[index] CentreCOM x610シリーズ コマンドリファレンス 5.4.1

power-inline max

モード: インターフェースモード
カテゴリー: インターフェース / Power over Ethernet


(config-if)# power-inline max <4000-30000>

(config-if)# no power-inline max


対象PoEスイッチポートから出力可能な電力の上限値を設定する。
no形式で実行した場合は上限値を未設定にする。
初期値は未設定。

未設定時は、接続された受電機器の電力クラスで規定されている上限値(クラス1:4W、クラス2:7W、クラス3:15.4W、クラス4:30W)を使用する。

対象ポートからの出力電力が上限値を超えた場合は、給電優先順位に関係なく該当ポートへの給電を停止する。


パラメーター

<4000-30000> ポートからの出力電力の上限値(mW)。初期値は未設定(各電力クラスの上限値を使用)


注意・補足事項

■ 本コマンドはAT-x610-24Ts/X-POE+、AT-x610-48Ts/X-POE+でのみ有効。

■ 本コマンドでの指定値は、次のようにハードウェアがサポートしている直上の値に丸められる。

awplus(config)# interface port1.0.23
awplus(config-if)# power-inline max 4000
The maximum power has been rounded to 4053mW in hardware.
awplus(config-if)# exit
awplus(config)# interface port1.0.24
awplus(config-if)# power-inline max 7000
The maximum power has been rounded to 7295mW in hardware.


■ 本コマンドで上限値を変更する場合は、受電機器の電力クラスで規定された上限値(クラス1:4W、クラス2:7W、クラス3:15.4W)以上の値を設定すること。電力クラスの上限値よりも小さい値を設定した場合、受電機器を接続した時点で上限値を超えたと見なされ給電が行われない。


コマンドツリー

interface (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- power-inline max(インターフェースモード)


関連コマンド

show power-inline interface(非特権EXECモード)



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