Web GUI / 一般設定


GUIのインストールと準備
Web GUIクライアント要件
GUIをインストールする
GUIの使い方


本製品に対する設定は、CLI(Command Line Interface)とGUI(Graphical User Interface)にアクセスして行います。
GUIでは、Webブラウザーを使って、本製品の動作状態をモニタリングしたり、基本的な機能の設定を行ったりできます。(CLIでできる設定が、すべてできるわけではありません。)ここでは、GUIのインストール、設定や使い方について説明します。

Note
CLIの詳細については、「運用・管理」の「システム」や「コマンドラインインターフェース(CLI)」をご覧ください。

Note
CLIにおける制限事項は、基本的にはすべてWeb GUIにも該当します。各章の解説編・コマンド編に記載の制限事項をご参照ください。

GUIの機能は、Javaアプレットファイルを使って提供されます。GUIを使う前に、まず、Javaアプレットファイルをダウンロードしてスイッチのフラッシュメモリーにインストールします。

Note
機種、出荷時期によっては、ご購入時にGUI Javaアプレットがインストールされている場合もあります。
Javaアプレットファイルがスイッチにインストールされていれば、GUIを使うのに、特別なコマンドを実行する必要はありません。ブラウザーとのコネクションが確立すると、スイッチはインストール済みのJavaアプレットファイルを転送するので、どのJavaアプレットファイルを使うかを知らせる必要もありません。

Note
GUIを使用する場合はIPv4上のSNMPエージェント機能を無効化しないでください(初期設定は有効。無効化している場合はsnmp-serverコマンドで再有効化できます)。Web GUIはIPv4を用いてSNMPエージェントから各種情報を収集しているため、IPv4上のSNMPエージェントを無効化しているとGUIにログインできません。

Note
使用されるGUI Javaアプレットファイルは、ファームウェア起動時に自動で選択されます。ファイルが複数ある場合は、現在起動中のファームウェアバージョン用のファイルのうち最新のものが使用されます。それ以外の場合は、現在起動中のファームウェアより前のバージョン用のファイルのうち最新のものが使用されます。

GUIのインストールと準備

Web GUIのインストール方法と、使用前する前の準備について説明します。

Web GUIクライアント要件

GUI をインストールして使用する場合は、下記の環境でご使用ください。


GUIをインストールする

  1. GUI Javaアプレットファイルをダウンロードする
    Note
    GUI の Javaアプレットファイルは、最新のファームウェアと同様に、弊社ホームページからダウンロードできます。
    Note
    インストールするJavaアプレットファイルのバージョンは、そのGUIが動作するファームウェアイメージファイル(.rel)のバージョンに合わせて一番最新のバージョンをお使いください。

    Javaアプレットファイル(zipファイル形式) をダウンロードします。圧縮ファイルを解凍します。

  2. GUIアプレットファイルをコピーする
    GUIアプレットファイル(.jar)をTFTPサーバーにコピーします。
    TFTPサーバーを使用する場合は、TFTPサーバーとの通信が可能なことも確認してください。
    コピーが終わったら、本製品のコマンドラインインターフェース(CLI)にログインします。

  3. IPアドレスを設定する
    下記のコマンドを使用して、本製品にIPアドレスを設定し、Javaアプレットにアクセスできるようにします。
    awplus# configure terminal
    awplus(config)# interface vlan1
    awplus(config-if)# ip address <address>/<prefix-length>
    

    <address> には、GUI Javaアプレットに接続するときに使用するIPアドレスを設定します。例えば、IPアドレスに 192.168.2.6、マスク長に 255.255.255.0 を設定する場合は、次のコマンドを使います。
    awplus(config-if)# ip address 192.168.2.6/24
    

  4. デフォルトゲートウェイアドレスを設定する
    必要であれば、次のコマンドを使って、デフォルトゲートウェイのアドレスを設定します。同じサブネット内のアドレスで、GUIにログインする場合は、ゲートウェイアドレスを設定する必要はありません。
    awplus(config-if)# exit
    awplus(config)# ip route 0.0.0.0/0 <gateway-address>
    

    <gateway-address> には、ゲートウェイのIPアドレスを設定します。

  5. GUIアプレットファイルをスイッチにコピーする
    次のコマンドを使って、GUI Javaアプレットファイルを本製品にコピーします。

    ファイルをTFTPサーバーからコピーする場合:
    awplus# copy tftp://<server-address>/<filename.jar> flash:/
    

    <server-address> には、TFTPサーバーのアドレスを設定します。<filename.jar> には、手順1でダウンロードしてから解凍したファイル(.jar)のファイル名を設定します。

  6. GUIにログインするためのユーザーを追加する
    GUIにログインするには、下記のコマンドを使って、GUIログイン用のユーザーアカウントを作成します。
    awplus(config)# username <username> privilege 15 password <password>
    
    Note
    GUIログイン用のユーザーアカウントは、複数作成することができます。詳細は、「運用・管理 / ユーザー認証」の概要や、usernameコマンドの説明を参照してください。

  7. ログインする
    ブラウザーを起動し、手順3で設定したIPアドレスを入力します。GUI Javaアプレットが起動すると、ログイン画面が表示されます。手順6で設定した、ユーザー名とパスワードを入力してログインします。


    Note
    GUIを使用する場合はIPv4上のSNMPエージェント機能を無効化しないでください(初期設定は有効。無効化している場合はsnmp-serverコマンドで再有効化できます)。Web GUIはIPv4を用いてSNMPエージェントから各種情報を収集しているため、IPv4上のSNMPエージェントを無効化しているとGUIにログインできません。

    Note
    GUIへのアクセスはIPv4経由でのみ可能です。IPv6経由ではアクセスできません。

    Note
    使用されるGUI Javaアプレットファイルは、ファームウェア起動時に自動で選択されます。ファイルが複数ある場合は、現在起動中のファームウェアバージョン用のファイルのうち最新のものが使用されます。それ以外の場合は、現在起動中のファームウェアより前のバージョン用のファイルのうち最新のものが使用されます。

    Note
    ブラウザーでGUIにログインするとGUI Javaアプレットファイルは自動的にPCにキャッシュとして保存される場合があります。このため、スイッチのJavaアプレットファイルを最新のものに更新された場合は、PC側でブラウザーとJavaアプレットのキャッシュを削除してください。以前のバージョンのJavaアプレットファイルがPCに残っておりますと、GUIの表示が最新とならない場合があります。PC上のブラウザーのキャッシュを削除する手順につきましては、JAVAサイトのヘルプ資料「Webブラウザのキャッシュをクリアする方法」をご参照ください。Javaアプレットのキャッシュを削除する手順につきましては、JAVAサイトのヘルプ資料「Javaのキャッシュをクリアするにはどうすればよいですか。」をご参照ください。

GUIの使い方

「System」の章以降で、Web GUIの使い方について説明します。スイッチにGUIのファイルがインストールされ、ブラウザーの準備が整っていることを前提に説明していますので、使い始める前に本章を必ずお読みください。

以下の章では、設定画面はタブ名称で記述し、設定画面に表示される項目について説明していきます。



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