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SwitchBlade x3100シリーズ コマンドリファレンス
運用・管理 / 記憶装置とファイルシステム
- SDメモリーカード
- コマンドの使用例
- フラッシュメモリーとSDメモリーカードでのファイルの移動
- コマンドの使用例
- TFTPサーバーとSDメモリーカードでのファイルのコピー
- コマンドの使用例
- ファームウェアファイル
- ファームウェアファイルの互換性
- ファームウェアファイルの保存
- ファームウェアのアップグレード手順
- CFCカードを単体構成で使用している場合
- CFCカードを冗長構成で使用している場合
- ファームウェアのダウングレード手順
- CFCカードを単体構成で使用している場合
- CFCカードを冗長構成で使用している場合
- ファームウェアファイルの検証
SDメモリーカード
CFCカードの前面にSDメモリーカードを挿入するスロットがあります。データベースやコンフィグファイルのバックアップなどを保存できます。SDカードの取り付け方法は、取扱説明書を参照ください。
本製品にはオプションで、下記のSDメモリーカードを用意しています。
Note - 弊社販売品以外のSDメモリーカードでは動作保証をいたしませんのでご注意ください。また、SDメモリーカードのデータは他のSDメモリーカードリーダーでも操作が可能なため、取り扱いには充分ご注意ください。
Note - CFCカードのUSBスロットは未サポートです。
Note - SDメモリーカードに保存されているコンフィグレーションファイルを使用したRESTORE CONFIG FILE (SEC)コマンドの実行は未サポートです。
コマンドの使用例
スロット4とスロット5のCFCカードに、SDメモリーカードが挿入されていると仮定します。
■ SDメモリーカードの状態を表示する。
officer SEC>> SHOW MEDIA ↓
--- Media Devices ------------------------------------------------------
Unit State
-------------------------------------- ---------------------------------
SD4 UP Online
SD5 DOWN Offline
-------------------------------------------------------------------------
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■ スロット5のSDメモリーカードの詳細を表示する。
officer SEC>> SHOW MEDIA=SD5 ↓
-------------------------------------------------------------------------
Device Name SD5
Fault No Faults
Parent Card 5
Card Type SD MEDIA
State UP
Status Online
Serial Number 1894278981
Firmware Version 8.0
Number of Sectors 3862528
Bytes per Sector 512
Model SD02G
-------------------------------------------------------------------------
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■ スロット5のSDメモリーカードに「john.scr」ファイルをコピーする。
officer SEC>> COPY FILE=john.scr TO=SD5:john.scr ↓
Command has been submitted
Copy OK: 1683 bytes copied
Info (033019): Successfully copied file john.scr to john.scr media SD5
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■ スロット5のSDメモリーカードに保存されているファイルを表示する。
officer SEC>> SHOW FILES=SD5:* ↓
-------------------------------------------------------------------------
File.................................. Size KiB
-------------------------------------- ---------------------------------
AllMsg.log............................ 2
MostMsgs.log.......................... 12
back09Dec2009.cfg..................... 65
