AT-TQ5403・AT-TQm5403: クイックツアー
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2.2 MACアドレスフィルタリングを使う

ここではMACアドレスフィルタリング機能の使用方法について説明します。

MACアドレスフィルタリングは、無線クライアントのMACアドレスを本製品に登録することにより、無線クライアントからの不正アクセスを防ぐことができます。例えば、SSIDとセキュリティーキーを知っている社員の個人所有のスマートフォンやタブレットなどからの安易な不正侵入を防ぐことができます。

Note
MACアドレスは偽装できるため、意図的に不正侵入を行おうとする攻撃に対して、効果は低いことに留意する必要があります。

Note
MAC(MACアドレス)とは通信のインターフェースごとに付与された6バイトの固有の値です。

  1. 設定を行う前に、登録を行う無線クライアントのMACアドレスを確認してください。

    無線LAN機能を搭載したコンピューター、または無線LANアダプターを装着したコンピューターのMACアドレスは「ipconfig」コマンドで調べることができます。

    1. 無線LAN機能を持つコンピューターでコマンドプロンプトを開きます。
    2. 「ipconfig /all」と打ち込み、「ワイヤレス ネットワーク接続」の物理アドレス(MACアドレス)を調べます。

    その他の無線クライアントのMACアドレスは、製品の筐体に貼り付けられているラベルに記載されていたり、設定画面から確認できたり、無線クライアントにより確認方法が異なります。お使いの無線クライアントの取扱説明書をご確認のうえ、お調べください。

  2. メニュー欄から「設定」/「MACアドレスリスト」を選択します。
  3. コンテンツ欄にMACアドレスリストの登録リストが表示されます。
  4. フィルタータイプから、「許可する」または「ブロックする」のどちらかを選択します。

    Note
    本製品のMACフィルタリング機能は、許可またはブロックのどちらかのみ登録できます。
    許可リストとブロックリストの2つを作成することはできませんので、ご注意ください。

  5. MACアドレス入力欄に対象のMACアドレスを入力し、「追加」ボタンをクリックします。

    Note
    「追加」ボタンのクリックではセッションのタイマーが更新されないため、自動でログアウトしてしまう可能性があります。たくさんのMACアドレスを追加する場合は、「セッションタイムアウト」が満了する前に「保存&適用」ボタンをクリックするか、一時的に「セッションタイムアウト」の時間を延ばしてください。セッションタイムアウトの設定は、「設定」/「システム」/「Web」画面で行えます。

  6. 追加したMACアドレスが「無線クライアントのリスト」に表示されます。
  7. すべての登録が完了したら「保存&適用」ボタンをクリックします。

登録したMACアドレスを削除するには

  1. MACアドレスの右横に表示されているチェックボックスにチェックを入れます。
    すべてのMACアドレスを一括で削除したい場合は、「無線クライアントのリスト」の右横に表示されているチェックボックスにチェックを入れると、すべてのMACアドレスのチェックボックスにチェックが入ります。
  2. 「削除」ボタンをクリックします。
  3. 「無線クライアントのリスト」から削除したMACアドレスが消えていることを確認し、「保存&適用」ボタンをクリックします。
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