[index] AT-TQシリーズ リファレンスマニュアル 4.1

保守管理/アップグレード


  - アップグレード
  - 予備のファームウェアイメージでブートする


本製品のファームウェアのアップグレードを行います。

Note - V.2.0.0以降のファームウェアでは、V.2.0.0以降の任意のファームウェアバージョンの間でアップグレードとダウングレードが可能です。ただし、設定ファイルに下位互換性はありませんので、アップグレード後に前バージョンに戻す可能性がある場合は、アップグレードを行う前に、「保守管理」/「設定」画面で設定ファイルをバックアップしてください。

表 1
項目名
説明
モデル 製品名が表示されます。
(例)AT-TQ4600、AT-TQ4400、AT-TQ4400e、AT-TQ3600、AT-TQ3400、AT-TQ3200、AT-TQ2450
ファームウェアのバージョン プライマリー:ブートに使用するファームウェアバージョンが表示されます。
セカンダリー:予備のファームウェアバージョンが表示されます。デフォルトでは、アップグレードを行う前まで使用していたファームウェアのバージョンです。ご購入時は、プライマリー、セカンダリーとも同じバージョンとなります。
(例)3.2.0 B01
新しいファームウェアイメージ 新しいファームウェアの更新ファイルを入力します。「参照」ボタンでイメージファイルを選択できます。

 

アップグレード

本製品のファームウェアをアップグレードします。
現在の設定は、アップグレード後も引き継がれます。
  1. 「参照」をクリックしてください。
  2. 「ファイルの選択」ダイアログボックスが現れます。
    新しいファームウェアのイメージファイルを選択し、「開く」ボタンをクリックしてください。
    パスの入力欄にファイル名がフルパスで表示されます。フルパス名は254文字まで入力できます。
  3. 「アップグレード」ボタンをクリックしてください。
  4. ファームウェアを更新する旨のメッセージボックスが現れます。
    「OK」ボタンをクリックしてください。
  5. ファームウェアのダウンロードが開始され、状況を示す黄緑のバーが表示されます。
  6. ダウンロード終了後、アップグレードが開始されます。
    アップグレードには6分を要します。
    アップグレードが完了すると、自動的に再起動します。
    新しいファームウェアはプライマリーに保存され、アップグレードの前まで使用していたファームウェアはセカンダリーに移動します。
Note - 再起動が完了するまで本製品の電源を切らないでください。
Note - クラスターを構成している場合は、クラスターを構成したまま、クラスターに属すアクセスポイントを1台ずつ順番にアップグレードしてください。
 

予備のファームウェアイメージでブートする

本製品は、2種類のファームウェアイメージを保存することができます。アップグレード後に、以前のバージョンに戻したい場合はセカンダリーのイメージを使ってブートすることができます。
手順は下記のとおりです。
  1. 「切り替え」をクリックしてください。
  2. メッセージ「ファームウェアを切り替えるために再起動します。よろしいですか?」が現れます。
    「OK」をクリックしてください。
  3. プライマリーとセカンダリーのファームウェアイメージが入れ替わり、もとセカンダリーにあったファームウェアイメージを使って再起動します。設定は、アップグレード前のままです。
  4. ログオン画面が表示されたら、管理者のユーザー名、パスワードを入力しログオンしてください。
Note - プライマリーのイメージで正常にブートできない場合は、セカンダリーのイメージに自動的に切り替えてブートします。
Note - もとセカンダリーにあったイメージでブートした後に、再度ファームウェアのアップグレードを行うと、もとセカンダリーにあったイメージは再びセカンダリーに移動します。
Note - 再起動が完了するまで本製品の電源を切らないでください。


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