Note
ご購入時の管理者ユーザー名は「manager」、パスワードは「friend」です。
Note
ユーザー名に「root、daemon、ftp、network、nobody、lldp」の単語は使用しないでください。
本製品のIPアドレスを固定設定にする方法について説明します。
ここでは、IPアドレスを「192.168.1.54」、サブネットマスクを「255.255.255.0」、デフォルトゲートウェイを「192.168.1.10」で設定すると仮定します。
Note
ご購入時の管理者ユーザー名は「manager」、パスワードは「friend」です。
Note
無線1、無線2、無線3(AT-TQ5000番台のみ)のVAP0は、常に有効で無効にできません。そのため、各無線のステータスを「有効」にするとVAP0も有効となり、デフォルト状態(セキュリティー:無し)で接続可能になるため、各無線のステータスを「有効」にする前に、SSID、セキュリティーの設定を行ってください。
ここでは、無線1(2.4GHz)のVAP0にSSIDを「5_Floor_AP001」、セキュリティーモードを「WPAパーソナル」、セキュリティーキーを「QazXswEdcQwerAsdf」で設定すると仮定します。
Note
リストア中は、無線APの使用はできません。またリストア中に電源は切らないでください。
本製品のデフォルト設定では、無線1、無線2、無線3(AT-TQ5000番台のみ)のステータスは「無効」で設定されています。そのため、無線電波の送受信を行うためには、各無線のステータスを有効にする必要があります。
Note
各無線のステータスを有効にする前にセキュリティーの設定などを行うことをおすすめします。
本項目は、本製品の具体的な設定例で説明します。
Note
本項目はAT-TQ5000番台を例にして説明しています。
ここでは、特別な設定を行わずに、すぐにご使用いただく方法について説明します。
設定例(アンドロイド端末):
セキュリティー | ネットワークSSID | パスワード |
---|---|---|
WPA/WPA2 PSK | AaBBCCDDeE | ABCDEFG_1234 |
ここではMACアドレスフィルタリング機能の使用方法について説明します。
MACアドレスフィルタリングは、無線クライアントのMACアドレスを本製品に登録することにより、無線クライアントからの不正アクセスを防ぐことができます。例えば、SSIDとセキュリティーキーを知っている社員の個人所有のスマートフォンやタブレットなどからの安易な不正侵入を防ぐことができます。
Note
MACアドレスは偽装できるため、意図的に不正侵入を行おうとする攻撃に対して、効果は低いことに留意する必要があります。
Note
MAC(MACアドレス)とは通信のインターフェースごとに付与された6バイトの固有の値です。
設定を行う前に、登録を行う無線クライアントのMACアドレスを確認してください。
無線LAN機能を搭載したコンピューター、または無線LANアダプターを装着したコンピューターのMACアドレスは「ipconfig」コマンドで調べることができます。
その他の無線クライアントのMACアドレスは、製品の筐体に貼り付けられているラベルに記載されていたり、設定画面から確認できたり、無線クライアントにより確認方法が異なります。お使いの無線クライアントの取扱説明書をご確認のうえ、お調べください。
Note
本製品のMACフィルタリング機能は、許可またはブロックのどちらかのみ登録できます。
許可リストとブロックリストの2つを作成することはできませんので、ご注意ください。
Note
「追加」ボタンのクリックではセッションのタイマーが更新されないため、自動でログアウトしてしまう可能性があります。たくさんのMACアドレスを追加する場合は、「セッションタイムアウト」が満了する前に「保存&適用」ボタンをクリックするか、一時的に「セッションタイムアウト」の時間を延ばしてください。セッションタイムアウトの設定は、「設定」/「システム」/「Web」画面で行えます。
登録したMACアドレスを削除するには
VAPとスイッチのVLAN機能を使用し、ネットワークを分ける設定について説明します。
ここでは、学校を例に教職員と生徒用にネットワークを分ける方法について説明します。なお、下記の構成を仮定します。
教職員用のネットワークのセキュリティー設定を行います。
生徒用のネットワークのセキュリティー設定を行います。
教職員用のネットワークの設定を行います。
生徒用のネットワークの設定を行います。
設定例(アンドロイド端末):
対象 | セキュリティー | ネットワークSSID | パスワード |
---|---|---|---|
教職員用 | WPA/WPA2 PSK | Teacher | Teacher_Senyou_2525 |
