AT-TQ5403・AT-TQm5403・AT-TQ5403e リリースノート

• 1. 対象製品とファームウェアバージョン
• 2. 重要：注意事項
• 3. 本バージョンで追加・拡張された機能
• 4. 本バージョンで仕様変更された機能
• 5. 本バージョンで修正された項目
• 6. 本バージョンでの制限事項
• 7. マニュアルの補足・誤記訂正
• 8. 最新マニュアルについて

1. 対象製品とファームウェアバージョン

本リリースノートは、下記の製品・バージョンを対象としています。各項目がどの製品に該当するかは次のアイコンで示します。

2. 重要：注意事項

2.1. メンテナンス/アップグレード

• 2.1.1
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  バージョンダウン時の注意

  ファームウェアをダウングレードした際は、初期化、または該当バージョンのバックアップコンフィグで復元（リストア）を行ってください。

2.2. AT-Vista Manager EX

• 2.2.1
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  チャンネルブランケット環境下でのバージョンアップ/ダウン時の注意

  チャンネルブランケット環境で使用する無線APのファームウェアバージョンは同一である必要があります。
  異なるバージョンが混在する環境は未サポートです。

  ファームウェアアップグレード時などに V.5.x.x 系と V.6.x.x-x.x 系のファームウェアが混在してしまうと V.5.x.x 系の無線APへ接続できなくなってしまうため、ファームウェアのアップ/ダウングレードは全台同時に行ってください。

  回避方法：
  下記の1または2のどちらかの方法でバージョンアップ/ダウンを行ってください。
  1. 無線APからチャンネルブランケットの設定を外し、チャンネルブランケットを使用していない環境でファームウェアのバージョンアップ/ダウンを行ってください。
  2. 無線APが接続されているスイッチ上で、チャンネルブランケットのコントロールVLANの設定をポートから外してください。ネットワーク構成上、チャンネルブランケットを制御するパケットが無線APへ届かないようにしてからファームウェアのバージョンアップ/ダウンを行ってください。

  復旧方法：
  ファームウェアバージョンが混在してしまい通信できなくなってしまった場合は、回避方法の2のように、無線APが接続されているスイッチ上で、チャンネルブランケットのコントロールVLANの設定をポートから外すことで、無線APへの通信が復旧します。
  その後、無線AP全台のファームウェアバージョンが揃うようアップグレードを行ってください。

3. 本バージョンで追加・拡張された機能

3.1. 監視/接続クライアント

• 3.1.1
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  監視/接続クライアントページに、接続クライアントのIPv4アドレスとNetBIOS名が表示されるようになりました。
  また、接続クライアントのNetBIOS名を無線LANコントローラー対応製品に通知することができるようになりました。

3.2. 設定/VAP/セキュリティー

• 3.2.1
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  セルVAPとプロキシARPの併用をサポートしました。

3.3. チャンネルブランケット

• 3.3.1
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  チャンネルブランケットとプロキシARPの併用をサポートしました。
• 3.3.2
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  チャンネルブランケットと多重接続要求機能の併用をサポートしました。

3.4. スマートコネクト

• 3.4.1
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  AWC-SCネットワーク上で通信断の発生を検出し、自動的にAWC-SCネットワークの回復を促すようになりました。

3.5. その他

• 3.5.1
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  アプリケーションプロキシー機能をサポートしました。
  本機能は無線LANコントローラー対応製品とAMF-SECの併用で使用可能です。
  アプリケーションプロキシーの設定は無線LANコントローラーからのみ可能です。

4. 本バージョンで仕様変更された機能

4.1. 監視/ログ

• 4.1.1
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  ログの記録レートの上限を超えると、接続要求の拒否や無線AP内のクライアント情報をクリアした際のメッセージが抑止された旨を示すログが記録されていましたが、これを削除しました。
• 4.1.2
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  キャプティブポータル無効時に関連するデバッグログが記録されていましたが、これを削除しました。

4.2. 設定/VAP/セキュリティー

• 4.2.1
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  MACアクセス制御タブの追加

  MACアクセス制御タブを追加しました。
  「バーチャルアクセスポイント」タブに表示していた「MACアクセス制御」機能の設定欄は、本ページに移動しました。
• 4.2.2
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  Web認証タブの追加

