[index] SwitchBlade 4000シリーズ コマンドリファレンス 2.6

CREATE QOS RED

カテゴリー:スイッチング / ポリシーベースQoS


CREATE QOS RED=red-id [START=0..100] [STOP=0..100] [DROPPROB=0..100] [DESCRIPTION=string]

red-id: REDカーブ番号(5〜47)
string: 文字列(1〜15文字。空白を含む場合はダブルクォートで囲む)


RED(Random Early Detection/Discard)アルゴリズムの動作を規定するREDカーブを定義する。

本製品は、トラフィッククラスごとに仮想的なキュー(仮想キュー)を保持している。通常は、仮想キューの長さがトラフィッククラスの最大帯域(MAXBANDWIDTH)を超えると超過分のパケットを破棄する(ドロップテイルアルゴリズム)。

RED(Random Early Detection/Discard)は、仮想キューの長さが最大帯域に達しないうちに、徐々にパケット破棄率を高くしていくことで、輻輳回避やより細やかな帯域制御を実現するアルゴリズム。

REDの設定は、仮想キュー長とパケット破棄率の関係を示す「REDカーブ」を定義することによって行う。詳細は解説編を参照のこと。



パラメーター

RED: REDカーブ番号。0〜4は定義済みのREDカーブが使っているため指定できない

START: パケットを破棄し始めるポイント。トラフィッククラスの最大帯域幅に対する仮想キュー長の割合(%)で指定する。仮想キュー長がこのポイントを超えると、徐々にパケットの破棄率が高くなり、STOPに達したときに破棄率がDROPPROB%となる。

STOP: パケットを完全に破棄し始めるポイント。トラフィッククラスの最大帯域幅に対する仮想キュー長の割合(%)で指定する。仮想キュー長がこのポイントを超えると、すべてのパケットが破棄されるようになる。

DROPPROB: 仮想キュー長がSTOPのときのパケット破棄率

DESCRIPTION: REDカーブの説明(メモとして使う)



仮想キューの長さが最大帯域の30%に達したらランダムにパケットを破棄しはじめ、90%を超えたらすべてのパケットを破棄するREDカーブ「5」を定義する。パケットの破棄率は、仮想キュー長が30%〜90%のとき、0%〜30%の範囲で段階的に高くなっていく。
CREATE QOS RED=5 DESCRIPTION="Sample RED curve" START=30 STOP=90 DROPPROB=30



関連コマンド

DESTROY QOS RED
SET QOS RED
SHOW QOS RED




(C) 2003 - 2005 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: J613-M6964-02 Rev.G