生徒用 | WPA/WPA2 PSK | Student | Student_Senyou_1129 |
本製品を複数台使用する場合の設定は、本製品1台を設定する手順と変わりありませんが、無線AP間の移動を可能にするローミングを行えるよう下記の設定が必要となります。
WDS(Wireless Distribution System)を使用すると、有線でLAN間を接続できないような場所でも、無線AP間を接続することにより離れた場所での無線LAN環境を構築できます。
Note
管理フレーム保護(IEEE 802.11w (MFP))との併用は未サポートです。
WDSを使用する場合は「IEEE 802.11w (MFP)」を「無効」に設定してください。
WDSの設定の際には以下の点に注意してください。
Note
・WDSでは1つのVLAN IDのみ透過できます。
・VAPのVLAN IDを「1」以外に設定した場合、WDS間は設定したVLAN IDのタグ付きフレームのみ転送します。VLAN IDを「1」に設定した場合は、タグなしフレームのみ転送します。
ここでは、本館(LAN接続あり)に設置されている無線AP(親機)と別館に設置した無線AP(子機)とを無線1(2.4GHz)を用いて接続し、別館にもインターネット環境を提供する構成の設定手順を説明します。
Note
ここでは、本製品にIPアドレスの設定が行われていることを前提として説明しています。IPアドレスの設定方法は、通信をご覧ください。
3拠点以上の接続(AT-TQ5000番台のみ)においても、上記設定と同じように親機の設定を行ってから子機の設定を行ってください。
Note
AT-TQ1000番台は多段接続できませんので、ご注意ください。
Note
・WDSでは1つのVLAN IDのみ透過できます。
・VAPのVLAN IDを「1」以外に設定した場合、WDS間は設定したVLAN IDのタグ付きフレームのみ転送します。VLAN IDを「1」に設定した場合は、タグなしフレームのみ転送します。
チャンネルブランケットの設定は、AT-TQ5403・AT-TQ5403eの管理画面からは行えません。
AT-Vista Manager EX および AWC-CB対応コントローラー製品からのみ設定が行えます。
なお、AWC-CB対応コントローラー製品、対応バージョンにつきましては弊社ホームページをご覧ください。
チャンネルブランケットの概要などは、クイックツアーの「3 チャンネルブランケットについて」をご覧ください。
設定方法については、対応製品のリファレンスマニュアルまたはコマンドリファレンスをご覧ください。
本製品の管理画面に、チャンネルブランケットに関する下記の設定項目が表示されますが、管理画面からは設定を行わないでください。
設定/VAP/セキュリティー/無線1/VAP0〜7のモード欄の「チャンネルブランケット」
設定/VAP/セキュリティー/無線2/VAP0〜7のモード欄の「チャンネルブランケット」
設定/VAP/セキュリティー/無線1/BSSID欄(モード欄で「チャンネルブランケット」を選択すると表示)
設定/VAP/セキュリティー/無線2/BSSID欄(モード欄で「チャンネルブランケット」を選択すると表示)
AWC-CB(AWC-Channel Blanket)は、セル型ネットワークと併用可能な、かつ、特許技術でより効率的に運用可能な、アライドテレシス独自のチャンネルブランケット型無線ネットワークです。
Note
ブランケット用のVLANに所属するすべての機器でMACアドレススラッシングを無効にする必要があります。
セル型とブランケット型の無線ネットワークには以下の違いがあります。
セル型とブランケット型の比較
セル型(従来型) | ブランケット型 | |
---|---|---|
ローミング | × 端末に依存 | ◎ ゼロ時間 |
設置 | △ 煩雑なチャンネル設計が必要 | ◎ 同一チャンネルを使用するためチャンネル設計不要 |
スループット | ○ 複数セルを運用しセルあたりの端末数を抑えることで高スループットを実現可能 | × 同一チャンネルを使用するため端末数増加時のスループットは低下 |
Note
チャンネルブランケットは複数の無線APを仮想的に1つの大きな無線APとして制御するため、チャンネルブランケット内の無線APが協調して順番にビーコンフレーム(無線APの情報を無線クライアントに知らせるフレーム)を送信します。そのため、無線クライアントによっては受信感度が不安定に見える場合がありますが、実際に通信している無線APとビーコンフレームを送信する無線APが異なるためで、通信品質に問題はありません。
AWC-CB機能を使用するにはライセンスが必要となります。
必要なライセンスは製品により異なりますので、各製品のリファレンスマニュアル、またはコマンドリファレンスをご覧ください。