ip igmp snooping routermode

モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: IPマルチキャスト / IGMP Snooping


(config)# ip igmp snooping routermode {all | default | ip | multicastrouter}

(config)# no ip igmp snooping routermode


IGMP Snooping有効時に制御用マルチキャストグループアドレス宛てパケットを受信したときの動作を指定する。
no形式で実行した場合は、制御用マルチキャストグループアドレス宛てパケットを受信したときの動作を初期設定(default)に戻す。

初期設定(default)では、下記アドレス宛てのパケットを受信したスイッチポートは「ルーターポート」となり、同ポートにはすべてのマルチキャストパケットが出力される。


本コマンドを実行することにより、どのアドレス宛てのパケットを受信したときに該当ポートをルーターポートにするかを指定できる。現在どのアドレスがルーターポートの登録対象になっているかは、show ip igmp snooping routermodeコマンドで確認できる。


パラメーター

all 224.0.0.1~224.0.0.255を受信したポートをルーターポートとする
default 224.0.0.1、224.0.0.2、224.0.0.4、224.0.0.5、224.0.0.6、224.0.0.9、224.0.0.13、224.0.0.15、224.0.0.24を受信したポートをルーターポートとする。初期設定
ip 任意のアドレス(224.0.0.1~224.0.0.255の範囲内)を受信したポートをルーターポートとする。本コマンドでipを指定した後、実際のアドレスはip igmp snooping routermode addressコマンドで追加する。本コマンドでipを指定しただけでは、ルーターポート登録対象アドレスの設定は変化しないので注意
multicastrouter 224.0.0.4、224.0.0.13を受信したポートをルーターポートとする


注意・補足事項

■ 224.0.0.1を制御する設定を入れても、IGMP QueryとIGMP Group Specific Queryは本コマンドによって制御することができない。


コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード)
    |
    +- ip igmp snooping routermode(グローバルコンフィグモード)

関連コマンド

ip igmp snooping routermode address(グローバルコンフィグモード)
show ip igmp snooping routermode(特権EXECモード)



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