backup08Dec2009.db.................... 635
cfc200_14.1.0.GAMMA.20091207.tar...... 13282
ge24poe_14.1.0.GAMMA.20091207.tar..... 2082
john.scr.............................. 1
renamingRob........................... 75
Capacity KiB.......................... 1931264
Total Displayed KiB................... 16158
Available KiB......................... 1912671
-------------------------------------------------------------------------
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■ スロット4のSDメモリーカードに保存されているファイルを表示する。
officer SEC>> SHOW FILES MEDIA=SD4 ↓
-------------------------------------------------------------------------------
File.................................. Size KiB
-------------------------------------- ---------------------------------------
AllMsg.log............................ 207
DBBackupTR15.db....................... 670
RobSD.txt............................. <1
cfc200_14.1.0.GAMMA.20100203.tar...... 13359
rob.tar............................... 2097
Capacity KiB.......................... 3567616
Total Displayed KiB................... 16334
Available KiB......................... 4194303
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■ スロット5のSDメモリーカードに保存されている「john.scr」ファイルを削除する。
officer SEC>> DELETE FILES=SD5:john.scr ↓
Do you really want to delete file(s) (Y/N)? y
Info (033822): Submitted request to delete file john.scr
Info (033816): Successfully deleted file: john.scr media SD5
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■ スロット5のSDメモリーカードのステータスをオフラインの状態にする。
officer SEC>> DEACTIVATE MEDIA=SD5 ↓
Command has been submitted for card 5
Info (039512): Operation Successful (SD5 )
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フラッシュメモリーとSDメモリーカードでのファイルの移動
フラッシュメモリーとSDメモリーカード間でファイルの移動やファイル名の変更を行う場合にはCOPY FILEコマンドを使用します。
CFCカードを冗長化している場合にフラッシュメモリーにファイルをコピーすると両CFCカードにコピーします。CFCカードのフラッシュメモリーまたはSDメモリーカードにファイルを保存するための充分な空き容量がないとファイルのコピーに失敗します。
コマンドの使用例
■ フラッシュメモリーからスロット5のSDメモリーカードにファイルをコピーする
officer SEC>> COPY FILE=D104_14.1.0.cfg TO=SD5: ↓
■ フラッシュメモリーからスロット5のSDメモリーカードにファイル名を変更してコピーする
officer SEC>> COPY FILE=D104_14.1.0.cfg TO=SD5:D104_old.cfg ↓
■ スロット4のSDメモリーカードからフラッシュメモリーにファイル名を変更してコピーする
officer SEC>> COPY FILE=SD4:D104.cfg TO=D104_today.cfg ↓
TFTPサーバーとSDメモリーカードでのファイルのコピー
TFTPサーバーとSDメモリーカード間でファイルのやりとりやファイル名の変更を行う場合にはPUT FILEコマンドやGET FILEコマンドを使用します。CFCのフラッシュメモリーまたはSDメモリーカードにファイルを保存するための充分な空き容量がないとファイルのコピーに失敗します。
