AT-TQ1402・AT-TQm1402 リリースノート

この度は、AT-TQ1402, AT-TQm1402 をお買いあげいただき、誠にありがとうございます。このリリースノートは、マニュアルの補足や、ご使用の前にご理解いただきたい注意点など、お客様に最新の情報をお知らせするものです。

最初にこのリリースノートをよくお読みになり、本製品を正しくご使用ください。

• 1. 対象製品とファームウェアバージョン
• 2. 本バージョンで追加・拡張された機能
• 3. 本バージョンで仕様変更された機能
• 4. 本バージョンで修正された項目
• 5. 本バージョンでの制限事項
• 6. マニュアルの補足・誤記訂正
• 7. 最新マニュアルについて

1. 対象製品とファームウェアバージョン

本リリースノートは、下記の製品・バージョンを対象としています。各項目がどの製品に該当するかは次のアイコンで示します。

2. 本バージョンで追加・拡張された機能

2.1. 一般

• 2.1.1
  TQ1402 TQm1402
  簡単セットアップ機能をサポートしました。
  簡単セットアップは、無線環境を構築する上で必須となる設定項目が一画面にまとめられており、無線のエキスパートでなくても簡単に無線環境の構築を行うことができる機能です。

2.2. 設定

• 2.2.1
  TQ1402 TQm1402

  工場出荷時のデフォルト設定を変更しました。これにより、簡単に無線APに接続できるようになりました。

  ※本設定は工場出荷時にファームウェアバージョン 6.0.1-2.1が導入されている機器、または本バージョンにファームウェアをアップグレード後に管理画面より初期化を行った機器が対象となります。
  ファームウェアアップグレードのみではデフォルト設定は変更されず従来と同じ設定になりますので予めご了承ください。

  • 無線1と無線2のステータス：有効
  • 無線1と無線2のVAP0のステータス：有効
  • 無線1と無線2のVAP0のSSID：設定済み（各機器により異なります）
  • 無線1と無線2のVAP0のWPAバージョン：WPA2 and WPA3
  • 無線1と無線2のVAP0の暗号スイート：CCMP
  • 無線1と無線2のVAP0のキー：設定済み（各機器により異なります）

2.3. 設定/システム

• 2.3.1
  TQ1402 TQm1402
  SNMPv3に対応しました。

2.4. 設定/VAP/セキュリティー

• 2.4.1
  TQ1402 TQm1402
  VAPページに「QRコード表示」ボタンを追加しました。本ボタンをクリックすると無線設定の情報が含まれるQRコードが作成されます。このQRコードは画像データとして保存でき、スマートフォンやタブレットなどの無線クライアントからQRコードを読み込むことにより簡単に無線APに接続でき、Wi-Fi環境で使用することができます。

