lacp global-passive-mode enable

モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: インターフェース / リンクアグリゲーション(IEEE 802.3ad)


(config)# [no] lacp global-passive-mode enable


LACPグローバルパッシブモードを有効にする。
no形式で実行した場合は無効にする。

LACPグローバルパッシブモード有効時に、リンクアグリゲーションが設定されていない、いずれかのスイッチポートでLACPパケットを受信した場合、受信したLACPパケットの設定に沿って自動的にパッシブモードのLACPチャンネルグループが形成される。
対向の機器にアクティブモードのLACPチャンネルグループが設定されている場合、ケーブルを接続するだけでLACPチャンネルグループとして運用することができる。
また、本コマンドは既に手動で設定されているリンクアグリゲーションには影響を与えない。

動的に学習したLACPチャンネルグループは、show etherchannelコマンドで確認できる。但し、LACPチャンネルグループがCLI上で設定されたものか、LACPグローバルパッシブモードにより学習したものかについては表示されない。

初期設定は有効。

Note
本コマンドはファームウェアバージョン5.4.5-1.1から実装されています。 旧ファームウェアで保存されたコンフィグなど、本コマンドが明示的に設定されていない起動時コンフィグが設定されている場合には、本機能は無効の状態で起動します。


注意・補足事項

■ 動的に学習したLACPチャンネルグループが消去される条件は次のとおり。


■ 動的に学習したLACPチャンネルグループの設定は、show running-config上に表示されないが、動的に学習したLACPチャンネルグループか、そのメンバーのポートのインターフェースモードにCLI上で移動した場合は、表示されるようになる。 また、既に動的に学習しているポート鍵のLACPチャンネルグループを、CLI上で他のポートに設定しようとした場合にもshow running-config上に表示されるようになる。


■ 一度、show running-config上に表示されるようになったLACPチャンネルグループは、CLI上で設定したLACPチャンネルグループと同じ扱いとなり、注意・補足事項の「動的に学習したLACPチャンネルグループが消去される条件」においても消去されない。


コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード)
    |
    +- lacp global-passive-mode enable(グローバルコンフィグモード)

関連コマンド

show etherchannel(非特権EXECモード)



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