[index] SwitchBlade 4000シリーズ コマンドリファレンス 2.6

SET SWITCH PORT

カテゴリー:スイッチング / ポート


SET SWITCH PORT={port-list|ALL} [ACCEPTABLE={ALL|VLAN}] [DESCRIPTION=string] [EGRESSLIMIT={NONE|0..16000063}] [INTRUSIONACTION={DISABLE|DISCARD|TRAP}] [LEARN={0|1..256] [RELEARN={ON|OFF}] [MIRROR={NONE|RX}] [MODE={AUTONEGOTIATE|MASTER|SLAVE}] [SPEED={AUTONEGOTIATE|10MHALF|10MFULL|100MHALF|100MFULL|1000MFULL}]

port-list: スイッチポート番号(slot.portまたはportの形式。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能)
string: 文字列(1〜47文字)


スイッチポートの各種設定を行う。



パラメーター

PORT: ポート番号。複数指定が可能。ALLを指定した場合はすべてのポートが対象となる。

ACCEPTABLE: 受信可能なフレームタイプ。VLAN(VLANタグ付きフレームのみ。VID=0のプライオリティータグフレームは破棄)かALL(すべて)から選択する。タグなしVLAN所属ポートのデフォルトはALL。タグVLANにしか所属していないポートでは、自動的に本パラメーターがVLANに設定され変更できない。

DESCRIPTION: ポート名称。SHOW SWITCH PORTコマンドなどで表示されるもので、メモ的に使用する。

EGRESSLIMIT: 該当ポートの送信レート上限値(帯域制限機能)。指定可能な値の範囲は0〜16000063Kbps。ただし、指定値が64の倍数でない場合は切り捨てが行われる(63を指定した場合は0となる)。NONEおよび0は帯域を制限しないの意味になる。EGRESSLIMITの値は、パケットをスイッチ内部のキューから送り出すときのデータレートであり、フレームヘッダーやトレーラーは含まない。デフォルトはNONE。本機能はポリシーベースQoSの帯域制御機能とは併用できない。

LEARN: 該当ポートで学習可能な送信元MACアドレス(ダイナミックエントリー)の最大数。0を指定した場合は無制限となる(ポートセキュリティーをオフにする)。すでに学習済みMACアドレスが制限値に達している状態で未知の送信元MACアドレスを持つパケットを受信した場合、INTRUSIONACTIONパラメーターの設定に基づいた処理が行われる。デフォルトは0(ポートセキュリティーオフ)

RELEARN: ポートセキュリティーの動作モード。OFFを指定した場合、ポートセキュリティーエントリー(Learnエントリー)はエージアウトされない。ONを指定した場合は、Learnエントリーもエージアウトされる(ダイナミックポートセキュリティー)。本パラメーターは、ポートセキュリティーが有効でないとき(LEARN=0のとき)は意味を持たない。デフォルトはOFF。

INTRUSIONACTION: 未学習の送信元MACアドレスを持つパケットを、LEARNパラメーターで指定した制限値を超えて受信した場合のアクション。DISCARD(受信パケットを破棄する)、TRAP(受信パケットを破棄した後、SNMPトラップを送信する。トラップは1秒単位で送信)、DISABLE(受信パケットを破棄し、SNMPトラップを送信した後、ポートをディセーブルにする)から選択する。デフォルトはDISCARD。

MIRROR: ミラーリングするトラフィックの向き。該当ポートをポートミラーリングのソースポートにしたいときに指定する。RX(受信パケット)、NONE(ミラーリングしない)から選択する。デフォルトはNONE。送信パケットのミラーリングはサポート対象外。

MODE: 1000BASE-Tポートのマスター/スレーブ。デフォルトはAUTONEGOTIATE。

SPEED: ポートの通信速度とデュプレックスモードを設定する(別表を参照)。トランクグループ所属ポートに対して本コマンドでSPEEDオプションを変更した場合、ポートレベルの設定値は変更されるが、実際の値はトランクグループ全体の設定値のまま変化しない。同ポートをトランクグループから除外した時点で設定値が有効になる。デフォルトはAUTONEGOTIATE(オートネゴシエーション)。なお、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-TポートのMDI/MDI-X自動切替は、オートネゴシエーションが有効のときだけ使用可能。



表 1:SPEEDパラメーターの設定
AUTONEGOTIATE オートネゴシエーション
10MHALF 10M Half Duplex固定
10MFULL 10M Full Duplex固定
100MHALF 100M Half Duplex固定
100MFULL 100M Full Duplex固定
1000MFULL 1000M Full Duplex固定(ただし、1000BASE-Tインターフェースの場合は、オートネゴシエーションで1000M Full Duplexを通知するという動作になる)



備考・注意事項

スイッチポートの帯域制限機能(EGRESSLIMIT)とポリシーベースQoSの帯域制御機能は併用できない。どちらか一方だけを使うこと



関連コマンド

DISABLE SWITCH PORT
ENABLE SWITCH PORT
SHOW SWITCH PORT




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