[index] CentreCOM x900シリーズ・SwitchBlade x908 コマンドリファレンス 5.4.4

wrr-queue queue-limit

モード: インターフェースモード
カテゴリー: トラフィック制御 / Quality of Service


(config-if)# wrr-queue queue-limit QLENLIST

(config-if)# no wrr-queue queue-limit


対象スイッチポートの各送信キューの最大長を設定する。
no形式で実行した場合は各送信キューの最大長の設定を初期値に戻す。

本設定は、スケジューリング方式(WRR、絶対優先)にかかわらず、すべての送信キューに適用される。


パラメーター

QLENLIST := <1-100> <1-100> <1-100> <1-100> <1-100> <1-100> <1-100> <1-100>
送信キュー0〜7の最大長をスペース区切りで0〜7の順番で指定する。指定値は、該当ポートのバッファープールに対するパーセンテージ(%)。8つの値の合計が100以下になるよう指定しないとエラーになるので注意。初期設定では、すべてのキューにバッファープールが12%ずつ割り当てられている


使用例

■ ポート1.0.1の各送信キューの最大長を設定可能な最小値(ポートのバッファープールの1%ずつ)に設定する。

awplus(config)# interface port1.0.1
awplus(config-if)# wrr-queue queue-limit 1 1 1 1 1 1 1 1


■ ポート1.0.1の各送信キューの最大長を初期値(12%ずつ)に戻す。

awplus(config)# interface port1.0.1
awplus(config-if)# no wrr-queue queue-limit



注意・補足事項

■ 本コマンドを実行するには、あらかじめQoS機能を有効にしておく必要がある(mls qos enableコマンド)。

■ 拡張モジュールAT-XEM-2XP、AT-XEM-2XS、AT-XEM-2XT、AT-XEM-12Tv2、AT-XEM-12Sv2、AT-XEM-24T上のポートでは、各送信キューを 3つの帯域クラス Green、Yellow、Red で3等分して使用する。メータリングを行わない場合はすべてのパケットが Green に分類されるため、各送信キューの実質的な長さ(実際に使われる部分の長さ)は本コマンドによって割り当てられる最大長の3分の1になる。


コマンドツリー

interface (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- wrr-queue queue-limit(インターフェースモード)


関連コマンド

mls qos enable(グローバルコンフィグモード)
show mls qos interface(非特権EXECモード)
show mls qos interface queue-counters(非特権EXECモード)



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