[index] AT-TQシリーズ リファレンスマニュアル 4.3

設定例/6 屋外に無線LANサービスを提供する


   - 本製品の設定画面を開く
   - 管理者ユーザー名とパスワードを変更する
   - SSID・セキュリティーを設定する
   - 無線電波の送受信を開始する
   - IPアドレスの設定を行い本製品を設置場所に設置する


屋外設置が可能なAT-TQ4400eを使用すれば、屋外で無線LANサービスを提供することができます。
設定内容は、屋内用に設計された他の製品と同様です。
ここでは、下記の構成を仮定します。

アクセスポイントを屋外で使用するためには、下記の制限があります。

 

本製品の設定画面を開く

  1. 本製品と設定用コンピューターをPoEスイッチを介して接続します。
    Note - AT-TQ4400eは、PoEによる給電のみが可能です。

  2. Internet Explorerを使用して「192.168.1.230」にアクセスします。
    Note - コンピューターのIPアドレスは192.168.1.100/255.255.255.0など、本製品と同じネットワークに設定しておく必要があります。詳しくは、「設定画面へのアクセス」/「設定の準備」を参照してください。
    Note - 設定に使用しているネットワークにDHCPサーバーが存在しない場合に、本製品のIPアドレスは「192.168.1.230」となります。DHCPサーバーが存在すると、本製品はDHCPサーバーからIPアドレスを取得します。

  3. User Name「manager」、Password「friend」でログインします。
    Note - 本製品のご購入時における管理者のユーザー名は「manager」、パスワードは「friend」です。

  4. 基本設定」画面が開きます。
    Note - 表示の初期設定は、「navigation: dropdown menu」「language: English」となっています。表示の設定変更については「設定画面へのアクセス」/「ナビゲーションと言語」を参照してください。
    Note - 「基本設定」画面が開けないときはコンピューターのIPアドレスやプロキシーの設定などのネットワーク設定を確認してください。
 

管理者ユーザー名とパスワードを変更する

  1. 基本設定」画面の「ユーザー名(管理者)」に新しい管理者ユーザー名を入力します。
  2. 「現在のパスワード」に「friend」と入力します。
  3. 「新しいパスワード」「新しいパスワードの確認」に新たな管理者パスワードを設定します。
  4. 「適用」ボタンをクリックします。
    Note - (重要)AT-TQ4400eには、ご購入時設定に初期化するスイッチがありません。万が一、ユーザー名やパスワード、IPアドレス、VLAN情報などの情報を失念されAT-TQ4400eにアクセスできなくなった場合は、お客様先では初期状態に戻すことができず、有償センドバック修理が必要となります。また、AT-TQ4400eの設定をやり直していただく必要があります。ログイン情報の管理には十分ご注意くださいますようお願いいたします。

 

SSID・セキュリティーを設定する

  1. 詳細設定」/「VAP/セキュリティー」画面を開きます。
  2. 「無線」で「1」(2.4GHz帯)を選択します。
  3. 「VAP0」の「SSID」を入力します。例では「yourSSID」を入力しています。
  4. 「バンドステアリング」を「チェックあり」にします。
    Note - バンドステアリングは、2.4GHz・5GHz帯の両方をサポートしている無線クライアントに対して、5GHz帯への接続を優先するよう促し、2.4GHz帯の混雑を軽減する機能です。
  5. 「VAP0」の「セキュリティー」で「WPAパーソナル」を選択し、「キー」に8〜63文字のキーを入力します。
    後ほど、この「キー」を無線クライアントにも設定します。第三者から予測しにくいキーを入力してください。
    「WPAバージョン」は「WPA2」のみ、「暗号スイート」は「CCMP(AES)」のみをチェックします(デフォルト)。

  6. 「適用」ボタンをクリックします。

  7. 「OK」ボタンをクリックします。

  8. 「無線」で「2」(5GHz帯)を選択します。
  9. 「VAP0」の「SSID」を入力します。例では「yourSSID」を入力しています。
  10. 「VAP0」の「セキュリティー」で「WPAパーソナル」を選択し、「キー」に「無線1」と同じキーを入力します。

  11. 「適用」ボタンをクリックします。

  12. 「OK」ボタンをクリックします。


 

無線電波の送受信を開始する

  1. 詳細設定」/「無線LAN設定」画面を開きます。

  2. 「無線1」(2.4GHz帯)を「オン」にします。
    「無線クライアントの分離」を「チェックあり」にします。
    Note - 「無線クライアントの分離」では、「無線1」と「無線2」間の通信は遮断されません。遮断したい場合は、「設定例」/「2 来客用無線ネットワーク」を参照してください。
  3. 「無線2」(5GHz帯)を「オン」にします。次のメッセージボックスが表示されるので、「OK」をクリックします。

    Note - このダイアログボックスで「OK」をクリックすると、「詳細設定」/「無線」画面の「Autoチャンネル候補」が屋外使用可能なW56のチャンネルだけとなります。
    Note - W52とW53のチャンネルは、電波法令により日本での屋外使用が禁止されています。
    「無線クライアントの分離」を「チェックあり」にします。

  4. 「適用」をクリックします。

 

IPアドレスの設定を行い本製品を設置場所に設置する

  1. 詳細設定」/「イーサネット設定」画面を開きます。

  2. 「IPアドレスの取得」を「スタティックIP」にします。
    「スタティックIPアドレス」を他の機器と同じにならないように設定します。
    「サブネットマスク」、「デフォルトゲートウェイ」を正しく入力します。
    ここでは、それぞれ「192.168.1.50」「255.255.255.0」「192.168.1.1」を設定しています。
    「適用」ボタンをクリックし、設定を保存します。
    Note - (重要)AT-TQ4400eには、ご購入時設定に初期化するスイッチがありません。万が一、ユーザー名やパスワード、IPアドレス、VLAN情報などの情報を失念されAT-TQ4400eにアクセスできなくなった場合は、お客様先では初期状態に戻すことができず、有償センドバック修理が必要となります。また、AT-TQ4400eの設定をやり直していただく必要があります。ログイン情報の管理には十分ご注意くださいますようお願いいたします。

  3. 「OK」ボタンをクリックしてください。設定画面との接続が切断されます。30秒そのまま待った後、本製品の電源を切ります。

  4. 本製品を実際の設置場所に設置します。
    Note - IPアドレスを変更すると、ナビゲーションと言語が「dropdown menu」と「English」に戻ります。変更後のIPアドレスでナビゲーションと言語を再設定してください。詳しくは、「設定画面へのアクセス」/「ナビゲーションと言語」を参照してください。
    Note - 無線クライアントの設定は、「設定例」/「1.1 本製品を使ってみましょう」を参照してください。


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