマンドボタン
項目名
説明
Detail チェックを付けたポートの詳細情報を表示します。



LLDP Remote Device Info

本製品が近隣のネットワーク機器から受信した情報を表示します。

表 6:コマンドボタン
項目名
説明
Detail チェックを付けたポートの詳細情報を表示します。
Delete チェックを付けたポートの情報を削除します。
Refresh ページの内容を更新します。



LLDP Overloading

LLDPオーバーロードの詳細を表示します。



SNMP

本製品は、ネットワーク管理プロトコルSNMP(Simple Network Management Protocol)のバージョン1(SNMPv1)、バージョン2c(SNMPv2c)、バージョン3(SNMPv3)に対応しています。

SNMP Settings

表 7:SNMP Settings
項目名
説明
State SNMPを使用するか否かを、「Enabled」(有効)または「Disabled」(無効)から選択します。
デフォルトは「Enabled」です。

表 8:コマンドボタン
項目名
説明
Apply 設定の変更をランニングコンフィグに保存し、動作に反映します。



SNMP Community

表 9:SNMP Community
項目名
説明
Community Name SNMPコミュニティーの名前を、1~20文字で設定します。
Access Rights 該当のSNMPコミュニティーのアクセス権限を、「read-only」または「read-write」から選択します。
「read-only」を選択すると、該当のSNMPコミュニティーに対して、読み出しのみを許可します。
「read-write」を選択すると、該当のSNMPコミュニティーに対して、読み書きを許可します。

表 10:コマンドボタン
項目名
説明
Apply 設定の変更をランニングコンフィグに保存し、動作に反映します。
Delete SNMPコミュニティーを削除します。



SNMPv3 Settings

SNMPv3で使用する、SNMPユーザーを登録します。

SNMPユーザーには、所属するSNMPグループのほか、認証、暗号化の有無や方式を設定します。

表 11:SNMPv3 Settings
項目名
説明
User Name SNMPコミュニティーの名前を、1~32文字で設定します。
Access Rights 該当のSNMPコミュニティーのアクセス権限を、「read-only」または「read-write」から選択します。
「read-only」を選択すると、該当のSNMPコミュニティーに対して、読み出しのみを許可します。
「read-write」を選択すると、該当のSNMPコミュニティーに対して、読み書きを許可します。
Encrypted 暗号化する場合にチェックを付けます。
Auth-Protocol 該当のSNMPユーザーの認証に用いる認証プロトコルを、「MD5」または「SHA」から選択します。
Password 認証パスワードを、8~32文字で設定します。
Priv-Protocol 該当のSNMPユーザーの認証に用いる暗号化プロトコルを、「None」または「DES」から選択します。
「DES」を選択した場合は、「Password」を設定します。
Password 暗号化キーを、8~32文字で設定します。

表 12:コマンドボタン
項目名
説明
Add SNMPユーザーの追加をランニングコンフィグに保存し、動作に反映します。
Delete SNMPユーザーを削除します。



SNMP Trap

SNMP通知メッセージ(トラップまたはInform Request)の送信先ホストの設定を行います。

表 13:SNMPv3 Trap
項目名
説明
IP Address 送信先のIPアドレスを入力します。
Community Name 送信先ホストに通知メッセージを送信するSNMPコミュニティー名を選択します。
Version SNMPメッセージのバージョンを、「v1」または「v2c」から選択します。

表 14:コマンドボタン
項目名
説明
Add 送信先ホストの追加をランニングコンフィグに保存し、動作に反映します。
Delete 送信先ホストを削除します。



Power Over Ethernet

本製品のPoE(Power over Ethernet)給電機能についての設定を行います。

PoE System Settings

本製品全体の供給電力を設定します。

表 15:PoE System Settings
項目名
説明
Maximum Power Available 本製品全体の最大供給電力を設定します。
デフォルトは「120」です。
OverLoad Disconnect Mode 最大供給電力を上回った場合に、給電を停止する順番を選択します。
・Overload Port First: 接続された受電機器の実際の電力使用量が本製品全体の最大供給電力を上回った場合、該当のポートへの給電を停止します。
・Port-Based Priority: 受電機器の接続されたポートの「Priority」設定に基づいて、優先順位のもっとも低いポートへの給電を停止します。
デフォルトは「Port-Based Priority」です。

表 16:コマンドボタン
項目名
説明
Apply 設定の変更をランニングコンフィグに保存し、動作に反映します。



PoE Port Settings

ポートごとのPoE設定を行います。

表 17:PoE Port Settings
項目名
説明
Port スイッチポートを選択します。
Power Switch PoE給電を行うか否かを、「Enabled」または「Disabled」で設定します。
「Enabled」に設定した場合、ポートに接続されたPoE受電機器に対して給電を行います。
「Disabled」に設定した場合、PoE給電を行いません。
デフォルトは「Enabled」です。
Power Limit From Classification ポートごとの最大供給電力の設定方式を選択します。
「Enabled」を選択した場合、受電機器を接続した際に認識したPoEクラスによって最大供給電力を決定します。
デフォルトは「Enabled」です。
Legacy Mode 標準化以前の仕様に基づく非準拠PDの検出を試みるか否かを、「Enabled」または「Disabled」で設定します。
デフォルトは「Enabled」です。
Priority ポートのPoE給電の優先度を、「Critical」(最高)、「High」(高)、「Medium」(中)、「Low」(低)から選択します。
デフォルトは「Low」です。
Power Limit ユーザー設定によるポートごとの最大供給電力を、0~32000の数値(単位:mW)で設定します。
デフォルトは「32000」です。

