[index] CentreCOM x600シリーズ コマンドリファレンス 5.3.3
モード: インターフェースモード
カテゴリー: IPマルチキャスト / IGMP Snooping
(config-if)# [no] ip igmp snooping report-suppression
対象VLANインターフェースでIGMP SnoopingのReport抑制機能を有効にする。
no形式で実行した場合はReport抑制機能を無効にする。
初期設定は有効。
本機能は、IGMP Snooping機能を通じて得たグループメンバーシップ情報に基づき、該当VLANのルーターポートから本製品自身のIPアドレス(該当VLANに設定されているIPアドレス)でIGMPのReportメッセージやLeave Groupメッセージを送信する一種のプロキシー機能。ReportメッセージやLeave Groupメッセージをまとめることで、ルーターポートに無駄なIGMPメッセージを出さないようにする。
本機能を無効にした場合は、受信したReportメッセージやLeave Groupメッセージをそのままルーターポートに転送する。
■ vlan1において、IGMP SnoopingのReport抑制機能で使用するIPアドレスを設定し、代理送信するIGMPパケットの形式をバージョン2に設定する。IGMP SnoopingとReport抑制機能は初期状態で有効化されているが、IPアドレスが設定されていない状態だとルーターポートに出力されるIGMPパケットの始点アドレスが0.0.0.0になるため注意が必要。
awplus(config)# interface vlan1 ↓ awplus(config-if)# ip address 192.168.10.254/24 ↓ |
awplus(config)# interface vlan1 ↓ awplus(config-if)# no ip igmp snooping report-suppression ↓ |
■ 本機能有効時にルーターポートから代理送信するIGMPパケットのバージョンは、ip igmp versionコマンドで調整できる。同コマンドの初期値はバージョン3だが、この場合ルーターポートに接続されている上位ルーター(Querier)からバージョン3のIGMPパケットを受信したときはバージョン3で応答し、バージョン2のIGMPパケットを受信したときはバージョン2で応答する。同コマンドでバージョン2に設定した場合は、上位ルーターからバージョン3のIGMPパケットを受信しても、バージョン2で応答する。
■ 本機能有効時、対象VLANインターフェースにIPアドレスが設定されていない場合は始点アドレスとして0.0.0.0を使用する。
interface (グローバルコンフィグモード)
|
+- ip igmp snooping report-suppression(インターフェースモード)
ip igmp snooping(グローバルコンフィグモード)
ip igmp snooping(インターフェースモード)
ip igmp version(インターフェースモード)
show ip igmp groups(非特権EXECモード)
show ip igmp interface(非特権EXECモード)
show ip igmp snooping mrouter interface(非特権EXECモード)
show ip igmp snooping statistics interface(非特権EXECモード)
(C) 2008 - 2010 アライドテレシスホールディングス株式会社
PN: 613-001070 Rev.F