[index] CentreCOM x610シリーズ コマンドリファレンス 5.4.1

IPv6マルチキャスト / MLD Snooping


  - 基本設定

MLD Snoopingは、VLAN環境において不要なIPv6マルチキャストトラフィックをフィルタリングする機能です(MLDv1/v2対応)。

MLD Snoopingを使わない場合、マルチキャストパケットはサブネット(VLAN)単位で配送されます。すなわち、VLAN内にグループメンバーが1台でもいると、同一VLAN内のすべてのポートにパケットが転送されてしまいます。

MLD Snoopingを有効にすると、本製品は各ポートで交換されるMLDメッセージを監視して、受信者の存在するポートにだけ該当グループのトラフィックを配送するようになります。

Note - MLD Snoopingを使用するにはフィーチャーライセンスが必要です。

基本設定

■ MLD Snoopingは、初期状態で有効になっています。

Note - IPv6のフィーチャーライセンスがない場合は起動時に無効化され使用できません。

MLD Snoopingはレイヤー2の機能であるため、本製品をレイヤー2スイッチとして使用する場合でも利用できます。次図のように、上位にマルチキャスト対応のIPv6ルーターが存在する場合、特別な設定をすることなくMLD Snoopingを利用できます。


■ MLD Snoopingを無効にするには、グローバルコンフィグモードのipv6 mld snoopingコマンドをno形式で実行します。再度有効にするには、同コマンドを通常形式で実行してください。

awplus(config)# no ipv6 mld snooping


■ 特定のインターフェースでMLD Snoopingを無効にするには、該当インターフェースのインターフェースモードに移動し、ipv6 mld snoopingコマンドをno形式で実行してください。

awplus(config)# interface vlan10
awplus(config-if)# no ipv6 mld snooping


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