Note - ファイルをサーバーからSDメモリーカードに保存する場合は、送り先と保存先のファイル名の変更はしないでください。違うファイル名を指定すると正しく保存されません。
コマンドの使用例
■ SDメモリーカードからTFTPサーバーにファイルをコピーする
officer SEC>> PUT FILE=SD5:D104_14.1.0.cfg TFTP SERVER=10.52.65.42 ↓
■ SDメモリーカードからTFTPサーバーのディレクトリを指定してファイルをコピーする
officer SEC>> PUT FILE=SD5:D104_14.1.0.cfg TFTP SERVER=10.52.65.42 TO=logfiles/D104_14.1.0.cfg ↓
■ TFTPサーバーからスロット5のSDメモリーカードにファイルをコピーする
officer SEC>> GET FILE=D104_14.1.0_19July.cfg TFTP SERVER=10.52.65.42 TO=SD5: ↓
ファームウェアファイル
ファームウェアファイル名は、ハードウェアタイプとファームウェアのバージョンが識別できるよう設定されており、ファイルにはメタデータが保存されています。この内部データと外部データは、起動時やインストレーションの際に適切なハードウェアに正しいファームウェアファイルかどうかを確認するために使用されます。
ファームウェアファイルのファイル名は次のようになります。
- CFCカード(ファブリックコントロールカード:AT-SBx31CFC):CFC200_14.2.1.tar
- GE24POEカード(ラインカード:AT-SBx31GP24):GE24_14.2.1.tar
- GE24SFPカード(ラインカード:AT-SBx31GS24):GE24SFP_14.2.1.tar
- XE4カード(ラインカード:AT-SBx31XZ4):xe4_14.2.1.tar
ファームウェアファイル名の数字は3段階のリリースバージョンを示しているので、数字を見ればメジャーバージョンアップかマイナーバージョンアップかがひとめでわかります。
CFC200_14.2.1.tar
14=メジャーリリース
2=マイナーリリース
1=パッチリリース
Note - ファームウェアファイルはtar形式の拡張子となります。拡張子の変更は行わないでください。
Note - ファイルのダウンロード中にカードを抜き、直ぐに挿入し直した場合に、カードが認識されない場合があります。カードが認識されない場合には、再度カードを抜き、しばらくしてから挿入し直してください。
ファームウェアファイルの互換性
ファームウェアをアップグレードをする際は、まずメジャーリリースのバージョンにアップグレードしてから、マイナーリリースのバージョンにアップグレードする必要があります。メジャーアップグレード後のマイナーリリースのバージョンに、ダイレクトでアップグレードすることはできません。
Note - ファームウェアのダウングレードは、メジャーリリース・マイナーリリースを気にすることなく、ダイレクトにダウングレード可能です。
CFCカードのファームウェアは、バージョンの一致しているファームウェアのラインカードをサポートします。

ファームウェアファイルの保存
ファームウェアファイルは、CFCカードやラインカードのフラッシュメモリー、ネットワーク上のTFTPサーバー、ZMODEM、FTPサーバー、SDメモリーカードなど複数の場所に保存できます。
フラッシュメモリーは大容量の記憶装置で電源を切っても情報は消去されません。ランタイムメモリー(RAM)にはソフトウェアファイルの情報が一時的に保存されます。
本製品の出荷時にCFCカードとラインカードのフラッシュメモリーにファームウェアファイルが保存されている状態で出荷されます。
Note - 出荷時のファームウェアファイルは最新バージョンでない場合がありますので、弊社ホームページより最新のバージョンかどうかお確かめください。
CFCカードを冗長化して使用する場合は、フラッシュメモリーに同じファイルが保存されます。両CFCカードがUPしていると全てのデータがシンクロされます。INACTCFCカードがDOWNの状態の場合にはデータのシンクロは行われません。
CFCカードのフラッシュメモリーには各カードのファームウェアファイルを2個づつ保存しても充分な保存領域があるため、新旧のファイルを保存したたまファームウェアの更新が可能です。設定のデータベースもCFCカードのフラッシュメモリーにあります。ラインカードはファームウェアファイルのコピーを1つ保存できる容量のメモリーがあります。
アップグレードの際には、ネットワークホストから新しいファームウェアファイルを読み出し、CFCカードとラインカードのフラッシュメモリーにロードします。
ファームウェアのアップグレード手順
CFCカードを単体構成で使用している場合
- ファームウェアをアップグレードする前に、コンフィグレーションファイルのバックアップを行ってください。コンフィグレーションファイルのバックアップはBACKUP CONFIG (SEC)コマンドを使います。
officer SEC>> BACKUP CONFIG FILE=D104.cfg TFTP SERVER=192.168.20.20 ↓
