[index] CentreCOM x900シリーズ・SwitchBlade x908 コマンドリファレンス

IPルーティング / ARP


  - ARPキャッシュ

IPアドレスから物理アドレス(MACアドレス)を検索するARP(Address Resolution Protocol)関係の機能について説明します。

Note - CPU宛て通信の負荷が非常に高い環境では、ARPパケットを適切に処理できず、ARPの動作に支障をきたす場合があります。ARPはIPの動作に必須なので、IPを使用する場合は、ARPパケットを優先的にCPUへ送るQoS設定の追加をおすすめします。詳細は「トラフィック制御」の「Quality of Service」をご覧ください(「高負荷環境における制御パケットの優先設定」の節)。

ARPキャッシュ

通常、ARPキャッシュはプロトコルスタックの働きによって動的に構築・維持されていくため、管理者が手動で行うべきことはありません。しかしながら、状況に応じて手動でARPエントリーを登録することもできます。

■ ARPキャッシュにスタティックエントリーを追加するには、arpコマンドを使います。

awplus(config)# arp 192.168.30.254 0000.f0f0.abcd port1.0.18


■ スタティックなARPエントリーを削除するには、arpコマンドをno形式で実行します。

awplus(config)# no arp 192.168.30.254 0000.f0f0.abcd port1.0.18


■ ダイナミックなARPエントリーをすべて削除したいときは、clear arp-cacheコマンドを使います。

awplus# clear arp-cache


■ ARPキャッシュの内容はshow arpコマンドで確認できます。

awplus# show arp


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