neighbor update-source

モード: BGPモード
カテゴリー: IP / 経路制御(BGP)


(config-router)# neighbor {A.B.C.D|X:X::X:X|GROUPNAME} update-source IFNAME

(config-router)# no neighbor {A.B.C.D|X:X::X:X|GROUPNAME} update-source


(IPv4/IPv6)指定したBGPピアまたはBGPピアグループとの通信に使用する始点IP/IPv6アドレスを指定する。具体的には、始点IP/IPv6アドレスとして使いたいアドレスが設定されているインターフェースを指定する。
no形式で実行した場合は始点IP/IPv6アドレスの指定を削除する。
初期状態では始点IP/IPv6アドレスは指定されておらず、BGPパケットを送出するインターフェースのIP/IPv6アドレスが始点IP/IPv6アドレスとして自動的に使われる。


パラメーター

A.B.C.D BGPピアのIPアドレス
X:X::X:X BGPピアのIPv6アドレス
GROUPNAME BGPピアグループ名
IFNAME インターフェース名


使用例

■ iBGPピア「R1」、「R2」間で、それぞれループバックインターフェースloのIPアドレスをBGPパケットの始点IPアドレスとして使うよう設定する。ここでは、実際の送出インターフェースはR1、R2ともにvlan1000で、設定されているIPアドレスはそれぞれ10.10.10.1/24、10.10.10.5/24と仮定する。対向ピアのループバックインターフェースに設定されたIPアドレスへの経路は、ここでは例としてスタティック設定しているが、RIP、OSPF等で通知してもよい。

R1(config)# interface lo
R1(config-if)# ip address 10.0.0.1/32
R1(config-if)# exit
R1(config)# ip route 10.0.0.5/32 10.10.10.5
R1(config)# router bgp 65010
R1(config-router)# neighbor 10.0.0.5 remote-as 65010
R1(config-router)# neighbor 10.0.0.5 update-source lo
R2(config)# interface lo
R2(config-if)# ip address 10.0.0.5/32
R2(config-if)# exit
R2(config)# ip route 10.0.0.1/32 10.10.10.1
R2(config)# router bgp 65010
R2(config-router)# neighbor 10.0.0.1 remote-as 65010
R2(config-router)# neighbor 10.0.0.1 update-source lo


コマンドツリー

router bgp (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- neighbor update-source(BGPモード)

関連コマンド

ip address(インターフェースモード)
ipv6 address(インターフェースモード)
neighbor peer-group(add)(BGP IPv6アドレスファミリーモード)
neighbor peer-group(add)(BGPモード)
neighbor peer-group(create)(BGPモード)
neighbor remote-as(BGPモード)
show bgp ipv6(非特権EXECモード)
show bgp ipv6 neighbors(非特権EXECモード)
show bgp ipv6 summary(非特権EXECモード)
show ip bgp(非特権EXECモード)
show ip bgp neighbors(非特権EXECモード)
show ip bgp summary(非特権EXECモード)
show ip interface(非特権EXECモード)
show ipv6 interface(非特権EXECモード)



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