  Web認証タブを追加しました。
  「バーチャルアクセスポイント」タブに表示していた「Web認証」機能の設定欄は、本ページに移動しました。

5. 本バージョンで修正された項目

本バージョンでは、以下の項目が修正されました。

• 5.1
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  無線3のLinkトラップが送出されないことがありましたが、これを修正しました。
• 5.2
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  LLDPが有効に設定されているときに、不要なログが大量に出力されることがありましたが、これを修正しました。
• 5.3
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  無線APがIPアドレスを取得するDHCPサーバーにて「DHCPオプション43」が設定されていて、かつAT-Vista Manager EX側に該当無線APを登録していない場合、無線APは「近隣AP検出」機能を有効にすることができませんでしたが、これを修正しました。
• 5.4
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  Passpoint関連項目を誤った設定で適用することができてしまいましたが、これを修正しました。
• 5.5
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  セキュリティー設定において、モードを「WPAエンタープライズ」、WPAバージョンを「WPA3」に設定した際に、選択可能な暗号スイートが「CCMP」と表示されていましたが、「GCMP」と表示されるように修正しました。
• 5.6
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  ダイナミックVLAN有効時にブリッジ情報のMIB取得を行った際、SNMPモジュールが異常終了してしまうことがありましたが、これを修正しました。
• 5.7
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  ダイナミックVLAN有効時、内部プロセスのメモリーが異常使用されることで通信ができなくなることがありましたが、これを修正しました。
  ※AT-Vista Manager EXの管理下において、セキュリティー設定でWPAエンタープライズを選択している場合、デフォルトでダイナミックVLANが有効になります。
• 5.8
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  位置推定機能において、無線APに接続していない無線クライアント情報をAT-Vista Manager EXに通知することができませんでしたが、これを修正しました。
• 5.9
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  チャンネルブランケット有効VAPにおいて、無線クライアント方向にブロードキャスト通信を継続させた際、ブロードキャスト通信が停止することがありましたが、これを修正しました。
• 5.10
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  チャンネルブランケットVAPに多数のクライアントが接続する際、内部バッファーのオーバーランにより無線チップ制御に異常が発生することがありましたが、これを修正しました。
• 5.11
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  一部のチャンネルブランケット有効無線APの再起動やコンフィグ適用が行われた際、無線AP間でGTK（Group Transient Key）の差異が発生し、ブロードキャストやマルチキャストの通信が正しく行えなくなることがありましたが、これを修正しました。
• 5.12
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  チャンネルブランケット環境において、最寄りの無線APではなく、遠くの無線APが無線クライアントの通信を管理した結果、通信が不安定になることがありましたが、これを修正しました。
• 5.13
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  チャンネルブランケット環境において、クライアント管理情報の不整合により無線チップ制御に異常が発生し、AT-Vista Manager EXからの管理不可や、無線APへのWeb GUIアクセス不可が発生することがありましたが、これを修正しました。
• 5.14
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  チャンネルブランケット環境において、無線チップ制御機能がスタックし、自律再起動することがありましたが、これを修正しました。
• 5.15
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  サテライトAPが、AWC-SCの接続先無線AP候補のリストに他のSCグループの無線APを追加してしまうことがありましたが、これを修正しました。
• 5.16
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  Copyrightラベルが「保存＆適用」 ボタンに重なって表示されてしまうことがありましたが、これを修正しました。
• 5.17
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  無線LANコントローラー対応製品からPasspoint機能のQoS Mapの設定を行う際、DSCP例外の個数が2個の場合のみしか受け付けませんでしたが、これを修正しました。
• 5.18
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  クロスサイトスクリプティングに対する脆弱性に対応しました。
• 5.19
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  無線APが無線LANコントローラー対応製品の管理下に入る際に、AWC管理モジュールが再起動し、一時的に無線LANコントローラー対応製品から管理外になることがありましたが、これを修正しました。

