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AT-TQ7613リリースノート


この度は、AT-TQ7613をお買いあげいただき、誠にありがとうございます。 このリリースノートは、マニュアルの補足や、ご使用の前にご理解いただきたい注意点など、お客様に最新の情報をお知らせするものです。 最初にこのリリースノートをよくお読みになり、本製品を正しくご使用ください。

本リリースノートは、下記の製品・バージョンを対象としています。各項目がどの製品に該当するかは次のアイコンで示します。

アイコン 対象製品 対象バージョン 旧バージョン
該当 非該当
TQ7613 TQ7613 AT-TQ7613 12.0.5-1.1 12.0.5-0.1
  • 2.1.1
    TQ7613
    無線APの通信性能についてのご注意
    環境温度が40℃より高くなると熱緩和機能により通信レートが下がる場合があります。
  • 3.1.1
    TQ7613
    WPAエンタープライズにおいて、IEEE 802.11r 高速移行の設定は無線LANコントローラーからのみ設定可能でしたが、無線APのみで設定できるようになりました。
  • 3.1.2
    TQ7613
    WPAエンタープライズにおいて、事前認証の設定をVAPごとにできるようになりました。
  • 3.2.1
    TQ7613
    IEEE 802.11b規格のレートの無効化をサポート
    レガシーレートセットから「1、2、5.5、11」をすべて無効にすることにより、IEEE 802.11b規格の通信を無効化できます。
    また、IEEE 802.11b規格レートの無効化サポートにともない、マルチキャスト送信レートの設定において、すべてのレガシーレートセットを選択できるようになりました。
  • 4.1.1
    TQ7613
    WDS親機を設定している際にZero Wait DFSが強制的に無効にならないように仕様変更しました。
  • 4.1.2
    TQ7613
    高速ローミング機能において、同じファームウェアバージョンでのみ使用できるよう仕様変更しました。
    高速ローミングを使用する場合はローミング対象の無線APのファームウェアバージョンを同一にしてください。

本バージョンでは、以下の項目が修正されました。

  • 5.1 [R411192]
    TQ7613
    無線APの起動後、または設定適用後、まれに特定のVAPに対して無線接続ができなくなることがありましたが、これを修正しました。
  • 5.2 [R348468]
    TQ7613
    過去バージョンのリリースノートにおいて、以下の制限事項が記載されていましたが本制限事項は誤記載となります。本事象は検証環境に依存した事象で実運用上の問題はありません。ご参照いただいたお客様にはご迷惑をおかけしましたことお詫び申し上げます。
    「RADIUSキーとセカンダリーRADIUSサーバーキーが異なる場合、RADIUS問い合わせのタイムアウトが発生したときに、無線クライアントに対して切断フレームが送信されないことがあります。」
  • 5.3 [R392857]
    TQ7613
    エアタイムフェアネス有効時、まれに無線APが意図しない再起動をすることがありましたが、これを修正しました。
  • 5.4 [R411244]
    TQ7613
    Zero Wait DFS機能と近隣AP検出機能・近隣管理AP検出機能(無線LANコントローラーのみ)を併用するとZero Wait DFS機能が正しく動作しませんでしたが、これを修正しました。
  • 5.5 [R418210]
    TQ7613
    無線1において、バンド幅20MHzで設定時にビーコン上で40MHzサポートの情報が入ってしまうことがありましたが、これを修正しました。
  • 5.6 [R423054]
    TQ7613
    無線3の6GHz帯において、無線クライアントの接続ログの末尾に表示されるAIDとAssociation responseに含まれるAIDが異なっていることがありましたが、これを修正しました。
  • 5.7 [R411170]
    TQ7613
    Web認証設定を外部ページリダイレクトに設定した場合、Web認証成功時のページがくずれて表示されてしまうことがありましたが、これを修正しました。
  • 5.8 [R419587]
    TQ7613
    バックアップコンフィグのファイル名に空白が含まれていた場合、USBからのバックアップコンフィグの復元に失敗してしまうことがありましたが、これを修正しました。
  • 5.9 [R414190]
    TQ7613
    無線LANコントローラーから大容量のテクニカルサポートファイルをダウンロードした時、無線APが無線LANコントローラーの管理下から外れてしまうことがありましたが、これを修正しました。
  • 5.10 [R414565]
    TQ7613

