power-inline rps boost

モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: インターフェース / Power over Ethernet


(config)# [no] power-inline rps boost [member <1-8>]


本製品に装着済みの電源ユニットでは供給電力が足りない場合、AT-PWR800-70またはAT-PWR1200-70を2台装着して本製品の供給電力をあげる機能を有効にする。
no形式で実行した場合は、無効にする。
初期設定は無効。


パラメーター

member <1-8> VCSのスタック番号


使用例

awplus# configure terminal
awplus(config)# power-inline rps boost
awplus# configure terminal
awplus(config)# power-inline rps boost member 1
awplus# configure terminal
awplus(config)# no power-inline rps boost


注意・補足事項

■ 本コマンドはAT-x930-28GPX、AT-x930-52GPXでのみ有効。

■ AT-PWR150-70、AT-PWR250-70、AT-PWR250-80を本PoE 製品に装着した場合は、本PoE 製品のシステムのみに電力を供給する。

■ 本コマンドを有効に設定している場合は、仕様により電源交換時に優先度low、high のポートで給電が一時停止する(優先度critical のポートでは停止しない)。

■ ブートローダーのバージョンが3.1.2 よりも古い場合は下記の現象が発生するため、必要に応じて受電機器(PD)を接続しているポートの給電優先度をpower-inline priorityコマンドでcritical に設定すること。

なお、本件はブートローダーのバージョンが3.1.2 以降の場合には発生しない(ブートローダーのバージョンはshow system コマンドの「Bootloader version」欄で確認できる)。
Note
ブートローダーのバージョンアップにつきましては弊社窓口までご連絡ください。
Note
ブートローダーのバージョンが3.1.2 以降であっても、本コマンドを有効に設定している場合は、前項の仕様により電源交換時に優先度low、high のポートで給電が一時停止します(優先度critical のポートでは停止しません)。


コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード)
    |
    +- power-inline rps boost(グローバルコンフィグモード)

関連コマンド

power-inline usage-threshold(グローバルコンフィグモード)
show power-inline(非特権EXECモード)



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