6. 本バージョンでの制限事項

本バージョンには、以下の制限事項があります。

6.1. 監視/ステータス

• 6.1.1
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  無線クライアントが接続していないVAPの受信総パケット数のカウンターがアップしてしまうことがあります。

6.2. 監視/接続クライアント

• 6.2.1
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  WDS機能を使用している場合は、監視/接続クライアントページの「切断する」ボタンで対向のWDS機器を切断しないでください。
  WDS接続が正しく行われなくなり、正常なWDS通信ができなくなります。誤って実行してしまった場合は機器の再起動が必要になりますのでご注意ください。

6.3. 設定/システム

• 6.3.1
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  通信ページの「ホスト名」と SNMPページの「システム名」は同期していませんので、個別に設定してください。
• 6.3.2
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  IPアドレスの取得をDHCPで設定している場合、無線APを起動した際にDHCPサーバーから取得したアドレスではなく、デフォルトのIPアドレスでトラップを送信してしまうことがあります。
• 6.3.3
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  IPアドレスの取得をDHCPで設定している場合、無線APの起動中にDHCPによってIPアドレスが割り振られる前に、デフォルトのIPアドレスでNTPパケットを送信してしまうことがあります。
• 6.3.4
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  本バージョンでのOpenFlowの使用は未サポートです。
• 6.3.5
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  まれにソフトウェアとハードウェアの受信処理の同期が乱れることがあります。不整合が起きた状態のまま処理を続行するとパフォーマンスに影響を及ぼすため、この状態が発生した場合は意図的に再起動して不整合を解消します。 本動作による復旧が行われた場合は、該当するログが出力されます。

  kern.alert "kernel: Rebooting due to DMA error recovery."

6.4. 設定/無線LAN

• 6.4.1
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e

  無線バンドあたりの無線クライアントの接続可能数（最大ステーション数）は下図のとおりです。
  接続可能数を超えての設定はしないでください。

  製品名	セル型VAP	ブランケット型VAP
  AT-TQ5403・AT-TQ5403e※	200	500
  AT-TQm5403	127	ー

  ※ ブランケット型VAP1個のみを設定した場合も、同じ無線バンド（無線1または無線2）に複数のセル型・ブランケット型VAPを設定した場合も500までとなります。
• 6.4.2
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  チャンネルを「auto」で設定している場合に、チャンネル候補で12と13チャンネルにチェックを付けていても12と13チャンネルは使用されません。 12と13チャンネルのみにチェックを付けている場合は、1チャンネルが使用されます。
• 6.4.3
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  無線インターフェースの無効/有効を伴う設定変更を行ったとき、 イーサネットポートから宛先アドレス127.0.0.1、宛先ポート36000のUDPパケットが数回送信されてしまいます。

6.5. 設定/VAP/セキュリティー

• 6.5.1
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  IEEE 802.11w (MFP)（管理フレーム保護）機能を使用している際に、無線クライアントが再接続を行うとパスワード入力を促され、入力後も接続できない状態になることがあります。本事象が発生した場合、数回繰り返すことにより接続できるようになる場合もありますが、完全に回避するには、IEEE 802.11w (MFP)（管理フレーム保護）機能を無効にしてください。
• 6.5.2
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  一部の無線クライアントにおいて、VAPインターフェースでMFPを有効に設定すると、ローミングに時間がかかってしまうことがあります。
• 6.5.3
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  RADIUSサーバーの設定欄において、セカンダリーRADIUS IPを入力せず、セカンダリーRADIUSキーのみ入力した場合でも設定の保存ができてしまいますが、セカンダリーRADIUSは使用されず、RADIUS機能は正常に動作します。
• 6.5.4
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  VLAN設定の管理VLANタグ設定が無効の無線APにおいて、IPアドレスの取得をDHCPに設定している場合、タグなしのDHCPパケットとタグ付きVLAN ID 1のDHCPパケットを送信してしまうことがあります。
  VLAN設定の管理VLANタグ設定が無効の無線APを接続しているスイッチではタグVLAN ID 1の設定をしないでください。
• 6.5.5
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  ダイナミックVLANを使用する場合は、管理VLANにタグ付きのVLAN ID 1を使用しないでください。 VAP VLANで1以外を使用する場合は、VLANアサインとしてVLAN ID 1を使用しないでください。
• 6.5.6
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  多重接続要求の設定を「無視する」からデフォルトの「切断する」に戻す場合は、設定変更後に再起動を行ってください。
• 6.5.7
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  無応答端末切断タイマーが設定した値より数秒早く動作する場合があります。
• 6.5.8
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  SSIDに "\" が含まれている場合、無線LANコントローラーの管理ログに、hostapdに関連するログのみ "\" が2重で表示されてしまいます。

