[index] CentreCOM x610シリーズコマンドリファレンス 5.4.3

auth-web-server dhcp ipaddress

モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: インターフェース / ポート認証

(config)# [no] auth-web-server dhcp ipaddress A.B.C.D/M

Web認証サーバー（ポート認証）のDHCPサーバー機能を有効にする。デフォルトは無効。
本コマンド設定時にはipaddressパラメーターで指定したIPアドレスがWeb認証サーバーの待ち受けIPアドレスとして動作する。
本機能を有効にすると、クライアントのデフォルトゲートウェイ・DHCPサーバーにはWeb認証サーバーのIPアドレスが付与される。
また、インターセプトモードまたはプロミスキャスモード設定時は、上記に加えてクライアントのDNSサーバーにもWeb認証サーバのIPアドレスが付与される。
no形式を指定すると、Supplicantに割り当てられているIPアドレスを消去し、Web認証サーバーのDHCPサーバー機能を無効にする。

パラメーター

A.B.C.D/M Web認証サーバーのDHCPサーバー機能に割り当てるIPv4アドレスとサブネットマスク長。A.B.C.DがDHCPサーバーのアドレスとなり、サブネットA.B.C.D/Mの範囲内から、クライアントにIPアドレスが割り当てられる

注意・補足事項

■ 本コマンドによってWeb認証サーバー（ポート認証）のDHCPサーバー機能を有効にし、かつDHCPサーバー機能も有効にした場合、認証前のサプリカントに対してはWeb認証サーバーのDHCPサーバー機能からIPアドレスが割り当てられる。認証成功後はDHCPサーバー機能からIPアドレスが割り当てられる。

■ 本コマンドはauth-web-server ipaddressコマンドと同時に設定することはできない。

■ 通常はシステムに設定されているIPアドレスのうちの1つを指定すればよい。
ネットワーク上に存在しないアドレス（仮想アドレス）を指定してもよいが、その場合は特に次の点に注意すること。

SupplicantからWeb認証サーバーへのHTTPパケットは、本製品のMACアドレス宛てに送信されなくてはならない。

すなわち、認証の前後において、Supplicantのデフォルトゲートウェイとして本製品のインターフェースアドレスが設定されており、かつ、HTTPパケットの終点IPアドレスがWeb認証サーバーの待ち受けIPアドレスとなっている必要がある。

コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード) | +- auth-web-server dhcp ipaddress（グローバルコンフィグモード）

auth-web-server dhcp ipaddress

パラメーター

注意・補足事項

コマンドツリー

関連コマンド