表 18:コマンドボタン
項目名
説明
Apply 設定の変更をランニングコンフィグに保存し、動作に反映します。



PoE Port Status

ポートごとのPoE設定を表示します。



Modbus TCP Settings ※サポート対象外



DHCP Server

本製品のDHCPサーバー機能について説明します。

Status Settings

表 19:Status Settings
項目名
説明
DHCP Server DHCPサーバーを使用するか否かを、「Enabled」(有効)または「Disabled」(無効)から選択します。

表 20:コマンドボタン
項目名
説明
Apply 設定の変更をランニングコンフィグに保存し、動作に反映します。



Global Settings

DHCPサーバーの一般設定を行います。

表 21:Global Settings
項目名
説明
Lease Time IPアドレスの使用時間(リース時間)を、60~864000(単位:秒)の数値で設定します。
Low IP Address クライアントに貸し出すIPアドレス範囲の最初のアドレス(値がもっとも小さいアドレス)を設定します。
High IP Address クライアントに貸し出すIPアドレス範囲の最後のアドレス(値がもっとも大きいアドレス)を設定します。
Subnet Mask DHCPプールのサブネットマスクを設定します。
Gateway DHCPプールのゲートウェイを設定します。
DNS DHCPプールのDNSを設定します。

表 22:コマンドボタン
項目名
説明
Apply 設定の変更をランニングコンフィグに保存し、動作に反映します。
Clear プールされたIPアドレスをクリアします。



Port Settings

スイッチポート別のDHCPポリシーを設定します。

表 23:Port Settings
項目名
説明
Port Select スイッチポートを選択します。
Low IP Address クライアントに貸し出すIPアドレス範囲の最初のアドレス(値がもっとも小さいアドレス)を設定します。
High IP Address クライアントに貸し出すIPアドレス範囲の最後のアドレス(値がもっとも大きいアドレス)を設定します。
Subnet Mask DHCPプールのサブネットマスクを設定します。
Gateway DHCPプールのゲートウェイを設定します。
DNS DHCPプールのDNSを設定します。

表 24:コマンドボタン
項目名
説明
Apply 設定の変更をランニングコンフィグに保存し、動作に反映します。
Edit 設定を変更します。
Clear プールされたIPアドレスをクリアします。



VLAN Settings

VLAN別のDHCPポリシーを設定します。

表 25:VLAN Settings
項目名
説明
Entry エントリー番号を選択します。
VLAN ID VLAN IDを選択します。
Low IP Address クライアントに貸し出すIPアドレス範囲の最初のアドレス(値がもっとも小さいアドレス)を設定します。
High IP Address クライアントに貸し出すIPアドレス範囲の最後のアドレス(値がもっとも大きいアドレス)を設定します。
Subnet Mask DHCPプールのサブネットマスクを設定します。
Gateway DHCPプールのゲートウェイを設定します。
DNS DHCPプールのDNSを設定します。

表 26:コマンドボタン
項目名
説明
Apply 設定の変更をランニングコンフィグに保存し、動作に反映します。
Edit 設定を変更します。
Clear プールされたIPアドレスをクリアします。



Option 82 Settings

DHCP Snoopingのオプション機能であるリレーエージェント情報オプション(オプションコード82)を使用する場合の、DHCPサーバーの設定を行います。

表 27:Option 82 Settings
項目名
説明
Entry エントリー番号を選択します。
Circuit ID Format Circuit-IDの形式を、「string」(文字列)または「hex」(16進数)から選択します。
Circuit ID Content Circuit-IDを0~120文字で設定します。
Remote ID Format Remote-IDの形式を、「string」(文字列)または「hex」(16進数)から選択します。
Remote ID Content Remote-ID を0~120文字で設定します。
Low IP Address クライアントに貸し出すIPアドレス範囲の最初のアドレス(値がもっとも小さいアドレス)を設定します。
High IP Address クライアントに貸し出すIPアドレス範囲の最後のアドレス(値がもっとも大きいアドレス)を設定します。
Subnet Mask DHCPプールのサブネットマスクを設定します。
Gateway DHCPプールのゲートウェイを設定します。
DNS DHCPプールのDNSを設定します。

表 28:コマンドボタン
項目名
説明
Apply 設定の変更をランニングコンフィグに保存し、動作に反映します。
Edit 設定を変更します。
Clear 設定をクリアします。



