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IPマルチキャスト / IGMP Snooping



IGMP Snoopingは、VLAN環境において不要なマルチキャストトラフィックをフィルタリングする機能です(IGMPv1/v2スヌーピング対応)

IGMP Snoopingを使わない場合、マルチキャストパケットはサブネット(VLAN)単位で配送されるため、VLANにグループメンバーが1台でもいると、所属するすべてのポートにパケットが転送されてしまいます。

IGMP Snoopingを有効にすると、本製品は各ポートで交換されるIGMPメッセージ(Membership Report、Query、Leave)を監視して、メンバーの存在するポートにだけ該当グループのトラフィックを配送するようになります。

■ IGMP Snoopingは、ご購入時の状態(まったく設定を行っていない状態)で有効になっています。

上位にマルチキャスト対応のIPルーターが存在する場合、IGMP Snoopingを有効にすれば、IGMP Snoopingを利用できます。この場合、IPやIGMPの設定は必要ありません。

Note - IGMPを使用する際は、マルチキャストルーターのポートをNETWORKポート(egress側)に設定してください。



■ IGMP Snoopingを有効にするには、ENABLE IGMPSNOOPINGコマンドを実行します。


Note - IGMP Snoopingとスパニングツリープロトコル、ポートトランキング、ポート認証は併用できません。

■ IGMP Snoopingを無効にするには、DISABLE IGMPSNOOPINGコマンドを実行します。


■ IGMP Snoopingの状態はSHOW IGMPSNOOPINGコマンドで確認できます。

■ IGMPの設定はSET IGMPSNOOPINGコマンドで設定します。

■ IGMPの設定状態はSHOW IGMPSNOOPINGコマンドで確認できます。

■ IGMP/IGMP Snoopingで以下の範囲のIPアドレスは、予約されたマルチキャストMACアドレスにマッピングされるため、グループアドレスとして利用できません。

以下はIPアドレス244.0.0.X(X=0..255)の予約済みマルチキャストアドレスです。
これらの予約済みマルチキャストはシステムでサポートしている512のマルチキャストグループから減らすことはできません。

・01:00:5e:00:00:01 (All-Hosts Group)
・01:00:5e:00:00:02 (All Routers Group)
・01:00:5e:00:00:04 (DVMRP)
・01:00:5e:00:00:05 (OSPFALL)
・01:00:5e:00:00:06 (OSPFDESIGNATED)
・01:00:5e:00:00:09 (RIP2)
・01:00:5e:00:00:0a (IGRP)
・01:00:5e:00:00:0c (DHCPRELAY)
・01:00:5e:00:00:0d (PIM)
・01:00:5e:00:00:0e (RSVP)
・01:00:5e:00:00:0f (CBT)
・01:00:5e:00:00:12 (VRRP)
・01:00:5e:00:00:23 (DXCLUSTER)
・01:00:5e:00:00:65 (CISCONHAP)
・01:00:5e:00:00:66 (HSRP)
・01:00:5e:00:00:fb (MDNS)


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