[index] CentreCOM EG1004TX コマンドリファレンス 1.0.0-23

運用・管理/概要・基本設定


  - ログインとログアウト
  - コマンドライン編集キー
  - コマンド入力時の注意事項
  - 設定の保存と復元
  - 出荷時設定への初期化
  - 再起動
  - システム情報の表示
  - コマンド入力補助
   - Tabキーによるコマンド補完
   - 次に選択可能なキーワードを表示する「?」


基本的なシステム管理コマンドについて説明します。
 

ログインとログアウト

本製品の管理インターフェースであるコマンドプロセッサーにアクセスするには、本製品のコンソールポートに接続したコンソールターミナルからログインするか、Telnet経由でログインする必要があります。
本製品のコンソールポートとコンソールターミナルは、別売のマネージメントケーブルキット(VT-Kit2 plusまたはVT-Kit2)で接続します。

表 1:コンソールターミナルの設定
項目
インターフェース速度 38,400bps
データビット 8
パリティ なし
ストップビット 1
フロー制御 なし
エミュレーション VT100

Telnetを使用するには、あらかじめコンソールターミナルからログインし、本製品にIPアドレス等を設定しておく必要があります。
IPの設定については「IP」の章をご覧ください。
本製品は出荷時のIPアドレスは「DHCPによる自動割り当て」、Telnet用のポートは「23」となっています。

コンソールターミナルを接続するかTelnetで接続すると、「login: 」というログインプロンプトが表示されます。コンソール接続でログインプロンプトが表示されない場合は、「Enter」を何回か押してみてください。

ご購入時の状態では、superuser(管理者)レベルのユーザー「manager」だけが登録されています。初期パスワードはfriendです。
「login:」に対してユーザー名「manager」を、「Password:」に対してパスワード「friend」を入力してください。
ログインに成功すると、コマンドプロンプトが表示されます。
Note - デフォルトのパスワードを使い続けることはセキュリティー上好ましくありませんので、初回ログイン時に変更することをお勧めします。パスワードはUSER PASSWORDコマンドで変更できます。
ログアウトは、USER LOGOUTコマンドを使用します。
 

コマンドライン編集キー

コマンドラインでは、以下の編集機能を使うことができます(VT100互換の端末エミュレーターが必要です)。

表 2
キー
機能
→またはCtrl/F 1文字右に移動
←またはCtrl/B 1文字左に移動
Ctrl/A 行頭に移動
Ctrl/E 行末に移動
Backspace カーソルの左にある文字を削除
Ctrl/U コマンド行の消去
↑またはCtrl/P コマンド履歴をさかのぼる
↓またはCtrl/N コマンド履歴を進める
TabまたはCtrl/I 入力途中のコマンドとマッチするコマンドを表示

 

コマンド入力時の注意事項

コマンド入力時には以下のことがらに注意してください。

■ コマンドはすべて小文字で入力します。一方、パラメーターとして与える値の中には、パスワードのように大文字小文字を区別するものと、大文字小文字を区別しないものがあります。コマンドリファレンス等でご確認の上入力してください。

■ コマンドの効果は(エラーがなければ)入力直後にあらわれます。再起動などを行う必要はありません。ただし、設定内容は再起動すると消えてしまうので、次の「設定の保存と復元」を実行してください。
 

設定の保存と復元

■ 現在の設定を保存するにはSYSTEM CONFIG CREATEコマンドを使います。

■ 設定を保存しただけでは、再起動時に自動復元されません。
SYSTEM CONFIG SETコマンドを使って、保存した設定ファイルが次回の起動時に読み込まれるよう設定する必要があります。
起動時に読み込まれる設定ファイルのことを、「起動時設定ファイル」と呼びます。

 

出荷時設定への初期化

■ 次の手順で、出荷時の設定に戻すことができます。
  1. SYSTEM CONFIG SETコマンドでFACTORYを指定します。

  2. 電源スイッチをオフ/オンするか、SYSTEM RESTARTコマンドで再起動します。
 

再起動

■ システムを再起動するにはSYSTEM RESTARTコマンドを使います。
 

システム情報の表示

■ システムの全般的な情報はSYSTEM INFOコマンドで確認できます。
 

コマンド入力補助

本製品には以下のような、コマンド入力を補助するしくみがあります。
 

Tabキーによるコマンド補完

コマンドの入力途中で「Tab」キーを入力すると、その時点で、入力するコマンド、もしくはパラメーターが一意に識別できるときには、残りの部分が補完されます。

SYSTEM INFOコマンドを入力する場合には、まず

と入力して、「Tab」キーを入力すると、以下のように「stem」という文字列が補完されます(「s」のみを入力して「Tab」キーを押しても、該当するコマンドが「SYSTEM」と「SWITCH」の2つがあるため、補完されません)。

ここでさらに、「i」キーを入力した後に「Tab」キーを入力すると、以下のように「nfo」という文字列が補完されます。

 

次に選択可能なキーワードを表示する「?」

コマンドの入力途中で「?」キーを押すと、次に選択可能なキーワード(コマンド名やパラメーター名、オプション名)の一覧が表示されます。

■ たとえば、コマンドラインの先頭で「?」キーを押すと次のように表示されます(「?」は表示されません)。
■ つぎに、コマンドラインで上記のキーワード一覧から「ip」を入力し、さらに半角スペースを一文字入力した上で再度「?」キーを押すと、次のように表示されます(入力した「?」は実際には表示されません)。
Note - 何らかの文字列を入力した後で「?」キーを押すときは、文字列の後ろに半角スペースを入力してから「?」キーを押す必要があります。
■ コマンドラインの先頭に「i」を入力し、「i」の直後で「?」キーを押すと、「i」で始まるコマンドの選択肢が表示されます(入力した「?」は実際には表示されません)。



(C) 2005 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: 613-000314 Rev.A