[index] SwitchBlade x3100シリーズ コマンドリファレンス

スイッチング / リンクアグリゲーション


  - 基本設定
  - 参考コマンド

リンクアグリゲーショングループ(LAG)は複数の物理ポートを束ねてスイッチ間の帯域幅を拡大する機能です。束ねたポートはトランクグループと呼ばれ、論理的に1本のポートとして扱われます。また、トランクグループ内のポートに障害が発生しても残りのポートで通信が継続できるため、信頼性の向上にも貢献します。

本製品ではLAGを127グループまで作成できます。それぞれのグループには、最大8ポートまで所属させることが可能です。ポートは異なるカード間でもかまいません。

Note - 本製品はLAGを動的に設定するLACP(IEEE 802.3ad Link Aggregation Control Protocol)には対応していません。
Note - LAGのグループには、ディレクションの異なるポート(NETWORKとCUSTOMER)を所属させることはできません。ポートのディレクションの設定変更は、SET INTERFACE GEコマンドまたはSET INTERFACE XEコマンドで行えます。


基本設定


LAGを使用するために最低限必要な設定について説明します。ここでは、ポート0.0、0.1を束ねて使用するものとします。

  1. LAGを作成する前に、ポート0.0、0.1を無効にします。


  2. ポート0.0、0.1にデュプレックスモード、通信速度、フローコントロール、ディレクションの設定を行います。


  3. ポートを有効にします。


  4. LAGを作成し、指定したポートのLAG機能を有効にします。


基本設定は以上です。

Note - LAGの所属ポートは、すべて同一のVLAN設定である必要があります。すべての所属ポートは、同一VLANの所属で、同一のタグ設定(TAGGEDかUNTAGGED)にする必要があります。VLANへの追加・削除は、リンクアグリゲーショングループの所属ポートすべてを一単位として行ってください。所属ポートのタグ設定を変更するときも同様です。

Note - LAGの所属ポートは、すべて同一の通信速度・デュプレックスモード、フローコントロール、ディレクションに設定されており、また、実際に同一の通信速度・デュプレックスモード(Autoを除く)で動作している必要があります。トランクグループの設定を行うときは、あらかじめすべての所属ポートを、同一の通信速度・デュプレックスモード、フローコントロール、ディレクションに設定しておいてください。所属ポートの通信速度・デュプレックスモード、フローコントロール、ディレクションが統一されていない場合の動作はサポート対象外となりますのでご注意ください。

Note - LAGにポートを追加した後で、グループ全体あるいはグループ内のポートを所属VLANから削除することはできません。VLANから削除するには、DELETE LAGコマンドを使ってあらかじめポートとトランクグループの関連付けを外しておく必要があります。リンクアグリゲーショングループとポートの関連付けをした後で、別のVLANにグループ全体あるいはグループ内のポートを追加することは可能です。

参考コマンド


■ LAGの情報はSHOW LAGコマンドで確認できます。



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