switchport atmf-arealink remote-area

モード: インターフェースモード
カテゴリー: アライドテレシスマネージメントフレームワーク(AMF) / コマンド


(config-if)# switchport atmf-arealink remote-area NAME vlan <2-4094>

(config-if)# no switchport atmf-arealink


AMFエリアリンクを設定する。
no形式で実行した場合は、AMFエリアリンクを解除する。
初期設定では無効。


パラメーター

NAME AMFエリア名。最大15文字。大文字小文字を区別する。 対向の機器の所属するエリア名を入力する。
vlan <2-4094> AMFエリアリンクのVLAN ID。対向の機器のポートと同じVLANIDを設定する。 ここで指定するVLAN IDは、コントローラー機能が内部的に使用するマネージメントVLANのIDとなる。vlan databaseコマンドで作成したVLAN IDは指定できない。vlan databaseコマンドで設定を行っていないVLAN IDを指定すること。


使用例

■ エリア名「area1」と接続するために、ポート1.0.1にAMFエリアリンクを設定する。

SBx81(config)# interface port1.0.1
SBx81(config-if)# switchport atmf-arealink remote-area area1 vlan 2000

■ ポート1.0.1のAMFエリアリンクを解除する。
SBx81(config)# interface port1.0.1
SBx81(config-if)# no switchport atmf-arealink


注意・補足事項

■ AT-AR2010V、AMF Cloudはスイッチポートを持たないため、本コマンドは使用できない。

■ 本コマンドを実行すると対象ポートまたはスタティックチャンネルグループはタグ付きポート(トランクポート)に自動設定される。
指定したVLAN IDを使用して、コントローラー機能が内部的に使用するマネージメントパケットを送受信する。
エリアリンク接続ポートのネイティブVLAN(switchport trunk native vlanコマンド)をなしに設定してもこのパケットの送受信には影響しない。

■ タグなしポートとして運用中のポートに対して本コマンドを実行すると、タグなしVLANの設定が失われるため、本コマンド実行後にネイティブVLAN(タグ付きポートで受信したタグなしパケットの所属VLAN)を再設定すること。
たとえば、次の設定がしてあるポート1.0.1をエリアリンクに設定する場合を考える。

FSW244(config)# interface port1.0.1
FSW244(config-if)# switchport mode access
FSW244(config-if)# switchport access vlan 10
ここでポート1.0.1をエリアリンクに設定すると、このポートはタグ付きポートとなり、タグなしパケットはネイティブVLANの初期設定値であるvlan1として扱われるようになるので、タグなしパケットをvlan10として扱えるよう、switchport trunk native vlanコマンドでネイティブVLANをvlan10に再設定すること。
FSW244(config)# interface port1.0.1
FSW244(config-if)# switchport atmf-arealink remote-area area1 vlan 2000
FSW244(config-if)# switchport trunk native vlan 10

■ LACPチャンネルグループをエリアリンクに設定することはできない。

■ エリアリンクに設定済みのポートを後からスタティックチャンネルグループに束ねることはできない。先にスタティックチャンネルグループを作成し、該当スタティックチャンネルグループをエリアリンクとして設定すること。

■ エリアリンクでループガード機能(LDF検出、MACアドレススラッシングプロテクション)を使用する場合、ループ検出時のアクションとしてport-disableやlink-downを使用すると、アクション実行時に該当ポートにおけるAMFの接続が切れるため注意すること(LDF検出のアクションはloop-protection actionコマンド、MACアドレススラッシングプロテクションのアクションはthrash-limitingコマンドで設定する)。なお、非エリアリンクではループ検出時のアクションに関する制限はない。

■ 1つのエリアリンクに接続できるAMFノードは1台だけ。HUBなどを介して1つのエリアリンクに複数のAMFノードを接続することはできない。

■ ここで指定するVLAN IDは、コントローラー機能が内部的に使用するマネージメントVLANのIDとなる。
vlan databaseコマンドで作成したVLAN IDは指定できない。vlan databaseコマンドで設定を行っていないVLAN IDを指定すること。

■ 本コマンドはAT-DC2552XSはサポート対象外。


コマンドツリー

interface (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- switchport atmf-arealink remote-area(インターフェースモード)

関連コマンド

show atmf links(特権EXECモード)



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