[index] CentreCOM x900シリーズ・SwitchBlade x908 コマンドリファレンス 5.3.2

mls qos map cos-queue

モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: トラフィック制御 / Quality of Service


(config)# mls qos map cos-queue COS to QUEUE

(config)# no mls qos map cos-queue


cos-queueマップのエントリー(CoS値と送信キューのマッピング)を変更する。
no形式で実行した場合は、cos-queueマップを初期設定に戻す。

cos-queueマップは、タグ付きパケットの受信直後、パケットのCoS値に基づいて送信キューの初期値を割り当てるときに参照される。


パラメーター

COS := <0-7>
CoS値
QUEUE := <0-7>
送信キュー番号


使用例

■ CoS値「0」のタグ付きパケットに割り当てる送信キューを「0」に変更する。

awplus(config)# mls qos map cos-queue 0 to 0


■ cos-queueマップの設定を初期値に戻す。

awplus(config)# no mls qos map cos-queue



注意・補足事項

■ cos-queueマップはタグ付きパケットの送信キュー初期値を決定するときだけ使用される。タグなしパケットの送信キュー初期値は、受信スイッチポートごとにmls qos queueコマンドで設定可能。

■ cos-queueマップの初期設定は次のとおり。

表 1
CoS値
0 1 2 3 4 5 6 7
送信キュー
2 0 1 3 4 5 6 7


■ VCS(バーチャルシャーシスタック)構成時は、VCSの制御パケットが送信キュー7を使うため、その他のパケットを送信キュー7に割り当てないこと(前述のとおり、初期設定ではCoS値「7」が送信キュー「7」にマップされているので、VCS構成時は送信キュー「7」を使わないよう、本コマンドでマッピングを変更すること)。

■ BPDU(スパニングツリープロトコル)、LACP、EPSR使用時は、これらのプロトコルが送信キュー6を使うため、その他のパケットを送信キュー6、7に割り当てないこと(前述のとおり、初期設定ではCoS値「6」、「7」が送信キュー「6」、「7」にそれぞれマップされているので、BPDU、LACP、EPSR使用時は送信キュー「6」、「7」を使わないよう、本コマンドでマッピングを変更すること)


コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード)
    |
    +- mls qos map cos-queue(グローバルコンフィグモード)


関連コマンド

mls qos queue(インターフェースモード)
show mls qos maps cos-queue(非特権EXECモード)



(C) 2007 - 2009 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: 613-000751 Rev.H