instance priority

モード: MSTモード
カテゴリー: L2スイッチング / スパニングツリープロトコル


(config-mst)# instance <1-15> priority <0-61440>

(config-mst)# no instance <1-15> priority


(MSTP)指定したMSTインスタンスにおけるブリッジプライオリティーを設定する。
no形式で実行した場合はMSTインスタンスにおけるブリッジプライオリティーを初期値に戻す。


パラメーター

<1-15> MSTインスタンスID。instance vlanコマンドで定義済みのMSTインスタンスを指定すること
<0-61440> 該当MSTインスタンスにおけるブリッジプライオリティー。小さいほど優先度が高く、MSTインスタンス内のルートブリッジ(リージョナルルート)になる可能性が高くなる。設定できる値の範囲は0~61440だが、実際に使用される値は4096の倍数に丸められる(指定値が4096の倍数でない場合、指定値よりも小さい直近の倍数が使われる)。デフォルトは32768


使用例

■ MSTインスタンス1におけるブリッジプライオリティーを4096に、MSTインスタンス2におけるブリッジプライオリティーを8192に設定する。

awplus(config-mst)# instance 1 priority 4096
awplus(config-mst)# instance 2 priority 8192


注意・補足事項

■ 本コマンドを実行するには、あらかじめスパニングツリープロトコルの動作モードをMSTPに設定しておく必要がある(spanning-tree modeコマンド)。


コマンドツリー

spanning-tree mst configuration (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- instance priority(MSTモード)

関連コマンド

instance vlan(MSTモード)
show spanning-tree mst instance(非特権EXECモード)
spanning-tree mode(グローバルコンフィグモード)



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