AT-TQ1402のみ対象
Note
シングルチャンネルモードはスタンドアロン環境で使用できます。無線LANコントローラー管理下では使用できませんのでご注意ください。
Note
シングルチャンネルの表記について:
本項では、GUIの設定に直接関係する部分の説明は「シングルチャンネル方式」、それ以外の説明は「シングルチャンネルモード」と表記しています。
シングルチャンネルモードは、従来のセル型ネットワークとは異なり複数の無線APで同一チャンネルを使用し、広範囲をカバーする無線APを一台設置しているかのように運用することができます。
またセル型ネットワークでは、無線クライアントが無線AP間を移動する際には必ずローミングが行われ通信が一瞬切れたり、高スループットが期待できる無線APに移動できる状態でも低スループットの無線APに接続したままになってしまう問題がありますが、シングルチャンネルモードでは、1台の無線APで運用しているのと同じ状態のため、上記のような問題は起こりません。
但し、シングルチャンネルモードは、無線クライアントが増えれば増えるほどスループットが低下してしまいます。そのため、すべての無線クライアントをシングルチャンネルモードで運用するのではなく、デスクトップPCや情報家電などの移動しない無線クライアントはセル型(無線1)、スマートフォンや移動情報端末などの移動を頻繁に行う無線クライアントはシングルチャンネルモードで運用することをお勧めします。
セル型とシングルチャンネルモードの比較:
セル型 | シングルチャンネルモード | |
---|---|---|
ローミング | 端末に依存 | ゼロ時間(ローミングレス) |
設置 | チャンネル設計が必要 | チャンネル設計不要 |
Note
シングルチャンネルモードは5GHz帯のW52チャンネルを使用します。
※W52チャンネルは電波法令により日本での屋外使用が禁止されています。
シングルチャンネルモードを使用するには下記の制限があります。
また、デフォルト設定のまま使用いただく機能が多数ありますのでシングルチャンネルモードを使用する際は、一旦、初期化してからご使用いただくことをお勧めします。
Note
・ 「無線LAN」ページ、「設定 > VAP/セキュリティー > 無線2 > VAP0」ページからの設定変更は未サポートです。
・ 「無線LAN」ページ、「設定 > VAP/セキュリティー > 無線2 > VAP0」ページ内の各種設定項目において、デフォルト以外の設定がされている場合は、シングルチャンネル方式を適用しないでください。すべての設定をデフォルトに戻した後に、シングルチャンネル方式を適用してください。
※下記の設定項目は上書きされるので、デフォルト設定以外でも問題ありません。
◇ 無線2のVAP0 設定
・設定 > VAP/セキュリティー > 無線2 > VAP0 > バーチャルアクセスポイント > SSID:デフォルト設定
・設定 > VAP/セキュリティー > 無線2 > VAP0 > セキュリティー > モード:WPAパーソナル
・設定 > VAP/セキュリティー > 無線2 > VAP0 > セキュリティー > WPAバージョン:WPA2
・設定 > VAP/セキュリティー > 無線2 > VAP0 > セキュリティー > 暗号スイート:CCMP
・設定 > VAP/セキュリティー > 無線2 > VAP0 > セキュリティー > キー:デフォルト設定
・設定 > VAP/セキュリティー > 無線2 > VAP0 > セキュリティー > IEEE802.11w (MFP):無効
・設定 > VAP/セキュリティー > 無線2 > VAP0 > 詳細設定 > ローミング通知:有効
◇ 無線2の無線設定
・設定 > 無線LAN > 無線2 > 基本設定 > モード:IEEE 802.11a/n/ac
・設定 > 無線LAN > 無線2 > 詳細設定 > 最大ステーション数:500
・サポート可能な無線AP数は5台までです。6台以上での運用は未サポートです。
・別のネットワークで同一のチャンネルIDが使用されていると正しく動作しません。
・制御フレームは無線APの管理VLANタグの設定により異なります。
管理VLANタグの設定が無効の場合は、タグなしフレームとなります。
管理VLANタグの設定は有効の場合は、タグ付きフレームとなります。
・管理VLANタグの設定を有効にした場合は、VLAN IDを「1」以外に設定してください。
項目名 | 説明 |
---|---|
「QRコード表示」ボタン | Note 無線クライアントから本製品に接続するための情報が含まれたQRコードが作成、表示されます。 スマートフォンやタブレットなどからQRコードを読み込むことにより簡単に無線APに接続でき、Wi-Fi環境で使用することができます。
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ステータス | 無線電波を送受信する場合は「有効」、しない場合は「無効」を選択します。デフォルトは「有効」です。 |
モード | 無線APごとに異なるチャンネルを設定し運用する場合は「セル方式」、複数のAT-TQ1402(5台まで)に同一のチャンネルを設定し運用する場合は「シングルチャンネル方式」を選択します。デフォルトは「セル方式」です。 |
SSID | SSID(ネットワーク名)を1〜32文字の半角英数記号で入力します。 デフォルトは「allied-XXXXXXXX」です(XXXXXXXX部分は各機器により異なる)。 なお、無線1と共通のSSIDになります。 |
キー | 暗号キーが自動で生成されます。暗号キーは機器により異なります。 変更を行う場合は8〜63文字の半角英数記号で入力します。大文字、小文字は区別されます。 |
表示切り替えアイコン![]() | クリックするとキーが文字列表示に切り替わります。再度クリックすると「●」表示に戻ります。 |
チャンネル |
使用するチャンネル(36(5180 MHz)、40(5200 MHz)、44(5220 MHz)、48(5240 MHz))を選択します。 シングルチャンネルモードで運用するすべての無線APで同じチャンネルを設定します。 デフォルトは「36(5180 MHz)」です。 |
シングルチャンネル グループID | シングルチャンネルモードで使用するIDを1〜16の中から選択します。 |