enable

モード: 非特権EXECモード --> 特権EXECモード
カテゴリー: 運用・管理 / コマンドラインインターフェース（CLI）

> enable [<1-15>]

現在の実効権限レベル（show privilegeコマンドで確認可能）を指定した権限レベルに移行させる。
非特権EXECモードから特権EXECモード(権限レベル15)に移行する際にも使用する。

enable passwordコマンドで各権限にパスワードを設定している場合、ユーザーが本コマンドを実行すると、パスワードの入力を求めるプロンプトが表示される。
パスワードを正しく入力しないと指定した権限への移行できない。
上位の権限から下位の権限に移行する際にはパスワード入力は不要である。

初期状態のようにパスワードを設定していないときは、権限レベルが1〜14のユーザーは本コマンドを実行しても特権EXECモード(レベル15)に移行できないが、特権レベルのパスワードを設定しているときは権限レベルが1〜14のユーザーであっても、パスワードを正しく入力すれば特権EXECモードに移行できる。
（enable passwordコマンドの設定によっては、パスワードの入力なしで移行することも可能）。

移行先の権限から元の権限に戻る場合や、特権EXECモードから非特権EXECモードに戻る場合にはdisableコマンドを使う。


パラメーター

<1-15> 対象とするユーザー権限レベルを指定する。省略時は15を指定したものと見なされる


使用例

■ 特権パスワード未設定時

awplus> enable ↓
awplus#


■ 特権パスワード設定時

awplus> enable ↓
Password: XXXXXXXX ↓ （実際には表示されません）
awplus#


注意・補足事項

■ 権限レベル15のユーザーは特権パスワードの適用対象外であるため、本コマンド実行時にパスワードを求められることはない。


関連コマンド

disable（特権EXECモード）
enable password（グローバルコンフィグモード）


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