stack enable

モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: バーチャルシャーシスタック(VCS) / コマンド


(config)# stack enable [builtin-ports | expansion-ports]

(config)# no stack <1-8> enable


VCS機能とスタックポートを有効にする。
no形式で実行した場合は指定したスタックメンバーのVCS機能とスタックポートを無効にする。
初期設定は有効。


パラメーター

<1-8> スタックメンバーID。no形式のときだけ必要。存在しないIDを指定した場合はエラーになる
builtin-ports 拡張モジュールが装着された状態で、本体前面のSFP+スロットをスタックポートにする場合に指定する
expansion-ports 拡張モジュールが装着された状態で、 builtin-portsオプションの指定を解除する場合に指定する(QSFP+スロットをスタックポートに戻す場合に指定する)


使用例

■ ID=2のメンバーのVCS機能とスタックポートを無効にする。この後、設定を保存して再起動すること。

awplus(config)# no stack 2 enable


注意・補足事項

■ 本体前面のSFP+スロットと背面に装着される拡張モジュールのQSFP+スロットは、同時にスタックポートとして設定することはできない。

■ 本製品の SFP+ スロットのうち末尾の2 スロットは拡張用のスイッチポートとVCS 用のスタックポートとの兼用ポートのため、このポートを通常のスイッチポートとして使用する場合は、本コマンドでVCS機能を無効にするか、拡張モジュールを装着して拡張モジュールのQSFP+ スロットをスタックポートに指定する。

■ 拡張モジュールが装着されていないときは、本体前面のSFP+スロットは、初期設定でスタックポートとして動作する。拡張モジュールが装着されたときは、拡張モジュールのQSFP+スロットがスタックポートとなり、本体前面のSFP+スロットは通常のスイッチポートとして機能する。拡張モジュールが装着された状態で、本体前面のSFP+スロットをスタックポートにしたい場合は、本コマンドにbuiltin-portsパラメーターを、拡張モジュールのQSFP+スロットをスタックポートに戻したい場合は、expansion-portsパラメーターを指定する。いずれの場合も、コマンドの反映にはシステムの再起動が必要。

■ 本コマンドでVCS機能を有効化すると、これに連動してバーチャルMACアドレス機能(stack virtual-mac)も有効化される。また、本コマンドのno形式でVCS機能を無効化すると、これに連動してバーチャルMACアドレス機能が無効化され、バーチャルシャーシIDの設定(stack virtual-chassis-id)も削除される。

■ 本コマンド実行後は、設定を保存してから再起動すること。


コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード)
    |
    +- stack enable(グローバルコンフィグモード)


関連コマンド

show stack(非特権EXECモード)
stack virtual-chassis-id(グローバルコンフィグモード)
stack virtual-mac(グローバルコンフィグモード)



(C) 2015 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: 613-002105 Rev.B