[index] CentreCOM x900シリーズ・SwitchBlade x908 コマンドリファレンス 5.4.4

storm-protection

モード: ポリシーマップ・クラスモード
カテゴリー: トラフィック制御 / Quality of Service


(config-pmap-c)# [no] storm-protection


対象トラフィッククラスにおいて、QoSストームプロテクション機能を有効にする。
no形式で実行した場合はQoSストームプロテクション機能を無効にする。
初期設定は無効。

QoSストームプロテクション機能は、対象トラフィッククラスの受信レートに上限を設定し、設定値を上回るレートで該当トラフィッククラスのパケットを受信した場合に、既定の動作(ポート無効化など)を実行させる機能。

なお、QoSストームプロテクション機能を使用するには、あらかじめplatform silicon-profileコマンドでqoscountersを指定し、QoSポリサーのメータリング統計保存機能を有効化しておく必要がある(同機能を無効状態から有効化するには、再起動が必要なので注意)。

また、QoSストームプロテクション機能を使用するためには、本コマンドで同機能を有効化するだけでなく、以下のパラメーターも明示的に設定する必要がある。


以下のパラメーターは初期値が存在するため、明示的な設定は必須でないが、必要に応じて変更可能。


使用例

■ ポリシーマップpicoのデフォルトトラフィッククラスに対し、QoSストームプロテクション機能を有効にする。ここでは、受信レート500Kbps、サンプリング間隔5秒、受信レート超過時の動作はポート無効化(portdisable)、自動復旧までの時間は3秒に設定している。

awplus(config)# policy-map pico
awplus(config-pmap)# class default
awplus(config-pmap-c)# storm-protection
awplus(config-pmap-c)# storm-rate 500
awplus(config-pmap-c)# storm-window 5000
awplus(config-pmap-c)# storm-action portdisable
awplus(config-pmap-c)# storm-downtime 3

Note - QoSストームプロテクションを使用する場合はメータリング統計保存機能を有効化しておく必要があるため、上記設定前にplatform silicon-profileコマンドでqoscountersを指定し、設定を保存して再起動すること。


注意・補足事項

■ 本機能の設定手順については、解説編を参照。

■ 本機能を使用する場合は、あらかじめplatform silicon-profileコマンドでqoscountersを指定し、QoSポリサーのメータリング統計保存機能を有効化しておく必要がある(同機能を無効状態から有効化するには、再起動が必要なので注意)。

■ QoSストームプロテクション有効時、STPが有効になっている場合、QoSで指定したアクション通りに動作しない。STPを無効にすることで、QoSで指定したアクションで動作する。


コマンドツリー

class (ポリシーマップモード)
    |
    +- storm-protection(ポリシーマップ・クラスモード)


関連コマンド

platform silicon-profile(グローバルコンフィグモード)
show mls qos interface storm-status(非特権EXECモード)
storm-action(ポリシーマップ・クラスモード)
storm-downtime(ポリシーマップ・クラスモード)
storm-rate(ポリシーマップ・クラスモード)
storm-window(ポリシーマップ・クラスモード)



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