6.6. メンテナンス/サポート

• 6.6.1
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  テクニカルサポート情報の3行目の注意文に「802.1x認証ログ：ユーザIDを含みパスワードは含まない」とありますが、ユーザIDも含まれません。

6.7. AT-Vista Manager EX

• 6.7.1
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  AWCプラグインから無線APに設定適用を行う場合に適用完了まで時間がかかることがあります。
• 6.7.2
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  AWCプラグインから無線APへ設定適用を行うと、まれに適用失敗と表示されることがあります。その場合、再度設定適用を行ってください。

6.8. チャンネルブランケット

• 6.8.1
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  チャンネルブランケットを設定しているVAPでは、WPAエンタープライズ認証時のRADIUSサーバーが返すSession-Timeout Attributeは無効となります。
• 6.8.2
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  チャンネルブランケットを無線1と無線2に設定している状態で、無線1と無線2の間でローミングが頻発した状態が長時間つづくと、まれに無線APが自律再起動することがあります。チャンネルブランケット内のハンドオーバーおよび接続/切断時は、問題は発生しません。
• 6.8.3
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  チャンネルブランケットが確立できていない状態で無線クライアントがチャンネルブランケットを設定している無線APに接続しても無線クライアント間の通信は行えません。チャンネルブランケットが確立すると通信が行えるようになります。
• 6.8.4
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  チャンネルブランケット環境下において、接続している無線クライアントの台数が多い場合に、テクニカルサポート情報の取得に失敗することがあります。 再度テクニカルサポート情報の取得を実行することにより、再取得できます。
• 6.8.5
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  チャンネルブランケット環境下において、IEEE 802.11w（MFP、管理フレーム保護）が有効の場合、本製品に接続できているにも関わらず通信ができない場合があります。チャンネルブランケット使用時は、IEEE 802.11w（MFP、管理フレーム保護）を無効（デフォルトは有効）に設定してください。
• 6.8.6
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  チャンネルブランケットを使用する場合は、AWCプラグインのCB共通設定からローミング通知を有効にしてください。

6.9. その他

• 6.9.1
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e

  AlliedWare Plus製品のAMFゲストノードとして管理されている場合に、以下の処理を行うと処理中のままになる場合があり、AMFゲストノードとして認識されなくなることがあります。また、AMFゲストノードのバックアップ/リカバリー時ではAMFノードのAMFバックアップ/リカバリーが完了しない場合があります。

  これらの状態になった場合には、本製品を接続した機器のリンクダウン・アップ、AMFバックアップ/リカバリーを再度行ってください。
  - AMFゲストノードの認識
  - AMFゲストノードのバックアップ
  - AMFゲストノードのリカバリー
  

  AlliedWare Plus製品のファームウェアバージョンを5.4.9にしていただくことで本事象を回避することが可能です。

• 6.9.2
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  まれに無線チップがソフトウェアに対して応答しなくなる場合があります。 応答しない状態のままで処理が続行されると通信やソフトウェアの動作に影響を及ぼすため、影響を及ぼす前に無線チップの応答しない状態を検出し、意図的に再起動を行います。 本動作による復旧が行われた場合は、該当するログが出力されます。

  kern.alert Reboot due to target error recovery.