    Open vSwitchが無効から有効に変更される設定適用を合計64回実行した際に無線APは意図した再起動を行いましたが、行わないよう変更しました。

    Open vSwitchは以下のいずれかの機能が有効の場合、有効になります。
    ・LAN2ポート設定
    ・ダイナミックVLAN
    ・アプリケーションプロキシ
    ・Web認証用仮想IPアドレス
    ・WDS

  • 5.11 [R427407]
    TQ7613
    認証失敗トラップが出力されないことがまれにありましたが、これを修正しました。

本バージョンには、以下の制限事項があります。

  • 6.1.1 [R279619]
    TQ7613
    プライマリーRADIUSサーバーのみ使用時にも、RADIUS サーバーから無線APに一定時間内に応答が届かなかった際に、下記のログを出力しRADIUSサーバーへの再接続を試みます。

    RADIUS No response from Authentication server IP ADDRESS:PORT - failover

  • 6.2.1 [R273721]
    TQ7613
    近隣AP検出機能において、検出した無線APのセキュリティーがOSENに設定されていてもWEPと表示されます。
    通信には影響ありません。
  • 6.2.2 [R297478]
    TQ7613
    近隣AP検出機能のスキャン方法を「全チャンネルモード」で有効の場合、近隣AP検出時に約20秒の間、最大3秒のパケットロスや通信遅延が4回ほど発生することがあります。
    スキャン方法を「1チャンネル」で設定している場合、近隣AP検出時のパケットロスや通信遅延は「全チャンネル」に比べ大幅に改善されますが、近隣APの検出に時間がかかるようになります。一時的なパフォーマンス低下が許容できない環境では近隣AP検出を無効にしてください。