Note - コンフィグレーションファイルのバックアップファイルは、ファームウェアをダウングレードする際に使用します。
- 最新のファームウェアファイルをACTCFCカードのフラッシュメモリーに転送します。外部サーバーからCFCカードのフラッシュメモリーにファイルを転送するにはGET FILEコマンドを使います。
officer SEC>> GET FILE=cfc200_14.2.1.tar TFTP SERVER=192.168.20.20 ↓
officer SEC>> GET FILE=ge24_14.2.1.tar TFTP SERVER=192.168.20.20 ↓
- ACTCFCカードとラインカードのファームウェアファイルの起動方法を設定します。ここでは新しいファームウェアを試せるTEMPLOADに設定します。ファームウェアファイルの起動方法の設定はSET CARDコマンドを使います。
officer SEC>> SET CARD=ACTCFC TEMPLOAD=cfc200_14.2.1.tar ↓
officer SEC>> SET CARD=1 TEMPLOAD=ge24_14.2.1.tar ↓
- ACTCFCカードを再起動します。カードの再起動はRESTART CARDコマンドを使います。
officer SEC>> RESTART CARD=ACTCFC COLD ↓
- 再起動後、システムはアップグレードモードになります。アップグレードが完了するとアップグレードモードから通常モードへと変わります。アップグレードモード中に行った変更は、アップグレードが完了するまでフラッシュメモリーには保存されません。
- 新しいファームウェアファイルの起動方法をPREFLOADに変更し、次に再起動した際にも、このファームウェアファイルで起動できるようにします。ファームウェアファイルの起動方法の変更はSET CARDコマンドを使います。
officer SEC>> SET CARD=ACTCFC PREFLOAD=cfc200_14.2.1.tar ↓
officer SEC>> SET CARD=1 PREFLOAD=ge24_14.2.1.tar ↓
この時点でアップグレードモードから通常モードへと変わります。
ダウングレードを行う予定がない場合は、DELETE FILESコマンドを使いCFCのファームウェアファイルを削除することもできます。
- コンフィグレーションファイルのバックアップを行います。コンフィグレーションファイルをバックアップするには、BACKUP CONFIG (SEC)コマンドを使います。
officer SEC>> BACKUP CONFIG FILE=D105.cfg TFTP SERVER=10.52.65.42 ↓
CFCカードを冗長構成で使用している場合
- ファームウェアをアップグレードする前に、コンフィグレーションファイルのバックアップを行ってください。コンフィグレーションファイルのバックアップはBACKUP CONFIG (SEC)コマンドを使います。
officer SEC>> BACKUP CONFIG FILE=104.cfg TFTP SERVER=192.168.20.20 ↓
Note - コンフィグレーションファイルのバックアップファイルは、ファームウェアをダウングレードする際に使用します。
- 最新のファームウェアファイルをACTCFCカードのフラッシュメモリーに転送します。外部サーバーからフラッシュメモリーにファイルを転送するにはGET FILEコマンドを使います。冗長構成の場合は、自動でINACTCFCのフラッシュメモリーにファームウェアファイルが転送され、ACTCFCとINACTCFCカードのフラッシュメモリーにファームウェアファイルが保存されます。
officer SEC>> GET FILE=cfc200_14.2.1.tar TFTP SERVER=192.168.20.20 ↓
officer SEC>> GET FILE=ge24_14.2.1.tar TFTP SERVER=192.168.20.20 ↓
- INACTCFCカードのファームウェアファイルの起動方法を設定します。ここでは新しいファームウェアを試せるTEMPLOADに設定します。起動方法の設定はSET CARDコマンドを使います。
officer SEC>> SET CARD=INACTCFC TEMPLOAD=cfc200_14.2.1.tar ↓
- INACTCFCカードを再起動します。カードの再起動はRESTART CARDコマンドを使います。
officer SEC>> RESTART CARD=INACTCFC ↓
- INACTCFCカードは新しいファームウェアでアップグレードを行います。アップグレード中はCLI コマンドは使用できません(マイナーアップグレードを除く)。「Out of Sync」アラームがあがるのでアラームが消えてから次の手順に移ります。
- INACTCFCカードとACTCFCカードのアクティビティを変更します。アクティビティを変更するにはSWAP ACTIVITYコマンドを使います。これによりINACTCFCカードはACTCFCカードとなり、ACTCFCカードはINACTCFCカードとなります。
officer SEC>> SWAP ACTIVITY ↓