• 6.9.3
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  Link up/down Trapに付与されるifindex/ifAdminStatus/ifOperStatusの情報が、Link変化のあったインターフェースとは異なるオブジェクトIDで送信されてしまいます。

7. マニュアルの補足・誤記訂正

各種ドキュメントの補足事項および誤記訂正です。

7.1. 管理画面

• 7.1.1
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  Webブラウザーのキャッシュの影響で、管理画面が正しく表示されない場合があります。
  その場合は、Webブラウザーのキャッシュをクリアしてから再度管理画面を表示してください。

7.2. AT-Vista Manager EX

• 7.2.1
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e

  スマートコネクト（AWC-SC）機能を使用する場合に、下記の制限がありますのでご注意ください。
  

  • AWC-SCの接続に使用できるのは、無線1（2.4GHz帯）と、無線2（5GHz帯 W52）です。DFS対象チャンネルである無線2（5GHz帯 W53）と無線3（5GHz帯 W56）は使用できません。
  • スマートコネクトを使用しているグループのすべての無線AP に、一斉にファームウェア更新、設定適用または再起動を行った場合、AWCプラグイン上で失敗と表示される場合があります。実際の成否を確認のうえ、実施できていなかった場合は再度実行するようにしてください。
  • スマートコネクトを使用する無線バンドでは、SC通信用VAPがVAP1 を占有します。
  • スマートコネクトの自動認識を使用する場合、無線APがネットワークアドレス172.31.0.0/24のパケットを受信するようなネットワーク構成では使用できません。このアドレスは、自動認識が有効になっている場合に、無線通信にのみ利用しています。
    また、AW+スイッチにおいてAMFを利用する場合、本ネットワークアドレスを利用したパケットをAPに送信することはありませんので、この制限には該当しません。
  • スマートコネクト機能とDynamic VLANの併用は未サポートです。有効に設定していた場合も自動的にDynamic VLANは無効に設定されます。
  • スマートコネクト機能とWDSの併用は未サポートです。
  • スマートコネクト機能とAMFゲストノード機能の併用は未サポートです。
  • スマートコネクト機能を使用する場合、無線APが接続されるスイッチのインターフェースでのDHCP Snoopingの使用は未サポートです。
  • スマートコネクト機能とリンクアグリゲーションの併用は未サポートです。
  • スマートコネクト機能と無線APの管理VLANタグの併用は未サポートです。管理VLANタグ設定は「有効」にしないでください。
  • スマートコネクト機能とカスケード接続機能の併用は未サポートです。

7.3. チャンネルブランケット

• 7.3.1
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e

  チャンネルブランケット機能を使用する場合に、下記の制限がありますのでご注意ください。
  

  • 本製品全体に関する制限
    • 「バンドステアリング」機能を有効にすることは未サポートです。
    • 「近隣AP検出」機能は未サポートです。
    • チャンネルブランケットを構築している本製品同士で、共通設定内の「無線設定」に差異のある構成は未サポートです。
    • 「カスケード接続」機能との併用は未サポートです。
  • チャンネルブランケット機能を有効にしたVAPを含む無線に関する制限
    • 「RTSしきい値」の設定変更は未サポートです。
    • 「エアタイムフェアネス」を有効にすることは未サポートです。
  • チャンネルブランケット機能を有効にしたVAPに関する制限
    • 「ブロードキャストキー更新間隔」の設定変更は未サポートです。
    • 「RADIUSアカウンティング」機能を有効にすることは未サポートです。
    • 「ダイナミックVLAN」は無効になります。
    • 「高速ローミング」機能を有効にすることは未サポートです。
    • 「事前認証」は無効になります。
    • RADIUS attribute Session-Timeoutは無効になります。
    • 「Web認証」機能との併用は未サポートです。
    • 「無応答端末切断タイマー」機能の併用、設定変更は未サポートです。
    • 接続クライアントのNetBIOS名の表示は未サポートです。
  • AT-Vista Manager EXのAWCプラグイン上での設定と本製品の設定での制限
    • チャンネルブランケット用の「コントロールVLAN ID」と本製品の「管理VLAN ID」を同一にすることは未サポートです。
    • チャンネルブランケット用の「コントロールVLAN ID」と本製品のVAPの「VLAN ID」を同一にすることは未サポートです。
• 7.3.2
  TQ5403 TQm5403 TQ5403e
  チャンネルブランケットを構成している無線APの電源断または再起動を行うと、その無線APに接続していた無線クライアントの通信の復旧には、2分ほどかかります。

8. 最新マニュアルについて