[index] CentreCOM x600シリーズ コマンドリファレンス
モード: インターフェースモード
カテゴリー: インターフェース / ポート認証
(config-if)# auth dynamic-vlan-creation [type {single|multi}] [rule {deny|permit}]
(config-if)# no auth dynamic-vlan-creation
対象スイッチポートでダイナミックVLANを有効にする。
no形式で実行した場合は対象スイッチポートでダイナミックVLANを無効にする。
初期設定は無効。
ダイナミックVLANが有効なポートでは、RADIUSサーバーが返してきたTunnel-Private-Group-ID属性の値をもとに、認証をパスしたSupplicantの所属VLANを動的に変更する。
type {single|multi} |
対象ポートがMulti-Supplicantモードに設定されている場合(auth host-modeコマンドでmulti-supplicantを指定した場合)、各SupplicantへのVLAN割り当てをどのように行うかを指定する。初期設定はsingle | ||||
single |
ポート単位のVLAN割り当て。この設定では該当ポートで最初に認証をパスしたSupplicantの所属VLANが、その後同一ポートで認証をパスした他のSupplicantにも適用される。なお、2番目以降のSupplicantに対してRADIUSサーバーが返却してきたVLANが最初のSupplicantの所属VLANと異なる場合の動作は、ruleパラメーターで変更できる | ||||
multi |
Supplicant単位のVLAN割り当て。この設定ではSupplicantごとに異なるVLANを割り当てることができる。Supplicantの識別はMACアドレスによって行う | ||||
rule {deny|permit} |
対象ポートがMulti-Supplicantモードに設定されており(auth host-modeコマンドでmulti-supplicantを指定した場合)、かつ、各SupplicantへのVLAN割り当てがポート単位(type single)に設定されている場合、2番目以降のSupplicantに対してRADIUSサーバーが返却してきたVLANが最初のSupplicantの所属VLANと異なっていた場合の動作を指定する。初期設定はdeny | ||||
deny |
最初のSupplicantとVLANが異なる場合、および、VLANが割り当てられない場合は認証失敗とする | ||||
permit |
最初のSupplicantとVLANが異なっていても認証成功とし、最初のSupplicantと同じVLANで通信を許可する |
■ 対象スイッチポートでダイナミックVLANを有効にする。
awplus(config-if)# auth dynamic-vlan-creation ↓ |
■ 本コマンドを実行するには、あらかじめ対象スイッチポートでポート認証機能を有効にしておく必要がある(auth-mac enableコマンド、auth-web enableコマンド、dot1x port-controlコマンド)。
■ ダイナミックVLANはタグなしポートでのみ使用可能。タグ付きポートでは使用できない。
■ 対象ポートがMulti-Supplicantモードでない場合、type、ruleの両パラメーターは無効。
■ 対象ポートがMulti-Supplicantモードであっても、本コマンドでtype multiを指定している場合、ruleパラメーターは無視される。
■ ダイナミックVLANをtype multiで使用する場合、ダイナミックに割り当てるVLANのリンクステータス(show interfaceコマンドの「Link is」欄で確認可能)がつねに「UP」になるよう設定すること。具体的には、ダイナミックに割り当てるVLANをいずれかのポートに固定設定しておき、なおかつ、そのポートをリンクアップさせておく。たとえば、ダイナミックVLANでvlan10, vlan20, vlan30を割り当てる場合、ダイナミックVLANを使用するポート以外に、vlan10, vlan20, vlan30の固定設定ポートを用意し、それらのポートがリンクアップしている状態にする(タグVLANを使えば、1ポートにすべてのVLANを割り当てることも可能)。
■ type multiに設定したポート間において、ポートのリンクダウンを起こさずにSupplicantが移動する可能性がある場合は、switchport modeコマンドで該当ポートのイングレスフィルタリングを無効にすること。イングレスフィルタリングが有効だと、移動前のポートにSupplicantの情報が残るため、移動先のポートで認証を受けられない。
interface (グローバルコンフィグモード)
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+- auth dynamic-vlan-creation(インターフェースモード)
auth host-mode(インターフェースモード)
auth-mac enable(インターフェースモード)
auth-web enable(インターフェースモード)
dot1x port-control(インターフェースモード)
show auth-mac(非特権EXECモード)
show auth-web(非特権EXECモード)
show dot1x(非特権EXECモード)
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