Note - ACTCFCカードがアップグレードモードの状態でも、全てのコマンドの操作をできますが、警告メッセージ(システムがアップグレードモードの状態)があがり、アップグレードモードが完了するまでフラッシュメモリーには保存されません。
- 検証を行うためにラインカードのアップグレードを行います。ラインカードのファームウェアの起動方法をTEMPLOADに設定し、新しいファームウェアで起動できるようにします。
officer SEC>> SET CARD=1 TEMPLOAD=ge24_14.2.1.tar ↓
次にラインカードを再起動します。ラインカードの再起動にはRESTART CARDコマンドを使います。
officer SEC>> RESTART CARD=1 ↓
- 新しいファームウェアの検証が行われます。テストが完了したら、新しいファームウェアを使用するか、元のファームウェアを使用するかを選択します。
元のファームウェアを使用する場合は手順9に進んでください。
新しいファームウェアを使用する場合は手順10に進んでください。
- 元のファームウェアを使用する場合はアップグレードを中止します。SWAP ACTIVITYコマンドを使い、INACTCFCカードをACTCFCカードに変更します。
officer SEC>> SWAP ACTIVITY FORCE ↓
次にステップ7でアップグレードを行ったラインカードのファームウェアファイルを元に戻し、再起動します。
officer SEC>> SET CARD=1 TEMPLOAD=ge24_14.2.0.tar ↓
officer SEC>> RESTART CARD=1 ↓
ACTCFCカードを再起動すると、システムは元のファームウェアファイルとデータベースで起動します。
- 新しいファームウェアを使用する場合は、SET CARDコマンドを使いACTCFCカードとラインカードのファームウェアの起動設定をPREFLOADに変更します。
officer SEC>> SET CARD=ACTCFC PREFLOAD=cfc200_14.2.1.tar ↓
officer SEC>> SET CARD=1 PREFLOAD=ge24_14.2.1.tar ↓
データベースのアップグレードを知らせるアラームが消え、INACTCFCカードが新しいファームウェアで再起動し、ACTCFCカードとシンクロを行います。シンクロの完了後にラインカードのアップグレードが行われます。
Note - ACTCFCとのシンクロが完了するまで、INACTCFCでメインテナンス関連のコマンドを実行させないでください。ファームウェアファイルが壊れる可能性があります。
Note - ラインカードのメジャー、マイナーバージョンがACTCFCカードの事前設定のメジャー、マイナーバージョンと適合しない場合、Inconsistent Load MinorアラームがCFCカードのアップグレードモードが終わるまであがり続けます。これはシステムでのファームウェアバージョンの一貫性を維持するためです。
CFCカードのファームウェアファイルをコピーしALTLOADの設定をしておくと、PREFLOADに何らかの問題が発生した場合に、ALTLOADのファイルで起動することができます。
- コンフィグレーションファイルのバックアップを行います。コンフィグレーションファイルをバックアップするには、BACKUP CONFIG (SEC)コマンドを使います。
officer SEC>> BACKUP CONFIG FILE=105.cfg TFTP SERVER=10.52.65.42 ↓
ファームウェアのダウングレード手順
Note - ファームウェアをダウングレードすると既存のデータベースの変更は削除されます。
CFCカードを単体構成で使用している場合
- ファームウェアをダウングレードする前に、コンフィグレーションファイルのバックアップを行ってください。コンフィグレーションファイルのバックアップはBACKUP CONFIG (SEC)コマンドを使います。
officer SEC>> BACKUP CONFIG FILE=104.cfg TFTP SERVER=192.168.20.20 ↓
Note - コンフィグレーションファイルのバックアップファイルは、ファームウェアをダウングレードする際に使用します。
- CFCカードのフラッシュメモリーに古いファームウェアファイルが保存されていない場合には、古いファームウェアファイルをCFCカードのフラッシュメモリーに転送します。外部サーバーからフラッシュメモリーにファイルを転送するにはGET FILEコマンドを使います。
officer SEC>> GET FILE=cfc200_14.2.0.tar TFTP SERVER=192.168.20.20 ↓
- CFCカードのファームウェアファイルの起動方法をPREFLOADに設定します。ファームウェアファイルの起動方法の設定はSET CARDコマンドを使います。ラインカードのファームウェアファイルの起動方法の設定は、リストアするコンフィグレーションファイルに情報があり、自動でリロードするため設定の必要はありません。
officer SEC>> SET CARD=ACTCFC PREFLOAD=cfc200_14.2.0.tar ↓
