stack renumber cascade

モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: バーチャルシャーシスタック(VCS) / コマンド


(config)# stack <1-8> renumber cascade [<1-8>]


指定したスタックメンバーを起点として、すべてのメンバーのIDを一度に変更する。
初期状態では、すべてのメンバーがID=1を使おうとする。


パラメーター

<1-8> ID変更の起点となるスタックメンバーID。存在しないIDを指定した場合はエラーになる
renumber cascade [<1-8>] 変更の起点となるメンバーに割り振る新しいスタックメンバーID。省略時は1


使用例

■ 現在ID=2で動作しているメンバーをID=1に変更し、他のメンバーもこれにあわせてIDを変更する。ID変更後はVCSグループが再起動するので、次のような確認メッセージが出る。

awplus(config)# stack 2 renumber cascade
Any existing interface configuration may no longer be valid
Are you sure you want to renumber and reboot the entire stack? (y/n): y 
awplus(config)# 
URGENT: broadcast message:
System going down IMMEDIATELY!

        ... Rebooting at user request ...
...


注意・補足事項

■ 運用ネットワークの稼働中には本コマンドを実行しないこと。スタックメンバーIDを変更すると、VCSグループ内のポート番号も変更されるため、既存設定が正しく動作しなくなる可能性が高い。本コマンドは、VCSの初期設定時やメンテナンス時など、運用ネットワークが停止しているときにだけ使用すること。

■ 本コマンドを実行すると、全メンバーが再起動し、新しいIDで立ち上がる。

■ いったんシステムファイルに保存されたスタックメンバーIDは、マスターのIDと重複しないかぎり自動的に変更されることはない。マスターのIDと重複している場合は、空いているIDの中から一番小さいものを選択して自動的に付け替える(このとき再起動する)。


コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード)
    |
    +- stack renumber cascade(グローバルコンフィグモード)

関連コマンド

show stack(非特権EXECモード)



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