[index] CentreCOM x900シリーズ・SwitchBlade x908 コマンドリファレンス 5.4.3

diagnostic monitor pcsping power-off

モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: 運用・管理 / システム


(config)# [no] diagnostic monitor pcsping power-off


スイッチチップポーリング機能において、CPUから拡張モジュール(AT-XEM-STKを除く)へのポーリングに失敗した場合に該当拡張モジュールをソフトウェア的に無効化する機能をオンにする。
no形式で実行した場合は拡張モジュール無効化機能をオフにする。
初期設定はオフ。


注意・補足事項

■ CPUから拡張モジュールに対してポーリングを行い、失敗した場合にログを出力する機能(スイッチチップポーリング機能)は初期状態で有効だが、diagnostic monitor pcsping disableコマンドにより無効化も可能。

■ スタックモジュールAT-XEM-STKは本機能の対象外。

■ 本機能で自動的に無効化できるのは、拡張モジュール(AT-XEM-STKを除く)だけ。x900シリーズの本体内蔵スイッチチップは無効化できない。

■ VCS構成のSwitchBlade x908でeth0をレジリエンシーリンクとして使用する場合は、本機能の使用にあたり注意が必要。この構成において本機能によりVCSマスターのすべての拡張モジュールが無効化されると、スタックリンク(AT-XEM-STKまたは広帯域スタックポート)が切断されるとともに、VCSスレーブがDisabled Masterに移行して全スイッチポートを無効化するため、マスター・スレーブとも通信ができなくなる。

■ 本機能によって無効化された拡張モジュールを、システムを稼働させた状態のまま再有効化したり交換(ホットスワップ)したりすることはできない。本機能有効時、show systemコマンドで表示されない拡張モジュールは、本機能によって無効化された可能性があるため、ホットスワップを行わずに、装置の電源を切った状態で交換すること。


コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード)
    |
    +- diagnostic monitor pcsping power-off(グローバルコンフィグモード)


関連コマンド

diagnostic monitor pcsping disable(グローバルコンフィグモード)
show diagnostic monitor pcsping(非特権EXECモード)



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