[index] CentreCOM x230シリーズ コマンドリファレンス 5.4.4

IPv6 / 一般設定


基本設定
IPv6ホスト


IPv6(Internet Protocol Version 6)機能を有効化する方法と、IPv6ホストとして動作させるための基本設定について説明します。

基本設定

IPv6ホスト

本製品はご購入時の状態で、レイヤー2スイッチとして機能するよう設定されています。単なるスイッチとして使うだけなら、設置・配線後電源を入れるだけで特に設定は必要ありません。

ただし、その場合でも、IPv6ネットワーク上でSNMP、Telnet、SSHなどを用いた本製品の管理を行いたいときは、本製品にIPv6アドレスを割り当て、IPv6ホストとしての動作を有効にする必要があります。以下、そのための基本設定について説明します。


  1. IPv6機能を有効にします。

    awplus(config)# ipv6 forwarding
    


  2. VLANインターフェースにIPv6アドレス(グローバルユニキャストアドレス)を設定します。これには、インターフェースモードのipv6 addressコマンドを使います。

    awplus(config)# interface vlan1
    awplus(config-if)# ipv6 address 2001:db8:3c:10::1/64
    awplus(config-if)# exit
    


    Note - ipv6 addressコマンドでインターフェースにグローバルなIPv6アドレスを設定すると、リンクローカルアドレスも自動的に設定されます。

設定は以上です。

■ 本製品に直結されていないサブネットと通信したいときは経路の設定が必要です。スタティック経路はipv6 routeコマンドで設定します。直結のサブネットしかない場合、および、本製品をリンクローカルアドレスだけで運用する場合、経路設定は不要です。

たとえば、デフォルト経路を設定するには次のようにします。

awplus(config)# ipv6 route ::/0 2001:db8:3c:10::10


Note - 「::/0」は「0:0:0:0:0:0:0:0/0」の省略形でデフォルト経路を表します。

■ IPv6機能の有効・無効はshow ipv6 forwardingコマンドで確認します。

■ インターフェースに割り当てられたIPv6アドレスの情報はshow ipv6 interfaceコマンドで確認します。

■ IPv6の経路情報はshow ipv6 route databaseコマンド、show ipv6 routeコマンドで確認します。


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