[index] AT-TQシリーズ リファレンスマニュアル 4.1

オプション設定/SNMP


  - SNMPの設定
  - トラップ送信先
   - 生成されるトラップ


ご購入時は、SNMPエージェントは「無効」となっています。「有効」にする場合は、次の手順を実行してください。

  1. 「SNMP」を「有効」にします。
  2. 必要に応じて、その他の項目を設定してください。
  3. 「適用」ボタンをクリックしてください。
Note - 「適用」ボタンをクリックすると、変更した項目によっては、無線クライアントが一時的に切断されることがあります。アクセスポイントの設定の変更は、無線トラフィックが少ないときに行うことをおすすめします。
Note - SNMP set-requestを送信してからSNMP get-responseが返るまで3秒かかります。

 

SNMPの設定

表 1
項目名
説明
SNMP SNMPエージェントを有効にするか否か。デフォルトは「無効」です。
Read Onlyのコミュニティー名 読み出し権限のコミュニティー名を1〜256文字で設定します。デフォルトは「public」です。
次の6種類以外の半角英数記号が使用できます。
「"」(ダブルクオート)「'」(シングルクオート)「\」(円マークまたはバックスラッシュ)「&」「<」「>」
SNMPリスニングポート番号 SNMPのリスニングUDPポート番号を1〜65535で設定します。デフォルトは「161」です。
SNMP SETリクエストの許可 SETリクエストを許可するか否か。許可する場合は「有効」、しない場合は「無効」を選択します。
「有効」にした場合、次の「Read/Writeのコミュニティー名」の設定が必要です。デフォルトは「無効」です。
Read/Writeのコミュニティー名 SETリクエストを送信するコミュニティー名(書き込み権限あり)を1〜256文字で設定します。デフォルトは「public」です。
次の6種類以外の半角英数記号が使用できます。
「"」(ダブルクオート)「'」(シングルクオート)「\」(円マークまたはバックスラッシュ)「&」「<」「>」
SNMPリクエストの送信元を制限 SNMPオペレーションを行うホストまたはサブネットを制限するか否か。制限する場合は「有効」、しない場合は「無効」を選択します。
「有効」を選択した場合、次の「SNMPマネージャのホスト名またはサブネット(IPアドレス/マスク長)」の設定が必要です。デフォルトは「無効」です。
SNMPマネージャのホスト名またはサブネット(「IPアドレス/マスク長」形式) SNMPオペレーションを許可するホスト(FQDN)またはサブネットのIPアドレスを指定します。
(例)manager.your.domain.com、10.10.1.37、192.168.1.0/24

Note - FQDNは、ラベル(文字列)をピリオドで連結したものです。
各ラベルには、半角英数字とハイフンが使用できます。先頭の数字が許されます。ハイフンは、各ラベルの先頭と末尾に使用できません。各ラベルの文字数は、63文字以下です。
FQDNの総文字数は、ピリオドを含めて255文字以下です。
 

トラップ送信先

表 2
項目名
説明
トラップのコミュニティー名 トラップを送信するコミュニティー名を1〜256文字で設定します。デフォルトは「public」です。
次の6種類以外の半角英数記号が使用できます。
「"」(ダブルクオート)「'」(シングルクオート)「\」(円マークまたはバックスラッシュ)「&」「<」「>」
生成トラップ 生成したいトラップにチェックを入れてください。トラップの詳細は、別表を参照してください。
ホスト名またはIPアドレス トラップホストのホスト名(FQDN)またはIPアドレスを指定します。ホストは、3つまで登録できます。
(例)manager.your.domain.com、10.10.1.37
有効 チェックを入れると、右の「ホスト名」をトラップの送信先として使用します。

Note - クラスター機能を有効にする場合は、「トラップコミュニティー名」に「<」「>」「&」も使用しないでください。これらを使用すると、「トラップ送信先」のすべての項目がクラスターで共有されなくなります。
 

生成されるトラップ

表 3
項目名
説明
ColdStart SNMPエージェントが起動したとき
Link 無線インターフェースがアップまたはダウンしたとき
Authentication SNMP認証が失敗したとき
Association 無線クライアントが接続(Association)または離脱したとき
Unknown AP 「不正APトラップ」画面の「既知のアクセスポイントのリスト」に登録されていないアクセスポイントを検出したとき
Filtered STA 接続を許可されていない無線クライアント(「MACフィルタリング」画面で設定)を検出したとき
RADIUS Authentication(成功) RADIUS認証が成功したとき
RADIUS Authentication(失敗) RADIUS認証が失敗したとき
DFS 現在使用しているチャンネルで気象レーダーと見なされる波形が検出されたとき
(AT-TQ3200では、この項目は表示されません)

Note - 無線インターフェースがアップまたはダウンしたとき(「無線1」または「無線2」をオン/オフしたときまたは本製品の起動時)、トラップが生成されます。LANポートのリンクアップ/ダウン時にはトラップは生成されません。無線インターフェースのアップ/ダウンのトラップは、LANポートから送信されます。無線接続されたSNMPマネージャには送信されません。
Note - RADIUS認証が成功(atkkWiAcRadiusAuthSucceeded Radius)したとき、atkkWiAcAssociatedトラップが送信される前に、atkkWiAcAuthSucceededトラップが送信されます。
RADIUS認証に失敗(atkkWiAcRadiusAuthFailed Radius)したとき、atkkWiAcAuthFailedトラップが送信される前に、atkkWiAcDisassociatedトラップが送信されます。


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