SMTP Client

本製品は簡易的な電子メール送信機能(メールクライアント)を備えています。

この機能は、「リファレンス編」/「Diagnostics」/「DDM」画面で設定したアラーム発生時のイベントをメール送信できます。

Global Settings

表 29:Global Settings
項目名
説明
Active Profile 設定または実行するプロファイルを選択します。
「None」を選択すると電子メール送信機能を使用しません。
項目名
説明
Apply 設定の変更をランニングコンフィグに保存し、動作に反映します。



Profile Settings

メール送信機能の設定を行います。

表 30:Profile Settings
項目名
説明
Profile ID 設定または実行するプロファイルを選択します。
Server IP 送信用メールサーバー(SMTPサーバー)のIPアドレスを設定します。
Server Port 送信用メールサーバーに接続するときのポート番号を設定します。
デフォルトは「25」です。
Sender Mail 送信元メールアドレスを入力します。
Target Mail 宛先メールアドレスを入力します。

表 31:コマンドボタン
項目名
説明
Apply 設定の変更をランニングコンフィグに保存し、動作に反映します。
Delete 宛先メールアドレスを削除します。



Sending Message

メールを作成します。

表 32:Sending Message
項目名
説明
Title メールタイトルを最大20文字の半角英数字、記号(. _ -)または半角スペースで入力します。
Content メール本文を最大64文字の半角英数字、記号(. _ -)または半角スペースで入力します。

表 33:コマンドボタン
項目名
説明
Apply 作成したメールを送信します。



RMON

ネットワークセグメントごとの通信状態の統計・管理する、RMON(Remote Network Monitoring)の設定を行います。

RMON Statistics

表 34:RMON Statistics
項目名
説明
Index RMONイベントの番号を1~65535の数値で設定します。
Port 監視対象のポート番号を選択します。
Owner アラームのオーナー名(eventOwner)を1~32文字の半角英数字で設定します。

表 35:コマンドボタン
項目名
説明
Apply 設定の変更をランニングコンフィグに保存し、動作に反映します。



RMON History

RMONのヒストリー(履歴)情報を収集するための、ヒストリーコントロールエントリーの設定を行います。

表 36:RMON History
項目名
説明
Index ヒストリーコントロールエントリーの番号(historyControlIndex)を、1~65535の数値で設定します。
Port ヒストリー情報の収集を行うポート番号を選択します。
Buckets Requested サンプルデータの保持数(historyControlBucketsRequested)を、1~50の数値で設定します。
本項目で、何回分の履歴を保持させたいかを指定します。
Interval サンプリング間隔(historyControlInterval)を、1~3600の数値(単位:秒)で設定します。
Owner ヒストリーコントロールエントリーオーナー名(historyControlOwner)を、1~32文字の半角英数字で設定します。

表 37:コマンドボタン
項目名
説明
Apply 設定の変更をランニングコンフィグに保存し、動作に反映します。



RMON Alarm

指定された期間、特定のMIBオブジェクトを監視し、その変化に応じてRMONイベントを発生させる、RMONアラームを設定します。

表 38:RMON Alarm
項目名
説明
Index RMONアラームの番号を1~65535の数値で設定します。
Interval サンプリング間隔(alarmInterval)を、1~2147483647の数値(単位:秒)で設定します。
Variable 監視対象のMIBオブジェクト(alarmVariable)を設定します。
Sample Type サンプルとしきい値の比較方法(alarmSampleType)を選択します。
Rising Threshold アラームを発生させる上限しきい値(alarmRisingThreshold)を、0~2147483647の数値(単位:秒)で設定します。
Falling Threshold アラームをリセットさせる下限しきい値(alarmFallingThreshold)を、0~2147483647の数値(単位:秒)で設定します。
Rising Event Index アラームが発生した際に実行するRMONイベント(alarmRisingEventIndex)を、1~65535の数値で設定します。
Falling Event Index アラームがリセットされた際に実行するRMONイベント(alarmFallingEventIndex)を、1~65535の数値で設定します。
Owner アラームのオーナー名(eventOwner)を、1~32文字の半角英数字で設定します。

表 39:コマンドボタン
項目名
説明
Apply 設定の変更をランニングコンフィグに保存し、動作に反映します。
Delete RMONアラームを削除します。



RMON Event

RMONアラームが発生した際に行う、RMONイベントを定義します。

表 40:RMON Event
項目名
説明
Index RMONイベントの番号を1~65535の数値で設定します。
Description イベントの説明(eventDescription)を設定します。
Type RMONアラームの発生時に実行するイベントタイプ(eventType)を、「None」、「Log」、「SNMP Trap」、「Log and Trap」から選択します。
None: イベントを実行しない
Log: ログに記録する
SNMP Trap: 指定したSNMPコミュニティー名のSNMPトラップを送信する
Log and Trap: ログに記録し、かつ指定したSNMPコミュニティー名のSNMPトラップを送信する
Community SNMPトラップを送信するのに用いるSNMPコミュニティー名を設定します。
Owner イベントのオーナー名(eventOwner)を1~32文字の半角英数字で設定します。

表 41:コマンドボタン
項目名
説明
Apply 設定の変更をランニングコンフィグに保存し、動作に反映します。
Delete RMONイベントを削除します。



(C) 2018 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: 613-002598 Rev.A