    近隣AP検出機能が無効の場合、無線LANコントローラーの下記機能に影響があります。
    ・AWC計算にて管理外の無線APの電波状況を考慮したチャンネル選択ができません。
    ・侵入検知機能が利用できません。
    ・フロアマップの「快適度合いモード」の快適パラメーターグラフ > 無線自由度が適切に表示されません。
    ・フロアマップの「快適度合いモード」の管理外BSSID分布が利用できません。
  • 6.3.1 [R281563]
    TQ7613
    無線クライアントがパワーセーブモードになった際に、無線APからの通信に無線クライアントが応答しない状態が続くと無応答端末切断タイマーの時間前に切断されます。
  • 6.4.1 [R267736]
    TQ7613
    カスケードモード有効時は以下のようなイレギュラーなパケットをLANポートで受信しても破棄されず、もう一方のLANポートに転送します。
    • 送信元MACアドレスと宛先MACアドレスが同じフレーム
    • 送信元がブロードキャストアドレス
  • 6.4.2 [R292552]
    TQ7613
    無線APの管理VLANタグ設定が有効かつVLAN IDが1のとき、スイッチの接続ポートのVLAN設定をtagged 1からuntagged 1に変更した後も、無線APに対して数分間通信できてしまいます。
  • 6.4.3 [R427705]
    TQ7613
    以下のいずれかの機能を有効に設定している場合、事前認証を有効にしても事前認証は動作しないのでご注意ください。
    以下の機能自体は正常に動作します。
    ・LAN2ポート設定(スタティックLAG、カスケード、LACP)
    ・WDS
    ・Dynamic VLAN
    ・Web認証用仮想IPアドレス
    ・AMFアプリケーションプロキシー
  • 6.5.1 [R407977]
    TQ7613
    MLO VAPのセキュリティー設定において、モードを「WPAエンタープライズ」、WPAバージョンを「WPA3」、暗号スイートを「GCMP(192bitモード)」に設定した利用は未サポートです。
  • 6.6.1 [W030261]
    TQ7613
    無線設定を変更すると検出済みレーダーチャンネルリストがクリアされ使用不可になっていたチャンネルが使用可能となります。
  • 6.6.2 [R270978]
    TQ7613
    レガシーレートセットにて、選択されているベーシックレートの最小値よりも低いレートを選択しないでください。
  • 6.6.3 [R411247]
    TQ7613
    無線3の使用帯域幅を「320MHz」に設定した場合、MU-MIMOを有効にすることは未サポートです。
  • 6.6.4 [R413932]
    TQ7613
    無線1 / 無線2 / 無線3の設定において使用帯域幅を「160MHz」または「320MHz」に設定した場合、以下の機能を有効にすることは未サポートです。
    ・LAN2ポート設定
    ・ダイナミックVLAN
    ・アプリケーションプロキシ
    ・Web認証用仮想IPアドレス
    ・WDS
  • 6.7.1 [R274614]
    TQ7613
    ダイナミックVLANが有効のセルVAPにおいて、IPv6のRouter AdvertisementのIP自動設定を有効で利用する場合は、マルチキャストユニキャスト変換機能を併用することでIPv6通信が可能となります。
  • 6.7.2 [R300080]
    TQ7613
    MACアクセス制御機能を使用する場合は、高速ローミング IEEE 802.11r の「分散システム」を「有効」に設定しないでください。
  • 6.7.3 [R326526]
    TQ7613
    Web認証のウォールドガーデンにワイルドカードを使用したFQDNアドレスを入力した場合は大文字小文字を区別して動作します。
  • 6.7.4 [R337550]
    TQ7613
    高速ローミング機能を有効にしたVAPではSSID隠蔽機能を有効にしないでください。
  • 6.7.5 [R325047]
    TQ7613
    Web認証で、URLに半角スペースを入力しないでください。
  • 6.7.6 [R413105]
    TQ7613
    Web認証の外部ページリダイレクト有効時、Web認証前の無線クライアントがウォールドガーデンに登録されたページにHTTPSアクセスを行うと、まれに無線APによる通信の割り込みが発生し、証明書の警告画面が表示されてしまうことがあります。
    警告画面が表示された際は、警告画面で続行をクリックもしくはページの更新を行ってください。
  • 6.7.7 [R428537]
    TQ7613
    Web認証のウォールドガーデンにFQDN形式で合計60個以上登録されている環境において、無線APとDNSサーバー間で通信不良や極端な通信遅延が発生すると無線APのWeb認証関連の処理が遅くなりWeb認証機能が正しく動作しなくなります。
    本事象は無線APとDNSサーバー間の通信が改善されると自然に復旧します。
  • 6.8.1 [R410530]
    TQ7613
    テクニカルサポート情報において、接続した無線クライアントのWPAバージョンが実際と異なるバージョンで表示されてしまいます。
  • 6.9.1 [R292411]
    TQ7613
    無線APの起動直後に無線LANコントローラーから探索パケットを受信すると、正常に処理できず無線LANコントローラーの管理下に入れなくなることがあります。再度、探索パケットを受信すると無線LANコントローラーの管理下に入ることができます。
  • 6.9.2 [R292384]
    TQ7613
    無線APの管理画面や無線LANコントローラーからコンフィグの適用を行った際に、3秒程度リンクダウンが発生します。
    リンクダウンが発生しますがPoE給電に影響はありません。
  • 6.9.3 [R357149]
    TQ7613
    無線LANコントローラーの無線クライアント詳細ページに表示される無線クライアントの送信レートは、小数点1桁を切り捨てて表示されます。
TQ7613

本バージョンでの未サポート機能、未サポート設定項目の一覧です。
デフォルト設定から変更を行ったり選択をしないでください。
デフォルト設定はリファレンスガイドの該当項目のGUI画像をご覧ください。

  • OSEN(設定 / VAP/セキュリティー / 無線1~3 / VAP0~15 / セキュリティー / モード)
  • エリア認証(設定 / VAP/セキュリティー / 無線1~3 / VAP0~15 / MACアクセス制御)
  • BSS Transition Management(設定 / VAP/セキュリティー / 無線1~3 / VAP0~15 / 詳細設定)
TQ7613
最新マニュアルについて

最新のリファレンスマニュアル(613-003425 Rev.B)は弊社ホームページに掲載されています。
本リリースノートは、この最新マニュアルに対応した内容になっていますので、お手持ちのマニュアルが上記のものでない場合は、弊社ホームページで最新の情報をご覧ください。
https://www.allied-telesis.co.jp/

よくあるご質問 Q&Aについて

製品のご使用にあたり、弊社ホームページに掲載の「よくあるご質問 Q&A」 もあわせてご覧ください。
https://www.allied-telesis.co.jp/support/list/faq/faq.html
各製品のFAQは上記リンクの「その他Q&A」の製品カテゴリーより該当製品を探し、FAQボタンよりご覧ください。