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スイッチング / DHCP Snooping


  - 概要 
   - 設定例

DHCP Snoopingは、DHCPサーバー・クライアント間でやりとりされるDHCPメッセージを監視して動的なIPソースフィルタリングを行う機能です。本機能を利用すれば、DHCPサーバーを用いたネットワーク環境において、正当なDHCPクライアントにだけIP通信を許可することができます。またoption82もサポートしています。

ここでは、コマンドラインインターフェースによる設定方法を中心に説明します。


概要

DHCP Snoopingでは、DHCPメッセージのやりとりを監視してDHCPクライアントがどのポート配下に存在するかを追跡し、その情報に基づいてIPパケットのフィルタリングを行います。

DHCP Snoopingを利用する場合は、次の図のように本製品をDHCPサーバーとDHCPクライアントの間に配置します。


設定例

設定手順を下記に説明します。
  1. DHCPリレーインスタンス "atkk" を作成します。


  2. VLAN 10を作成します。


  3. DHCPリレーインスタンス"atkk"と、監視するVLAN(VID:10)を関連付けします。


  4. DHCPリレーインスタンスを、スヌーピングモードに設定します。(初期設定はリレーモード)


  5. VLAN10にインターフェースを指定します。ここではクライアント側に接続するポートを0.21、サーバー側に接続するポートを0.20とします。


  6. クライアント側に接続するポート0.21のディレクションをCUSTOMERに設定します。


  7. サーバー側に接続するポート0.20のディレクションをNETWORKに設定します。



Note - インターフェースのディレクション設定は、サーバー側接続ポートをNETWORK、クライアント側接続ポートをCUSTOMERに設定してください。


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