2.5. 設定/MACアドレスリスト

• 2.5.1
  TQ1402 TQm1402
  MACアドレスリストの上限を1024から2048に拡張しました。

3. 本バージョンで仕様変更された機能

3.1. 設定/システム

• 3.1.1
  TQ1402 TQm1402
  NTP起動時にNTPサーバーと同期するまでNTPパケットを一定間隔で送信するよう仕様変更しました。

4. 本バージョンで修正された項目

本バージョンでは、以下の項目が修正されました。

• 4.1
  TQ1402 TQm1402
  無線2のチャンネル設定において、W53、W56のチャンネルで固定設定している場合に、無線チップのリカバリー処理が動作するとDFSのステータスがOOC（Out Of Channels）となってしまいましたが、これを修正しました。
• 4.2
  TQ1402 TQm1402
  設定/システムの時刻ページにおいて、「時刻設定方法」をNTPから手動設定に変更したにも関わらずNTPが動作し続けてしまうことがありましたが、これを修正しました。
• 4.3
  TQ1402 TQm1402
  設定/システムの通信ページにおいて、「IPアドレスの取得」をDHCPに設定している場合に DHCP lease が行われるとSNMPプロセスが再起動してしまいましたが、これを修正しました。
• 4.4
  TQ1402 TQm1402
  設定/システムの時刻ページにおいて、「時刻設定方法」を手動設定にしている場合にNTPが指定されているコンフィグをリストアするとNTPが同期しなくなることがありましたが、これを修正しました。
• 4.5
  TQ1402 TQm1402
  「管理VLANタグ」と「Dynamic VLAN」の有効時にキャプティブポータル機能が正しく動作しないことがありましたが、これを修正しました。
• 4.6
  TQ1402 TQm1402
  無線1において、RTS機能が正しく動作しないことがありましたが、これを修正しました。
• 4.7
  TQ1402 TQm1402
  W56対応無線インターフェースにおいて、140chを選択していても140chで動作しないことがありましたが、これを修正しました
• 4.8
  TQ1402 TQm1402
  VAPのセキュリティー設定をWPA3からWEPに変更すると、VAPが有効にならないことがありましたが、これを修正しました。
• 4.9
  TQ1402 TQm1402
  外部RADIUSサーバーを使用したMACフィルタリングの設定において、「User-Password Format 形式」を固定にした際に設定を行う「User-Password Format パスワード」に「%」が含まれているとMAC認証に失敗してしまいましたが、これを修正しました。
• 4.10
  TQ1402 TQm1402
  設定ファイルに、WPA3-PSKのパスフレーズが暗号化されずに保存されていましたが、これを修正しました。
• 4.11
  TQ1402 TQm1402
  AT-Vista Manager EX管理下において、SSID隠蔽が有効（SSIDを隠している）の隣接APを検出した際に、AT-Vista Manager EXに異なったSSID名で通知してしまい、AT-Vista Manager EX上ではSSIDに（NULL）が表示されてしまいましたが、これを修正しました。
• 4.12
  TQ1402 TQm1402
  AWCによる近隣管理AP検出の動作時にCPU使用率が高騰することがありましたが、これを修正しました。
• 4.13
  TQ1402 TQm1402
  AT-Vista Manager EX上の設定で、AP共通設定をWPA3、個別設定をWDS(TKIP有効)で適用を行うと無線インターフェースが無効になってしまいましたが、これを修正しました。

5. 本バージョンでの制限事項

本バージョンには、以下の制限事項があります。

5.1. 監視/接続クライアント

• 5.1.1
  TQ1402 TQm1402
  WDS機能を使用している場合は、監視/接続クライアントページの「切断する」ボタンで対向のWDS機器を切断しないでください。
  WDS接続が正しく行われなくなり、正常なWDS通信ができなくなります。誤って実行してしまった場合は機器の再起動が必要になりますのでご注意ください。

5.2. 設定/システム

• 5.2.1
  TQ1402 TQm1402
  通信ページの「ホスト名」と SNMPページの「システム名」は同期していませんので、個別に設定してください。
• 5.2.2
  TQ1402 TQm1402
  まれにソフトウェアとハードウェアの受信処理の同期が乱れることがあります。不整合が起きた状態のまま処理を続行するとパフォーマンスに影響を及ぼすため、この状態が発生した場合は意図的に再起動して不整合を解消します。 本動作による復旧が行われた場合は、該当するログが出力されます。

  kern.alert "kernel: Rebooting due to DMA error recovery."

5.3. 設定/無線LAN

• 5.3.1
  TQ1402 TQm1402
  無線1においてVAPを7個以上設定していると、無線クライアントが118台以上接続できないことがあります。

5.4. 設定/VAP/セキュリティー

• 5.4.1
  TQ1402 TQm1402
  RADIUSサーバーの設定欄において、セカンダリーRADIUS IPを入力せず、セカンダリーRADIUSキーのみ入力した場合でも設定の保存ができてしまいますが、セカンダリーRADIUSは使用されず、RADIUS機能は正常に動作します。
• 5.4.2
  TQ1402 TQm1402
  無応答端末切断タイマーが設定した値より数秒早く動作する場合があります。

5.5. メンテナンス/サポート

• 5.5.1
  TQ1402 TQm1402
  テクニカルサポート情報の3行目の注意文に「802.1x認証ログ：ユーザIDを含みパスワードは含まない」とありますが、ユーザIDも含まれません。

5.6. その他

• 5.6.1
  TQ1402 TQm1402
  機器の起動中、数回リンクアップ/ダウンが発生します。ただし起動途中のため、この時にパケットの送受信は行われません。

6. マニュアルの補足・誤記訂正

各種ドキュメントの補足事項および誤記訂正です。

6.1. 管理画面

• 6.1.1
  TQ1402 TQm1402
  Webブラウザーのキャッシュの影響で、管理画面が正しく表示されない場合があります。
  その場合は、Webブラウザーのキャッシュをクリアしてから再度管理画面を表示してください。

7. 最新マニュアルについて