ワイヤレスマネージャー / APプロファイル：VAP


VAP（Virtual Access Point）は、アクセスポイント上に仮想的なアクセスポイントを作り出す機能です。VAPとVLANを組み合わせることにより、1台のアクセスポイントをあたかも複数のアクセスポイントが存在するかのように動作させることができます。VAPは、無線インターフェースごと（1：2.4GHz帯、2:5GHz帯）に16個まで設定できます。
Note - APプロファイルに割り当てるVAPは、無線1（2.4GHz帯）、無線2（5GHz帯）ごとに5個以内、あわせて10個以内にすることをお勧めいたします。
無線インターフェースごとにVAPを有効にして、無線ネットワーク設定をVAPに関連づけます。次の模式図の赤字の部分です。


  1. APプロファイルモードに移動します。

    awplus(config-wireless)# ap profile 2 ↓

  2. 無線インターフェース「1」（2.4GHz帯）を設定するモードに移動します。

    awplus(config-wireless-ap-prof)# radio 1 ↓

  3. vapコマンドで、使用したいVAPを指定します。enableコマンドで、そのVAPを有効にします。

    awplus(config-wireless-ap-prof-radio)# vap 1 ↓
awplus(config-wireless-ap-prof-vap)# enable ↓

  4. networkコマンドで、VAPに無線ネットワークを割り当てます。

    awplus(config-wireless-ap-prof-vap)# network 102 ↓
awplus(config-wireless-ap-prof-vap)# exit ↓
awplus(config-wireless-ap-prof-radio)# exit ↓
awplus(config-wireless-ap-prof)#

  5. 必要であれば、同様にして無線インターフェース「2」（5GHz帯）を設定します。

    awplus(config-wireless-ap-prof)# radio 2 ↓
awplus(config-wireless-ap-prof-radio)# vap 1 ↓
awplus(config-wireless-ap-prof-vap)# enable ↓
awplus(config-wireless-ap-prof-vap)# network 102 ↓
awplus(config-wireless-ap-prof-vap)# exit ↓
awplus(config-wireless-ap-prof-radio)# exit ↓
awplus(config-wireless-ap-prof)#


項目
初期値
コマンド
VAPの設定を行うモードへの移行   vap
VAPの有効化 0は有効、1〜15は無効 enable
VAPに割り当てる無線ネットワーク設定の指定   network



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