set ip next-hop

モード: ポリシーマップ・クラスモード
カテゴリー: トラフィック制御 / Quality of Service


(config-pmap-c)# set ip next-hop A.B.C.D

(config-pmap-c)# no set ip next-hop


対象トラフィッククラスのL3パケット(ルーティング対象パケット)を指定したネクストホップに強制的に転送するよう設定する。
no形式で実行した場合は強制転送の設定を削除する。

本コマンドを含むクラスマップにマッチしたL3パケットは、IP経路表と関係なく本コマンドで指定したネクストホップに転送される。これを利用することで、いわゆるポリシーベースルーティングが可能となる。


パラメーター

A.B.C.D 転送先ネクストホップアドレス


注意・補足事項

■ 本コマンドを含むクラスマップにマッチしたL3パケットは、IP経路表と関係なくネクストホップに転送されるため、IP経路表に宛先が登録されていなくてもルーティングが可能だが、そのような設定ではポリシーマップの適用を解除すると同時にルーティングができなくなるので、特別な理由がないかぎり、通常の経路設定を行った上でポリシーベースルーティングの設定を行うこと。

■ 本コマンドはユニキャストのL3パケットに対してのみ効果を発揮する。それ以外のパケットが本コマンドを含むクラスマップにマッチした場合、本コマンドで指定されたネクストホップの情報は単に無視される。

■ ポリシーベースルーティング用ネクストホップの最大登録数は127件。


コマンドツリー

class (ポリシーマップモード)
    |
    +- set ip next-hop(ポリシーマップ・クラスモード)

関連コマンド

show ip route(非特権EXECモード)
show ip route database(非特権EXECモード)
show policy-map(非特権EXECモード)



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