[index] CentreCOM EG1004TX コマンドリファレンス 1.0.0-23

VoIP/概要・基本設定


  - 設定手順の概要
   - SIPの基本設定
   - E&Mインターフェースの設定
   - FDBの設定
   - SIPユーザーの設定


 

設定手順の概要

SIPプロトコル、E&Mインターフェース、SIPユーザー、FDBの設定を行います。
これらの設定を行うためには、あらかじめIPインターフェースの設定を終了しておく必要があります。
下記に、VOIP コマンドのサブコマンドの相関図を示します。

 

SIPの基本設定

SIPによるVoIPシステムを使うためには、VoIPに関連するすべてのコマンドに先行して、SIPモジュールを有効にする必要があります。
  1. 最初に、VOIP SIP PROTOCOL ENABLEコマンドで、SIPプロトコルを有効にします。

  2. VOIP SIP PROTOCOL SET NETINTERFACEコマンドで、VoIPが使用するIPインターフェースを設定します。

 

E&Mインターフェースの設定

E&Mインターフェース(物理インターフェース)に対する、論理インターフェース作成し、論理インターフェースに対して詳細な設定を行います。
この設定により、E&Mインターフェースが使用可能となります。
  1. VOIP EP ANALOGUE CREATEコマンドで、E&Mインターフェースline1に対する、論理インターフェースenm1を作成し、4線式、タイプVに設定します。

  2. 論理インターフェースenm1を有効にします。

  3. 論理インターフェースenm1に対して、詳細な設定を行います。

  4. 以下同様に、E&Mインターフェースline2〜4に対して、論理インターフェースenm2〜4を作成、設定します(省略)。
 

FDBの設定

FDB(フォワーディングデータベース)を設定します。
FDBは、PBXからIP回線に向かう呼を、ダイヤル番号のパターンに基づき、宛先IPアドレス(拠点)に転送します。
  1. E&Mインターフェースから72で始まる6桁のダイヤル番号を受信したら、192.168.1.10に転送します。

 

SIPユーザーの設定

SIPユーザーデータベースを設定します。
SIPユーザーデータベースは、IP回線からPBXに向かう呼を、ダイヤル番号のパターンに基づき、どのE&Mインターフェースに転送するかを決定します。
  1. VOIP SIP USER CREATEコマンドでSIPユーザーを作成します。
    IP回線からの、1で始まる任意の長さのダイヤル番号は、usr0とします。

  2. VOIP SIP USER ADDコマンドで、SIPユーザーusr0を、論理インターフェースenm1〜4に関連付けます。enm1〜4はあらかじめ作成しておかなければなりません。




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