bgp aggregate-nexthop-check

モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: IP / 経路制御(BGP)


(config)# [no] bgp aggregate-nexthop-check


(IPv4/IPv6)BGPの経路集約において、ネクストホップが等しい経路だけを集約するよう設定する。
no形式で実行した場合は、ネクストホップが異なる経路であっても集約するよう設定する。
初期設定では、ネクストホップが異なる経路であっても集約する。

なお、BGP経路表(show ip bgpコマンド、show bgp ipv6コマンドで表示)では、経路エントリーが宛先ネットワークプレフィックスの昇順に配列されている。本コマンドで同一ネクストホップの経路だけを集約するよう設定した場合、BGP経路表の先頭から集約対象の経路を探していき、最初に見つかった集約対象経路と同じネクストホップを持つ経路だけを実際に集約する。

たとえば、IPv4のBGP経路表に6つの経路エントリーが次の順序で存在しているとする。

ここで、本コマンドを実行して同一ネクストホップの経路だけを集約するよう設定した上で、集約経路エントリー172.31.0.0/16を作成した場合、実際に集約対象となるのは、経路2と5だけである。経路1は元々集約アドレスの範囲外なので集約の対象にならない。また、経路3、4、6は集約アドレスの範囲内だが、集約可能な経路のうちBGP経路表の先頭にある経路2とはネクストホップが異なるため、集約されずに個別通知される。


コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード)
    |
    +- bgp aggregate-nexthop-check(グローバルコンフィグモード)

関連コマンド

aggregate-address(BGP IPv6アドレスファミリーモード)
aggregate-address(BGPモード)
show bgp ipv6(非特権EXECモード)
show ip bgp(非特権EXECモード)



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