[index] SwitchBlade 4000シリーズ コマンドリファレンス 2.6

IPマルチキャスト/IGMP


IGMP(Internet Group Management Protocol)は、LAN上のマルチキャスト対応ルーターとホストがメッセージを交換しあい、LAN上にどのマルチキャストグループのメンバーがいるかを把握するためのプロトコルです。

ルーターはIGMPを通じて得た情報をもとに、他のルーターから受け取ったマルチキャストパケットを配下のLANに転送するかどうか判断したり、他のルーターに対して特定グループ宛てのパケットを配送してくれるよう依頼したりします。

通常、IGMPはマルチキャスト経路制御プロトコル(DVMRP、PIM-DM、PIM-SM)と組み合わせて使います。デフォルトでは、IGMPは無効になっています。

本製品をIGMP Querierとして動作させるための設定手順は次のとおりです。IGMPを使用するには、IPの基本設定が必要です。以下の説明では、IPインターフェースの設定までは完了しているものと仮定します。

  1. IGMPを有効にします。


  2. IGMPを使用するインターフェース(VLAN)を指定します。これにより指定したインターフェースでIGMPメッセージの送受信が行われるようになります。


■ IGMPに関する情報を確認するにはSHOW IP IGMPコマンドを使います。

■ IGMPタイマーを変更するにはSET IP IGMPコマンドを使います。ただし、タイマーはほとんどの環境で動作するようデフォルト値が設定されているため、通常変更する必要はありません。

■ IGMPを無効にするにはDISABLE IP IGMPコマンドを使います。

■ 特定インターフェースでIGMPを無効にするにはDISABLE IP IGMP INTERFACEコマンドを使います。







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