- コンフィグレーションファイルのリストアを行います。コンフィグレーションファイルは、ダウングレードするファームウェア(ここではcfc200_14.2.0.tar)を使用していた際に作成したもの(ここでは103.cfg)を使用します。コンフィグレーションファイルのリストアはRESTORE CONFIG FILE (SEC)コマンドを使います。
リストアを行うとシステムは自動で再起動され、再起動後にダウングレードファームウェアで起動します。
officer SEC>> RESTORE CONFIG FILE=103.cfg TFTP SERVER=192.168.20.20 ↓
CFCカードを冗長構成で使用している場合
- ファームウェアをダウングレードする前に、コンフィグレーションファイルのバックアップを行ってください。コンフィグレーションファイルのバックアップはBACKUP CONFIG (SEC)コマンドを使います。
officer SEC>> BACKUP CONFIG FILE=104.cfg TFTP SERVER=192.168.20.20 ↓
Note - コンフィグレーションファイルのバックアップファイルは、ファームウェアをダウングレードする際に使用します。
- CFCカードのフラッシュメモリーに古いファームウェアファイルが保存されていない場合には、古いファームウェアファイルをCFCカードのフラッシュメモリーに転送します。外部サーバーからフラッシュメモリーにファイルを転送するにはGET FILEコマンドを使います。
officer SEC>> GET FILE=cfc200_14.2.0.tar TFTP SERVER=192.168.20.20 ↓
- ACTCFCカードのファームウェアファイルの起動方法をPREFLOADに設定します。起動方法の設定はSET CARDコマンドを使います。ラインカードのファームウェアファイルの起動方法の設定は、リストアするデータベースに情報があり、自動でリロードするため設定の必要はありません。
officer SEC>> SET CARD=ACTCFC PREFLOAD=cfc200_14.2.0.tar ↓
- コンフィグレーションファイルのリストアを行います。コンフィグレーションファイルは、ダウングレードするファームウェア(ここではcfc200_14.2.0.tar)を使用していた際に作成したもの(ここでは103.cfg)を使用します。コンフィグレーションファイルのリストアはRESTORE CONFIG FILE (SEC)コマンドを使います。
リストアを行うとシステムは自動で再起動され、再起動後にダウングレードファームウェアで起動します。
officer SEC>> RESTORE CONFIG FILE=103.cfg TFTP SERVER=192.168.20.20 ↓
ファームウェアファイルの検証
本製品のファームウェアは、拡張子.tarを持つイメージファイルとして提供されます。
ファームウェアファイルは、作成時にCRC値を計算し内部データファイルに保存されます。ファームウェアファイルをCFCカードのフラッシュメモリーに移動すると、CRC値が計算され内部データのCRC値と比較します。CRC値が異なる場合はファームウェアファイルが破損しているとみなされます。
CRC値の比較は、CFCカードのフラッシュメモリーに保存されている全てのファームウェアファイルが対象となり、次の場合に比較が行われます。
CRC値の比較が個々のファームウェアファイルに対して行われる場合は次のとおりです。
- SET CARDコマンドでパラメーターの変更が行われた場合
- カードを再起動した場合
AUDIT FILESコマンドを使うことにより、コンフィグレーションファイルなどのシステムファイルの検証も行えます。
officer SEC>> AUDIT FILES ↓
Command has been submitted
officer SEC>>
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File Local Audit Result Mate Audit Result
-------------------------------------- ---------------------------------------
cfc200_14.2.1.tar..................... Pass Pass
ge24_14.2.1.tar....................... Pass Pass
giritest.cfg.......................... Pass Pass
giritest2.cfg......................... Pass Pass
ud_test.cfg........................... Pass Pass
-------------------------------------------------------------------------------
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(C) 2010-2011 アライドテレシスホールディングス株式会社
PN: 613-001335 Rev.B