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CentreCOM x610シリーズ コマンドリファレンス 5.4.3
バーチャルシャーシスタック(VCS) / はじめに
本製品は、負荷分散型の冗長ネットワークを低コストかつ簡単に実現するバーチャルシャーシスタック(VCS)機能を備えています。
本章「バーチャルシャーシスタック(VCS)」では、VCSの設定と運用について解説します。
本章の構成と読み進め方
本章は下記の5部構成になっており、それぞれ以下のことがらを取り扱っています。
- 第1部 概要編では、VCSの概要について説明します。
- 第2部 導入編では、各機器に対する初期設定、各機器の接続、VCSグループの起動、VCSグループとしての設定から運用開始まで、順を追って説明します。
また、スタック可能な台数やネットワーク構成上の注意点など、VCSの導入前にご確認いただきたいVCSの基本仕様についても説明しています。
- 第3部 運用編では、VCSの運用方法について説明します。状態監視などの日常的な作業に加え、機器の交換や追加、ファームウェアの更新など、メンテナンス作業の手順についても解説します。
- 第4部 応用編では、導入編と運用編で紹介できなかったVCSのより高度な使い方を紹介します。
- 第5部 コマンド編は、VCS関連コマンドのリファレンスです。
本章は、おおよそ以下の順序で読み進めていただくことを想定しています。
- 初めてVCSに触れる方は、最初に概要編でVCSの概要をつかんでいただき、その後、導入編で要件を確認しながらVCSの導入を進めてください。
- VCS導入後の日常作業の基本的な手順については、運用編をご覧ください。また、コマンドの仕様については、各コマンドのリファレンスページをご覧ください。
- 導入編、運用編に掲載されていないVCSのより高度な使い方については、応用編をご覧ください。
関連マニュアル
本章では、以下のことがらについては原則として説明していませんので、それぞれ該当するマニュアルをご参照ください(本章はこれらを補足する形で記述されています)。
- 機器の設置・接続・取り外しなどに関する具体的な手順や注意事項については、「取扱説明書」をご覧ください。
- ファームウェアの制限事項や補足事項などについては、「リリースノート」をご覧ください。
- VCSに特化しない各種機能や設定コマンドの詳細については、本コマンドリファレンスの他の章をご覧ください。
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PN: 613-001613 Rev.D