[index] CentreCOM x610シリーズ コマンドリファレンス 5.4.3
このたびは、CentreCOM x610シリーズをお買い上げいただき、誠にありがとうございます。
本マニュアルでは、CentreCOM x610シリーズのファームウェアであるAlliedWare Plusの機能とコマンドについて詳細に解説しています。各機能の使用方法やコマンドの解説に加え、複数の機能を組み合わせた具体的な設定例も数多く掲載しています。CentreCOM x610シリーズを活用するための参考資料としてご利用ください。
なお、設定を行う前に必要なこと、たとえば機器の設置や配線、設定に使用するコンソールターミナルの準備などについては原則として説明しておりません。これらに関しては、製品付属の冊子「取扱説明書」などをご覧ください。
はじめに
対象機種とバージョン
本マニュアルは、以下の機種用のAlliedWare Plusバージョン「5.4.3-2.5」を対象に記述されています。ただし、執筆時には開発中のバージョンを用いたため、画面表示などが実際の製品とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
keyword |
黒小文字の部分はキーワード(予約語)を示します。基本的にそのまま入力してください。ただし、キーワードは大文字小文字の区別がないので、大文字で入力してもかまいません | |
VARIABLE |
青大文字の部分は一般的な変数値(一般的な文字列、数値など)を示します。コマンド入力時には、環境に適した文字列や数字を入力してください。ホスト名など一部のものを除き、大文字小文字を区別します | |
A.B.C.D |
青色のA.B.C.Dは変数値(IPアドレスまたは同形式のID)を示します。A、B、C、Dにはそれぞれ0〜255の範囲の10進数を指定します。コマンド入力時には、環境に適したアドレス/IDを入力してください | |
A.B.C.D/M |
青色のA.B.C.D/Mは変数値(マスク/プレフィックス長付きのIPアドレスまたは同形式のID)を示します。A、B、C、Dにはそれぞれ0〜255の範囲の10進数を、Mには0〜32の範囲の10進数を指定します。コマンド入力時には、環境に適したアドレス/IDとマスク/プレフィックス長を入力してください | |
W.X.Y.Z |
青色のW.X.Y.Zは変数値(IPアドレスまたは同形式のIDに対するマスク)を示します。マスクには、サブネットマスクのように有意なビットを立てるANDマスクと、ワイルドカードマスクのように無視するビットを立てるORマスクがあります。W、X、Y、Zにはそれぞれ0〜255の範囲の10進数を指定します。コマンド入力時には、環境に適したマスク値を入力してください | |
HHHH.HHHH.HHHH |
青色のHHHH.HHHH.HHHHは変数値(MACアドレス)を示します。HHHHにはMACアドレスの2オクテット分を16進数4桁(0000〜ffff)で指定します。コマンド入力時には、環境に適したアドレスを入力してください | |
XXXX.XXXX.XXXX |
青色のXXXX.XXXX.XXXXは変数値(MACアドレスに対するマスク)を示します。XXXXにはMACアドレス用ワイルドカードマスク(ORマスク)の2オクテット分を16進数4桁(0000〜ffff)で指定します。コマンド入力時には、環境に適したマスク値を入力してください | |
<1-32> |
青色の<1-32>は変数値(数値)の一種で指定可能な数値の範囲を表します。たとえば、<1-32>は1〜32の範囲の数値を指定するという意味です。指定できる数値の範囲はコマンドにより異なります | |
{aaa | bbb | CCC} |
ブレース(中カッコ)で囲まれた部分は、選択肢を表します。選択肢の各要素が縦棒1つ(|)で区切られている場合は、選択肢から1つだけを選択して指定できます。見やすさのため、縦棒の前後に適宜スペースを入れて表記しています | |
{aaa & bbb & CCC} |
ブレース(中カッコ)で囲まれた部分は、選択肢を表します。選択肢の各要素がアンパサンド(&)で区切られている場合は、選択肢から1つ以上複数の項目を選択して指定できます。見やすさのため、アンパサンドの前後にスペースを入れて表記しています。複数の要素を指定する場合は「aaa CCC」のように項目をスペースで区切って指定してください | |
[optional VALUE] |
スクエアブラケット(角カッコ)で囲まれた部分は省略可能であることを示します | |
[aaa | bbb | CCC] |
選択肢全体が省略可能なときは、本来 [{aaa | bbb | CCC}] のように書くべきですが、冗長なのでブレースを省略することがあります。これは択一選択肢、複数選択肢とも同じです | |
mandatory VALUE |
太字の部分は、必ず入力しなくてはならない部分を表しています。具体的にはスクエアブラケットで囲まれていない部分がこれに相当します | |
STRUCT |
青緑の部分は上記の複数の要素が組み合わさっている部分(複合要素)、あるいは、上記のいずれかの要素の別名であることを示します。コマンド構文を見やすくするため、複雑な選択肢などをこの形式で表したり、同じ形式の変数(たとえばIPアドレス)が複数回登場するような場合に、それぞれの意味合いを込めてこの形式で表したりすることがあります。具体的な内容はパラメーター解説のセクションで示します(次項を参照) | |
STRUCT := {a | b V [c]} |
パラメーター解説のセクションにおいて、複合要素や別名の具体的内容をこの形式で表します。「:=」の左側が構文中の複合要素名/別名、「:=」の右側が実際の内容です |
awplus(config)# no spanning-tree rstp enable ↓ |
Note - 「デフォルトゲートウェイ」や「デフォルトVLAN」など一般的な用語は除きます。
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